和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2604話 】
2020年 10月 03日 談

二日連続のお月見となりましたが、昨晩は見事な色合いの満月を観賞できました。皆様もご覧になりましたでしょうか? 以前、京都東山三十六峰に昇る満月を見た時も感動したものでした。秋の夜空は澄み切っていて満天に輝く星にもまた魅了されます。

少林寺檀信徒 宮﨑様とともに

寳勝寺檀信徒 前田様ご夫妻とともに

祥月命日忌のご供養を修業致しました

さて一夜明けて今日は土曜日、Go to イートキャンペーンも始まりどんなに賑わいが戻ってくるかと思いきや金沢市内は観光客の姿もまばらで肩透かし状態! どうにも人の動きは気まぐれのようです。合間を見て少林寺を訪ねましたが、ちょうど水道管漏水工事後の舗装中でした。

水道管修繕後、舗装工事が完了したところ

社員の方が漏水した銅管の場所を見せてくれましたが、実に小さな穴がひとつくっきりと空いていました。毎日1トン(1000リットル)の水が漏水していたとか!

少林寺の水道管 漏水の穴

小さな穴からの漏水でも水圧の力でかなりの勢いで噴出していたとのこと。早期発見で事なきを得ましたが、やはり銅管も古くなれば破れてしまうようです。「人間の血管も同じですね」「全く同感です」、どうか皆様くれぐれも健康管理には気を付けて頂きたいと思います。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2603話 】
2020年 10月 02日 談

昨晩は見事な中秋の名月を拝むことが出来ました。撮った写真はまるでUFOが現れたかのようですが、スマホ撮影ではこれが限界です。名月の左側には赤く光る火星、右側には土星が黄色味を帯び眩いほどに美しく見えました。


1969年7月16日、月面にアメリカ宇宙探査機船アポロ11号が着陸して41年が経ちましたが、人間が到着してもなお月の持つ神々しさは今でも少しも変わらないようです。1970年の大阪万博で持ち帰った「月の石」が公開され、和尚は専門道場に入ってまもなくでしたが、師匠の計らいで幸いに見学する事が出来ました。たかが石されど石ですが、ものすごい見学者の行列には驚いたものです。昨晩はふれあいパーク霊苑より静かに手を合わせ、コロナウイルスの収束を願いました。

名月や 墓地を巡りて 夜もすがら!でしょうか? 満月になるのは今日ということですから、本日も二度見の中秋の名月を鑑賞したいと思います。
毎日毎日がカオス状況の中に有りますが、満月を眺めながら今晩は哲学してみませんか?きっとお悟りを開く事必定ですぞ。
「秋なれや 月を追う雲逃げる雲」今年も残すところあと3か月、無事を祈りつつ過ごして参りたいと念じています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2602話 】
2020年 10月 01日 談

朝方は雨模様でしたが午後からは良いお天気になり、どうやら中秋の名月を愛でることが出来そうです。子供の頃には母親がお団子を作ってくれ、縁側にススキと共にお供えして家族で名月を眺めた事を思い出します。

霊苑でのご供養を修業致しました

古寺の縁側から眺める満月もなかなか格別な趣があり、まして秋の虫が一斉に鳴いている中で愛でる月もまた風流です。満月になるのは明日だそうですから、明日も引き続き楽しみにしたいと思います。

少林寺の 水道管漏水修理工事

さて、名月とは裏腹に 少林寺の漏水問題は工事が拡大しそうな気配で心配しました。 水道管が昔々の銅管らしく、腐食している幾ヶ所から水漏れしているらしいとの事。この「らしい」が問題でしたが、そこに㈱豊蔵組の江川部長さんが工事視察に来られ、「ここ掘れワンワン」では有りませんが早速に現場の方に指示を出され、なんと!見事に漏水個所を発見! お陰様で大工事を免れホッとしました。本当に江川部長さんに感謝した一日となりました。

所々に穴を開け、漏水個所を探している様子

江川部長様が発見した 漏水箇所です

発見後、寳勝寺にて ㈱豊蔵組の江川部長様とともに

感謝の合掌を致しました

福井窯業㈱の近藤社長様とともに

歓談のひととき

少林寺漏水問題は一件落着!めでたし!めでたし!これで今日はゆっくり名月を眺めることが出来そうです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2601話 】
2020年 09月 30日 談

「 月清し 千古の秋 」

9月も今日でおしまい、明日から10月「神無月(かんなづき)」に入りますが、明日は「中秋の名月」。心配される天気ですが、どうやら北陸地方は夕刻には晴れとなるそうです。満月を迎えるのは2日ですから、今から期待して当日夕空を見上げたいと思います。

最近ではスマートフォンで星空を見れるアプリがありますから、皆様も是非インストールして夜空を見ては如何でしょうか? 普段は夜空を真剣に眺めることなど有りませんから、コロナウイルス禍の中で星を観察するのもストレス解消に繋がるかも知れませんね。

秋の星空

いろんな星座の名前を耳にすることはあっても一体どの星がそれなのかさっぱり分からなかったのですが、星座アプリを使えば一目瞭然で驚きました! 大空を見つめているだけでも気分が良いものです。さて本日も法務遂行に集中した一日でした。疲れを癒すためにも明日は名月を愛でたいと楽しみにしています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2600話 】
2020年 09月 29日 談

野町・少林寺にて、水道管の漏水箇所を調査中

地中の水音を調査しています

新型コロナウイルス感染が収束する気配もなく緊張感が続いたままの日々の生活ながら、それでも以前よりは感染防止の為にどのように対処すれば良いかの情報も増え、それを理解しながら過ごす毎日となっています。いずれにしても油断は大敵で今しばらくは辛抱が必要のようです。

朝一番にお檀家様の月参りに行きましたが、その際、ご当主との会話の中で「和尚さんは働きすぎですよ!」と言われ、「ごもっともごもっとも」と合点するばかりでした。

㈱豊蔵組の香林課長と社員の方々

73歳の年齢でどのくらいの仕事量がこなせるか知る由もないのですが、ひとつだけ言えることは「一期一会の人生を悔いなく日々を全うしていきたい」という信念と、住職としての責務をどこまで果たせるかが課題となっているようです。

数か所に穴を開け、漏水箇所を調べることになりました

さて野町・少林寺の漏水修理工事のため現場視察に行きましたが、人間の血管もしかりでどうやら老化現象に対応するにはもはや新しい物と交換するしかないと悟った一日となったようです。クワバラ!クワバラ!友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2599話 】
2020年 09月 28日 談

玄関にて 白萩と沙羅双樹

秋晴れの良いお天気に恵まれた一日となりました。秋のお彼岸会を過ぎて急激に気温が下がり、今では半袖シャツでは肌寒さを感じます。気候的には実に気分爽快で自然に体の動きも良くなるものです。

霊苑でのご供養を修業致しました

秋の花の季節 スタッフが丁寧に剪定しています

清々しい秋の 庭園の風景

まもなく10月を迎え再び観光シーズンに入りますが、GOTO東京トラベルキャンペーンも開始され金沢市内も先日の4連休のように観光客の混雑が予想されます。

桂岩寺ご住職とともに

寳勝寺も和尚が就任した9年前は訪れる人もなく閑静な寺でしたが、現在では霊苑の参詣者はじめ寺カフェのお客様また朝夕には子供達の通学路になるなど、多くの方が境内を利用されています。

防犯カメラの取付工事が行われました

現在は金沢市内4か寺の兼務住職をしている関係で留守を余儀なくされる寺院も生じており、この度、遠隔操作できる監視カメラを設置しました。最近のカメラは実に便利で、スマートフォンを通してどこに居ても24時間体制で境内を監視できるため、火災や防犯に役立つものと期待しています。さて、次第に法務が多忙になって来ました。「坊主はお経!!」と読経三昧の日々が続きますが、頑張って参りましょう!友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2598話 】
2020年 09月 27日 談

内孫芭月の七歳を祝う「七五三お祝い」の髪結いシーンと綺麗に着飾った写真が妻から送信されてきました。今日の夕刻には家族皆でお祝いをするとの事でしたが、和尚は金沢にて残念ながら同席できず、お祝いのメッセージを送信しました。

人生の中で「冠・婚・葬・祭」の4つの催事が大変重要ですが、「冠」の前にも子供の成長を願う多くのお祝い事があります。昔は子供が無事に成長すること自体が極めて難しく、江戸時代の寺院の過去帳を見ても多くの子供たちが早逝している事実があります。その理由として栄養不足や薬の不備など色々あげられると思いますが、それだけに子供は親にとってかけがえのない宝物でもあり大切に育てられました。近年では祝い事も簡素化傾向にありますが、「七五三」のお祝いは子供にとっても大変思い出に残る祝事だと思いつつ孫の無事成長を願いました。

三界萬霊塔並びに歴世塔、檀信徒永代墓のご真前にて

さて、秋季彼岸会も先般終えていますが、本日はご依頼のあったお檀家様の墓前供養に臨みました。秋風が苑内を吹き抜け、言葉には言い表せないほどの法悦を感じながらのご供養となりました。

宝勝寺ふれあいパーク霊苑 集合墓「宙」の御前にて

「大いなるものに抱かれあることを今朝吹く風の涼しさに知る」故・山田無文老大師の御詠が心に染みる一日となりました。友峰和尚より

ご供養修業後、酔芙蓉の前にて

友峰和尚のちょっといい話 【 第2597話 】
2020年 09月 26日 談

法要開始を告げる鐘 / 金沢市野町・少林寺にて

日本相撲協会主催九月場所で新入幕の前頭14枚目「翔猿(とびさる)」が目覚ましい活躍を見せています。コロナウイルス禍の中で横綱不在の盛り上がりの欠ける大相撲ですが、翔猿の登場で俄然「新入幕優勝」か?という大番狂わせを期待させる展開となっているようです。それにしても「翔猿」という四股名も実に面白く、逆に読むと「さるとび」ですからまるで「猿飛佐助」を彷彿とさせ、事実、土俵上でも右に左にまるで忍者のような戦いぶりを見せており大いに今後の活躍を期待しています。

少林寺本尊 釈迦如来坐像

お檀家様の 年忌法要が修業されました

さて、午前中には野町・少林寺に於いてお檀家様の年忌法要を修業しましたが、故人とは生前深く親交していただけに懐かしく偲ばれました。

近年、お寺の本堂を使用してのご法事が増えてきましたが、住職としては望むところで「荘厳の浄土」とも言われるように、歴史ある立派な本堂を大いに活用して頂きたいと思います。

秋涼の中、法要後には墓前供養を致しました

終了後 ご親族の皆様との懇親のひととき

午後からは雨模様の天気となり、境内はいっそう秋が深まっていくような風情で何処となく感傷的にもなるものです。「雨滴声(うてきせい)」なる禅語がありますが、雨だれの音が心地よく聞こえるのは年忌法要を無事に終えた安堵感なのかも知れません。

皆様とともに / 本日は誠におつかれさまでございました

まもなく10月、健康の秋を迎えますが、法要の際には近くの学校から「運動会」での応援をする賑やかな声が木霊していました。友峰和尚より

少林寺先代住職 河野秀一氏とともに

友峰和尚のちょっといい話 【 第2596話 】
2020年 09月 25日 談

朝夕随分涼しくなりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか? 寝起きの時など今がコロナウイルス禍にあることを忘れてしまいそうです。テレビやスマホがなければウイルスなど知る由もないほど静かで穏やかな朝を迎えます。ひとたびスイッチを入れた途端に現実に戻され、まだまだ油断は出来ない状況に緊張感を覚えます。時々マスクの着用を忘れて外出しそうになり、慌てて取りに戻るのが日課となっています。

北陸朝日放送㈱顧問の古田様が来寺下さいました

㈱JTBの福井様 と 北陸朝日放送㈱東京支社の畑中様とともに

明日は少林寺にてお檀家様の年忌法要が営まれる予定になっており、その準備に行きましたが、これまでの暑さから解放され堂内はひんやりとして静寂な佇まいの中にありました。お寺の空間は本当に別世界でもっともっと多くの方々に利用して頂きたいと思うもので、そろそろ少林寺を会場に坐禅会を再開したいと願っています。

今年も残すところあと約3か月あまり、「健康の秋!スポーツの秋!」健康管理を徹底しながら身体作りにも力を入れていきたいと日々のトレーニングにも精を出している今日この頃です。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2595話 】
2020年 09月 24日 談

大安禅寺庫裡前庭 の 彼岸花

見事な彼岸花が一輪、大安禅寺の庫裡前庭に咲いていました。彼岸花も色々な種類があり一般的には紅色を想像しますが、白の彼岸花も美しいものです。ちょうど秋分のお彼岸頃に田んぼの畔一面に咲くところから「彼岸花」と言われていますが、別名「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」とも言います。子供の頃には彼岸花を折って首飾りにして遊んだ記憶が蘇ってきます。

金沢市野町 少林寺にて

本日は金沢への移動日となり、さっそく午後より野町・少林寺の水道漏水点検のため高倉氏並びに㈱豊蔵組・江川部長、香林課長と共に現場視察をし、水道管の修復工事をお願いしました。

寳勝寺にて 少林寺水道管修復の打ち合わせ

金沢兼務各寺院もかなり老朽化が進んでいる為、色々な個所が痛んで早急のメンテナンスが求められています。ちなみに「漏水」は「老衰」でもあり、水道管もかなり年期の入った古いものが使用されており今後は徹底した水道配管の工事が急がれます。水が来ないほど不自由な生活はありませんね。本日は高倉様、江川様、香林様には御多忙の中、馳せ参じて頂きましたこと本当に有難う御座いました。友峰和尚より

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