寶勝寺日誌
爽やかな涼気の日となりました。今日は、まもなく宝勝寺に訪れる夏にふさわしい新しい風情のご紹介です。上の写真中央、下あたり・・・
昨日の「ちょっといい話」に登場しました大安寺観光協会さまの ”結び苔玉” が、県境を超えて宝勝寺へ届けられました!
住職が、寳勝寺カフェにと購入して下さった苔玉です。
葉の形を見ると、ミズキの種類でしょうか?
小樹と苔の見事なバランス、空間。
日本独特の美の世界が造り出されています。
”結び苔玉” は、縁側にも飾られました。
上の写真で中央上部に浮かぶのは・・・
青々とした苔玉から、アイビーが育っています。
日陰の緑がなんとも涼しげですね。
大事に育てて参りたいと思っています。
そして今日は、マレーシアから来日されたという若いお坊様が、寳勝寺を拝観されました。
”寺カフェ”、 ”自由拝観”の看板をご覧になり寺内へ入って来られたとの事でしたが、ぜひ住職にお会いしたいというご要望を頂き、応接間にてひととき歓談されることとなりました。
マレーシアで得度し、タイで修行されたとのこと。通訳の方を通じ住職にたくさんの質問をされました。・・・「福井の永平寺や横浜の総持寺へ行きましたが、多くの一般人の若者が修行に励んでいました。日本の若者はなぜ出家を選択し、修行するのですか?」、「日本の仏教の戒律とはどのようなものですか?」などなど、住職もひとつひとつに対し丁寧に答えられ、「日本の若者」の心の不安や、禅に”落ち着き”、”安らぎ”を求めていることを説明されていました。
インド仏教のことやお釈迦様のお悟りのことなど、言語・民族を超えた宗教のつながり、以心伝心の雰囲気です。「思いがけない御縁で本当に良かった」と言われ、寺内やカフェが素敵になっていると何度も表現して下さいました。このあとの旅では、京都の禅宗寺院で短期の修行をされるとのこと。約1時間ほどの短いご滞在でしたが、深く心に残る出来事でした。旅のご無事をお祈りしたいと思います。