和尚のちょっといい話
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友峰和尚のちょっといい話 【 第1004話 】
2016年 05月 18日 談
「形見とて 何を残さん 春は花 夏ホトトギス 秋はもみじ葉」とは良寛和尚の辞世の歌ですが、真に自然そのままに仏の世界が現前しています。卑山でも、ウグイスに替わってまもなくホトトギスのけたたましい鳴き声が谷々に木霊するようになり、夏が来たことを伝えてくれます。実に真理は有るがままですね。
爽やかな涼風が堂内を吹き抜ける中、午前と午後の二度に渡って「生き生き法話」をしましたが、法話というよりも堂内の空気感が極楽浄土へと誘ってくれているようでした。
一昨日より本格的に境内の掃除に入っていますが、新命副住職の徹底した日々の外掃除が功を奏して境内整備も順調に進んでいきます。やはり掃除は毎日しておく事で、短い時間で済ますことが出来ます。今年は、毎年お願いしているシルバー人材センターの方々があちこちへと引っ張りだこという理由から卑山には来てもらえず、和尚の孤軍奮闘の毎日となっています。
大安禅寺にて 寳勝寺霊苑工事の会議のようす
寸暇を惜しんでの掃除なのですが、日頃の運動不足の解消ともなっているため大変有り難い事です。お掃除をしながらの健康回復ですから「一石二鳥」といった処でしょうか! 参拝者の笑顔と共に、和尚も笑顔がいっぱいです。さあ頑張って参りましょう! 負けるな日本! 負けるな和尚! 刻苦光明必ず盛大なり! 友峰和尚より