和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第1029話 】
2016年 06月 12日 談
大安禅寺の山門を抜けた途端、色づいた紫陽花が和尚を迎えてくれました。思わず「ただいま!!」と叫んでしまったほどです。今年は暖かい気候の関係からか、どの花も見事な咲っぷりを見せています。花菖蒲も薔薇の花も本当に綺麗に咲いています。「和尚さん、見ごろはいつですか?」って、「今でしょう!!」 どうか皆様ぜひ見に来て下さい。汗と涙の結晶です。普段は園内の整備に精を出しているため、お花が咲く事は当たり前のように思っていましたが、今日だけは金沢から帰山して参拝者の目線でお花を観賞することが出来ました。余りの参道の美しさに圧倒されたものです。
裏千家 田野宗冨社中の皆様による御茶席にて
田野宗冨先生とともに
しばしの休息後、鯖江市に有る家族動物供養堂に出掛けましたが、卑山の供養堂にも多くの方がお参りに来ておられました。お花いっぱいに包まれた大安禅寺の供養堂は極楽浄土の佇まいそのものでした。幕末の歌人・橘曙覧(たちばなあけみ)先生が卑山で詠んだ歌に、「いつ来ても 世離れはてし この寺は 門入るからに 心地異にする」と有りますが、全くに今でも同じ心境になれるものです。
寺田さまとともに
加賀さま御家族の皆様とともに
明日は早朝よりゆっくりと境内を散策したいと思っています。皆様の御来寺を心よりお待ち申し上げております。友峰和尚より