寶勝寺日誌
初春の展示替え
2016年 01月 20日
一月も二十日を過ぎ朝夕は氷点下の冷え込みですが、この寒さが季節どおりで嬉しくも感じられます。寺内ではこのお正月に住職の墨蹟作品も少しずつ展示替えをしました。なかでも「 五猿図 ~一家和楽~ 」は本年申年の縁起の良い掛軸です。
老松にぶら下がる「五匹の猿」が、水面に映った満月を取ろうと力をあわせている姿が描かれていますが、このモチーフは「ツキがござる(月が五猿)」の福運をもたらす絵図として古来より描かれているそうです。
「雪深くして百福兆す」
今回の予報で懸念されたほども積もりませんでしたが、やはり冬の北陸に雪は無くてはならないものだと思います。