和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第537話 】
2015年 02月 06日 談

真にもって不可思議な話です。昨日のブログで御トイレの話をしましたが、その折、御トイレの仏様「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」の像をインターネットで検索していましたら、どこかで見たような明王像の写真。あれ!? これは以前、寳勝寺の庫裡を大掃除した折、韋駄天様の厨子の奥から発見された、壊れた御像に似ているではありませんか。早速に写真と照らし合わせたところ、ピタリと一致。あまりの嬉しさに思わず「オン シュリ マリ ママリ マリシュシュリ ソワカ」って真言を唱えました。早々に修復しましたが、お写真の如く随分と古い立派な像です。

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きっと今回のトイレ修復工事をお喜びになって烏枢沙摩明王がお出ましになったに違い有りません。トイレ工事が終了次第、入り口にお祀りしたいと思いますから、皆様是非お参りしてから御トイレを使用してくだされば幸いです。

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烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)の御利益についてはインターネットでお調べください。本当に毎日のように不思議なことが起こります。どのようなものであってもいつの日か再び日の目を見る事がありますから、大切に保存をして置くことが大事ですね。最近の世の中の風潮はどうも「問答無用」の不穏な空気が流れ始めているように思われます。「思いやりの心」とは「忍耐」から生じて来ることを「烏枢沙摩明王」は教えてくれたように思います。「忍の一字こそ一生安寧の道なり」です。皆様、今日も一日元気に頑張って参りましょう。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第536話 】
2015年 02月 05日 談

関東地方は雪!北陸地方は晴れ!この気象状況は確実に日本に春の到来を告げています。どんよりと曇った空から一転して青空の広がる金沢市上空。寶勝寺の修復工事も好天気の中さらにスピードアップして順調に進められています。

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中庭側のおトイレ工事

和尚は現場視察のため寶勝寺に入りましたが、やはり現場視察は重要で、電気スイッチの位置や窓の高さなど微妙な差で雰囲気ががらりと変わるので大工さんへのアドバイスが求められます。人間の心も同じであろうと思います。日々の心の微調整がポジティブな方向性を生み出していくように思います。それと、現場の大工さんとのコミニュケーションも大切です。まもなくトイレの便器が設えられますが、それとて自分が高齢者や身体の不自由な方になりきって機種を選ばなければなりません。何がどこにどのように設置されたかで使い勝手が良くも悪くもなりますから、工事途中で大工さんに何度もお願いすることが増えていきます。「たかがトイレ されどトイレ」、甘く見てはいけませんね。

DSC02012 (500x375)本堂上の間・奥のおトイレ工事

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向拝にて、材木を加工する大工師の岩内さん

それはそうと、工事のタイムリミットが差し迫っている為、現在使っているトイレを今日にも取り壊すとか! エッ? まだ新しいトイレが未完成ですぞ!? この数日はどこで用をたせというのか? 皆様、トイレの大切さは使えなくなってからしみじみ感じますよ。一日に何度もお世話になる御トイレに日々感謝あれ! 和尚はまず合掌してからお使い申し上げております。「南無烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」 トイレの仏さまです。真言は、「オン シュリ マリ ママリ マリシュシュリ ソワカ」、皆さん、唱えてみてください。合掌 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第535話 】
2015年 02月 04日 談

立春です!まだまだ余寒の残る朝を迎えましたが、お日様も射してこの時期の北陸地方には大変珍しい穏やかな一日となりました。ついつい歌いたくなるようなウキウキした気分になります。「春が来た~春が来た~どこに来た~」なんてね。2月のことを昔の暦の読み方では「如月」(きさらぎ)と言いますが、昔はこの時期、今の気候とはずいぶん違って大変寒かったようで、重ね着をするところから「着更着」と呼んだと有ります。確かに、暖かくなったと油断をしていると急に寒くなる時があるので、「きさらぎ」とは上手く名づけたものだと感心します。さて、気分はがらりと変わって、なにやら体の芯から熱く燃えて来るものを感じます。また、大安禅寺を取り巻く庭園の木々も確実に新芽を膨らませています。人間の心も自然の息吹も同じサイクルのようですね。

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そこでこの春の味覚、鹿児島産の「デコポン」ですが、このミカンもまた爽やかな香り満載でより一層春の到来を届けてくれています。それにしても「デコポン」とは不思議な名前と思いませんか?早速調べましたら、デコポンはポンカンの原産国・インドの都市「POONA」から異種交配されて生まれたそうですが、「デコ」って何でしょうか? それは姿を見ればわかる事! ポンカンにデコが出ているから「デコポン」、これホント? 北條様からの贈り物。美味しく春を頂きました。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第534話 】
2015年 02月 03日 談

北陸新幹線開業を目前にして、メディア関係のニュースが一層目立つようになってきたこの頃ですが、今日の北國新聞の朝刊に、「新幹線は文化を運ぶ・寺町を行く」特集の第3回目として、寶勝寺の記事が~歴史が紡ぐ「夢空間」~と題し掲載されました。先日、北國新聞社・編集局経済部記者の酒井大輔様から取材を受けたわけですが、和尚が「寺町群の未来を創造するポジティブアクション僧」として捉えられた、現代記者らしい語り口の臨場感ある記事として大変嬉しく思いました。

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1月下旬に行われた取材の様子

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北國新聞社・編集局経済部 記者 酒井大輔 様

DSC01920 (500x375)記事に掲載された写真を撮影している様子

寺離れの急速に進む近年の風潮の中では、寺院僧侶の思い切った行動が求められているようにも思います。本来の仏教の有り方は、「形骸化」されたものでは無く、「生き生き」した僧侶の実践行動の中にのみ「法」が伝わるものと信じて止みません。祖先を重んじ、歴史を重んじ、人々を重んじ、物を重んじてこそ仏法の何たるかが見えて来ると思います。タイトルにあった「歴史が紡ぐ「夢空間」!!」こそ和尚の願意であり、また、重伝建寺町群が人々の大切な癒しの空間として活性化することを願っています。あと一か月余りで新幹線が開業します。高速化の時代、寶勝寺の諸堂の復興も金沢市歴史建造物整備課皆様の厚い熱意と支援を受けながら急ピッチで進められています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第533話 】
2015年 02月 02日 談

昨晩の節分会の興奮状態が冷めやらぬ2日の朝を迎えました。本当に堂内いっぱいの老若男女の参拝客の皆様を迎えての節分御祈祷会、鬼役を演じてくれた金曜座禅会の会員皆様も交じっての豆まきと、福引大会も大いに盛り上がりを見せ、くじに当たっても当たらなくても笑顔笑顔笑顔のお客様。「笑う門には福来る!怒る門にはホスピタル!心は晴れて春来る!」って思いでした。節分会の始まる前に、文房流晴心会・野口翠智社中の黒川芳江さんと北村恵子さんが新年のご挨拶に来てくださいました。お二方とも文房流茶道と華道をされている先生ですが、その折、お土産にと頂いたのがお写真如く見事な大粒の「イチゴ」でした。

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和尚はイチゴが大好きなんです。和尚でなくとも誰でもが大好きなイチゴ、子供の頃は、木いちごや野イチゴを採ってよく食べました。「いちご」の語源は「一番赤い食べ物」という事らしいのですが甘い香りと食感は堪らなく幸せになりますね。

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「鬼やらい 行事の後の 苺かな」‏、「いちごいちえ」の人生です。‏ビタミンをたくさん採って、元気に頑張って参りましょう。‏いただきま~す! 友峰和尚より‏

友峰和尚のちょっといい話 【 第532話 】

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大安禅寺節分会 御祈祷のようす

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久しぶりの雪模様の中、大安禅寺の「節分会」が大勢の参拝者を迎えて盛大に開催されました。「福は内!福は内!福はうち!」本当に心から願いたいものです。

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法話のようす

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鬼、登場!

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福の神と新命副住職から、鬼さんにお説法です!

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枯木堂にて、福豆まき と 大福引大会のようす

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DSC01999金沢から、宝勝寺檀信徒の北條さまが来山下さいました

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節分会に新年のご挨拶を頂きました、黒川さま、北村さまです

家族の大切さ、健康の大切さ、友達の大切さ、大切なものは沢山沢山あります。今日の節分会のように多くの皆様の笑顔の日々が続くことを祈るばかりでした。心の幸せは本当に身近なところにあることを思い、御祈祷いたしました。‏子供達の笑顔こそ、なにものにも代えがたい「仏の真の姿」であることを思った今日の節分会でした。「南無観世音菩薩」友峰和尚より

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友峰和尚のちょっといい話 【 第531話 】
2015年 01月 31日 談

終日、職員によって手際良く節分会の準備が進められました。今年は、2月1日、日曜日の夜6時半から開催ということで、皆様お間違えの無いようにご参加いただきたいと思います。間もなく立春を迎えるわけですが、北陸に住む者にとってはいつの年も春が待ち遠しく感じられるものです。和尚も最後の仕上げということで今年の干支色紙「羊」を描き上げましたが、ここに来て漸く水墨画らしい羊の絵が完成となったようです。思うに、何事もそうですが、「完璧」「完全無欠」の仕上がりを期待しがちですが、近頃は「完璧」よりも「心で想像する”想像線”」が大切なのだと思うようになりました。被写体の全てを描き上げるのでは無く、「線なき線」が作品に想像性を与え、心の中で絵が創造されるということでしょうか。見る人の心が作品の立体感を生みだすいった方が良いのかもしれませんね。平面の紙に描いた「羊」が「メ~」と鳴くための「想像線」なのかも知れません。さて皆様、今日描いたこの羊の絵、どこが一体「想像線」かお分かりでしょうか?

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一度じっくり想像してみませんか? それが分かった時、きっと皆様のお耳に羊さんの鳴き声が聞こえることと思います。「メ~~~~~~」友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第530話 】
2015年 01月 30日 談

ブログ総閲覧数からして、まもなく50000人目様を迎えようとしています。ということは、毎日必ず読んで下さっている方がおられるということになります。本当におかげさまです、有り難うございます。時々、「本を出してみませんか?」という問い合わせを受けますが、まだまだ勉強不足の感が有って辞退しています。本を出版するには、もっともっと楽しい元気の出る、しかも内容のあるブログが書けるようになったらと思っています。「お話の種」いわゆる一般的には「ネタ」ですが、社会がこれだけグローバルになりますと必然的に話題も広がりを見せ、一冊や二冊の本では書ききれないほど実に豊富にありますから、自分でも楽しみながらブログを書いています。今日などはアトリエに引きこもっての一日なれど、頭の中はバーチャル的創造世界を駆け巡り、時折奇声をあげながら「ひとりきり」を楽しんでいます。「ひとりきり」になると、自分の色々な癖や別人格が見えてきます。いつもは相手が居る中での生活の為、恐らくは自覚していない自分が多いわけですが、自分の中に潜むもう一人の自分を味わうのも新しい自己発見なのかもしれませんね。さて今日の宿題、依頼されていました橘曙覽の歌二句を書きました。

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一句は「楽しみは朝起き出でて昨日まで無かりし花の咲ける見る時」。もう一句は「楽しみは昼寝せしまに庭ぬらし降りたる雨をさめて知る時」。

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いずれも橘曙覽の歌です。そうですね、間もなく立春です。春がたのしみですね。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第529話 】
2015年 01月 29日 談

「嵐も吹けば雨も降る 女の道よ なぜ険し 君を頼りに私は生きる ここに幸あり 青い空」 昭和31年に大ヒットした大津美子さんの曲ですが、成る程、戦後の国土復興を目指している最中でもあり、女性の皆様には特に共感を呼んだ名曲となりました。和尚は8歳、小学2年生の時でしたが、ラジオからよく流れていたこの歌がどこか懐かしく思われる今日この頃です。

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着々と進む瓦ふきを視察中

最近では、天童よしみさんや氷川きよしさんがカバー曲として歌っていますが、男性がまだ女性から大いに頼りにされている時代でもあったようです。男の働きによって女性がバラ色の人生になるなんて、いまどきの女性はどのように思われるのでしょうか? そこで歌詞をちょっと、高橋掬太郎さまの許可を得ないで今風に変えてみました。「嵐も吹けば雪も降る 女の道よ なぜ険し 自分を頼りに私は生きる ここに酒あり 酔いの空」ってどうですか?「不謹慎」だって? ごめんなさい! では、三番の歌詞「命の限り呼び掛ける こだまの果てに待つは誰 君に寄りそい明るく仰ぐ ここに幸あり 白い雲」ですね。いつの時代にあっても、男性は女性の希望の星で有りたいと願ってやまないものです。しかしながら最近はどうも気候が「爆弾低気圧」とか「ゲリラ豪雨」とかで、暗雲立ち込める不穏な気候であることは何を暗示しているのでしょうかね?「気にしない気にしないって」友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第528話 】
2015年 01月 28日 談

「感性」とは「物事を深く心に感じ取る働き」と有ります。日常、「あの方は感性豊かなお人ですね」とか、褒め言葉としても使われていますが、「感性」を磨いていくことは「人間性の目覚め」にもつながって行くように思われます。人間ひとりが有する60兆にも及ぶ細胞いわゆるDNAには無尽蔵の膨大なデータが組み込まれていると言われていますが、ならばそれらの潜んでいるデータを自分の中に見出し、創造力をもって使いこなしてみたいものだ思います。一般的に人間は、外に向かって色々なものを求めていきますが、想いを完成させる全ての才能は本来、自分の中に潜んでいると言ったほうが分かりやすいかも知れませんね。今、寶勝寺ではトイレの工事が進められています。和尚にとって、トイレは「思案する場所」そして「瞑想する場所」としても最適の空間です。

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㈱松浦建設の東野さまです。トイレの天井の髙さを確認中。

自分の持てる感性をフルに活かし、哲学出来るトイレ作りを目指しています。どのようなトイレが完成するかは後のお楽しみといったところです。四百年の歴史を有する禅寺のトイレで皆様も瞑想してみませんか? きっと心地よさに酔いしれる事必定です。間もなく「完成」です。友峰和尚より

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