和尚のちょっといい話
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ジャスミン が 咲き始めました
最近になってお檀家様より「今年の盂蘭盆会は行われるのでしょうか?」という問い合わせを受けるようになりましたが、昨年はコロナ禍の中、金沢寺院4ケ寺とも無事に厳修し今年も昨年同様に感染防止を徹底して盂蘭盆会を修業する予定をしています。ふれあいパーク霊苑合同慰霊祭は事務局関係者で修業し、盂蘭盆会翌日に法要の模様を配信する予定をしています。

都忘れ、紫蘭 / 霊苑「奥の院」の植栽
昨年2月頃から新型コロナウイルスが発症し全国的に感染が拡大する中、多くの年中行事が中止され葬祭や法要修業などにも影響を与えてきましたが、ワクチン接種者が広がりを見せていく状況下では、今年は年中行事始め年忌法要、墓前供養を再開しています。

寳勝寺檀信徒 佐々木家年忌法要 並びに 墓参諷経にて
本日は快晴の清々しい日和のもと、寳勝寺お檀家・佐々木家の年忌法要と墓参諷経が行われました。感染予防を考慮して御家族での法要となりましたが、「追善供養」の本意は「追福修善 供給資養(ついふくしゅうぜん きゅうくしよう)」を短くしたもので、“善行を修し故人の霊に対しお供え物やお経を唱えその功徳の力によって冥福を祈ること”であり、ご家族全員でお経を唱え法要後には墓前にてご供養を修し、報恩菩提の仏心を修した一日となりました。

佐々木家の皆様とともに
「ほろほろと 鳴く山鳥の 声聞かば 父かとぞ思う 母かとぞ思う」とは奈良時代の高僧、行基(ぎょうき)の歌でありますが、年月が過ぎても父母を慈しむ気持ちに変わりはないようです。友峰和尚より

「新生ワクチンは世界を救うのか!」 / NHKクローズアップ現代 HPより
ワクチン2回の接種日が決まりましたが、多くの方がワクチンについての有効性や危険性を危惧されており政府主導で国民に分かりやすく説明してほしいと願うものです。先般5月27日午後10時より放送のNHKクローズアップ現代「新生ワクチンは世界を救うのか!」で、ワクチン開発の立役者・カリコ博士と山中伸弥教授の番組が放送され和尚も是非ワクチンを接種したいと確信した内容でした。ワクチン接種に不安を覚える方は是非クローズアップ現代の番組を検索してご覧頂きたいと思います。

カリコ博士は今回の新型コロナウイルスワクチン<mRNA>開発の立役者で、いま問題視されている変異ウイルスにも効果が有るそうで、人間の唾液にも抗体が出来ることで注目され次期ノーベル物理学賞並びにノーベル平和賞の候補者とも目されているそうです。和尚も偶然この番組を見ることが出来ましたが、映像からもカリコ博士のお人柄の素晴らしさを感じることが出来また山中伸弥教授(京都大学IPS細胞研究所所長・ノーベル物理学受賞)との対談でも一層ワクチンに対する信頼性を確信したほどでした。

カリコ博士と山中伸弥教授 の対談のようす
何かと分からないことの多い新型コロナウイルスの感染拡大だけに、NHK放送局にはもう一度放送して欲しいと願います。和尚がワクチンの接種を終えましたら、その後の経過報告をしたいと思っています。さて雨模様の一日となりましたが、少林寺と寳勝寺での事務遂行となりました。北陸地方の梅雨入り宣言もいまだ出されていませんが、気候不順の折、皆様におかれましてはくれぐれも御身ご自愛くださいますようご祈念申し上げます。友峰和尚より

地元テレビ局の取材を受けました / 大安禅寺バラ園にて
妻が日々丹精込めて整備している大安禅寺バラ園が地元テレビ局によって夕方のニュースで報道されたと聞き、大変嬉しく思いました。和尚が長年に渡って手掛けて来た花しょうぶ園は毎年「花菖蒲祭」として開催され、地元福井市の6月の風物詩として必ず報道されてきましたが、コロナ禍にある現在お祭りもここ2年中止となっており、今回は初めてバラ園がニュースに取り上げられ、報道翌日には多くの参詣者で賑わいを見せたとの事。開園6年目を迎え薔薇の種類も増え、色とりどりの大輪の花を咲かせています。




まもなく花菖蒲も見頃を迎えますが、その他にも紫陽花、ヤマボウシ、ハナミズキなどの多くの草木が一斉に開花しますので皆様には是非御来寺頂きたく思うものです。

霊苑管理事務所スタッフの皆さんとともに
さて6月を迎え、本日はふれあいパーク霊苑スタッフ皆さんと和合の茶礼をいたしました。苑内も薔薇を始め初夏の草花が咲き誇り「花咲く霊苑」として地元でも近年好評を頂いています。初夏は花を愛でる季節でも有ります。寳勝寺境内のあちこちに咲く可憐な草花をご観賞頂ければ幸いです。雨過ぎて 彩り冴えし 初夏の苑 友峰

日中友好の朝顔 発芽しました

土本良太氏作 和尚の似顔絵
定年退職後に日頃の趣味を本格的に始められる方も多いかと思います。その内容は色々で音楽、絵ハガキ、書道、スポーツや農作等さまざまですが、昨日は長年ご厚誼を頂いている土本良太氏が描かれた私と妻の似顔絵のデッサン作品をお届けくださり、新命和尚がLINEで送信して来ました。

土本様 と 新命副住職
土本氏は福井市内で歯科医療関係の会社を経営されており、現在は御子息に会社を任せ時間の合間に趣味として描いておられるとのこと。なかなかの出来栄えに感心するばかりです。土本氏の歌声はそれはそれはプロの歌手同然に素晴らしい声を披露してくれましたが、今回は似顔絵という事で驚きました!いずれにせよ嬉しいサプライズプレゼントで、自坊に戻った際には部屋に飾ろうと思います。

内孫の芭月がくれた 和尚の似顔絵
金沢に出向く際にはいつも孫達が絵をプレゼントしてくれるのですが、それも大切に自室に飾ってあります。妻は現在ウクレレを練習しているそうで、人それぞれに今まで成し得なかった趣味を楽しむことは誠に充実した心境を生み出せると思うものです。自己の才能の新たな気づきの為にも、色々な分野に趣味を発展させて頂きたいとその出会いを楽しみにしています。コロナウイルス禍が収束しましたら、皆様の日頃の趣味の成果を発表する場を設けてみたいものですね。友峰和尚より “たのしみは 趣味の料理に励みつつ 旨いものを喰うて寝るとき” 詠み人知らず


ふれあいパーク霊苑の草引き
日本の農業離れは将来深刻な状況を生み出すであろうと危惧するものです。古(いにしえ)の何れの戦(いくさ)に於いても最後は兵糧攻めにあって飢餓で敗戦する事実が多く語り伝えられてるように、島国日本に於いては国土の周りは海ということは既に水攻めでぐるりと囲まれており、今度は兵糧攻めということになればあっという間に国が滅んでしまいかねません。日本を守るためにも国策として農業の推進を大いに願うものです。

苔や芝生の間に生える 細かな雑草を引いています

本日は火曜日で休日でしたが、ふれあいパーク霊苑内の雑草が勢いを増して来たため午前午後とも草引きに入りました。要するにもはや街なかにあって草引きする人手を求めるのは不可能に近く、このことも農業離れからくる一つの現象かと思われます。

㈱アースグリーン 中野氏とともに
以前よりお願いしておいた卑山御用達の造園業主の方も草引きの人手集めには苦労しているとの事。ならば和尚が自分でやらねばなりません。お陰様で夕刻までには予定通りに全ての作業を終えることが出来ました。有り難し、有り難し。草を引きながら農業に従事する担い手を育成する必要性を強く感じた一日となりました。友峰和尚より

少林寺檀信徒 桑島様とともに

チェリーセージ / 寳勝寺境内にて

日中友好の朝顔 種の発芽
このところ爽やかな良いお天気が続いていますが、長らくご無沙汰していたウオーキングを昨日より再開しました! 1日約8千歩を目指してのウオーキングですが、金沢市内は本当にコース作りに最適な環境の街であると実感します。

寳勝寺玄関のアジサイ
昨日は金沢城コースを一周しましたが、この度新しく復元された鼠多門(ねずみたもん)を渡り金沢城内を通り抜け、兼六園から寳勝寺まで往復しその歩数8210歩を達成しました。今年は「ウオーキングも仕事のひとつ」と捉えて体力強化を念頭に続けていきたいと思っています。

金沢城 鼠多門


金沢城 玉泉院丸庭園
と言うのも先日、花しょうぶ園整備3日後のダウンに見舞われ、不甲斐ない体力減退には自分でも情けなく思い筋力強化が必須課題とウオーキング1日約8千歩を励行したいと念じています。和尚の口癖でもある「“気力・体力・決断力”を“魅力(3力)”と言う!」を旗印に、6月は筋力強化月間と位置づけ頑張って実践して参りましょう!そうそう本日行われる予定の金沢市オリンピック聖火リレーの点火セレモニーの準備が金沢城内広場で行われていましたが、東京オリンピック開催を実感したウオーキングとなったようです。友峰和尚より

寳勝寺檀信徒 安田様とともに

日中友好の朝顔 発芽の準備
2012年(平成24年)に広島県福山市在住の中川美術館館長・中川健造氏より「日中友好の朝顔」の種を分けて頂いて今年で9年になりますが、今年も職員の手によって発芽の為の準備に入りました。

寳勝寺山門にて / 2020年8月撮影

土と植木鉢を準備中

毎年お寺を訪れる地元市民はじめ観光客の方々から「色鮮やかで美しい」との好評を頂いており、卑山の山門より境内に至る塀に沿って見事な花を咲かせてきました。現在がコロナ禍にあるため寺カフェは休業中ですが、今年も例年通り立派な朝顔の花を咲かせようと発芽と苗床の準備を始めています。 写真の如く「朝顔の由来書」にも有るように日中友好の親善の輪が広がることを願って止まないものです。




寳勝寺にて 中川健造様御夫妻とともに
これまで多くの方々に種を分けてきましたが、今年も沢山の花を咲かせその種を来寺下さった方に分け、朝顔とのご縁を広めていきたいと発芽を楽しみにしています。朝顔の花が咲く頃には皆様方の御来寺を心よりお待ち申し上げております。友峰和尚より


まもなく6月、水無月(みなつき)を迎えますが、一年で一番緑が美しい月でもあり、花しょうぶ園の整備をしていると水無月の意味がよくよく納得できるものです。漢字の意味をそのまま受ければ水の無い月と思いがちですが、この「無」の字を「の」と読みますから「水の月」が本来の意味で、まったくに雨の時期でもある6月は自然の草木が長雨により一気に潤いを増し、山中にあってはムンムンするような森林浴を体感できます。

クレマチス


普段は気にすることも無い谷川のせせらぎの音すら美しい初夏の訪れを伝え聞こえて来るのも不思議で、人間の感性は四季折々の移り変わりの中で育まれていくものだと思うものです。日本人が生まれながらに有する繊細な感性は、四季を感じることの出来る国土に住むからなのではないでしょうか。

ミントの葉 / 大安禅寺バラ園

終日園内整備をしながら自然の営みを肌で感じることが出来るのは実に幸せな時間でも有ります。さて本日は休息日としましたが、体のあちこちの筋肉が悲鳴を上げながらも心地よい心の安らぎの中に過ごすことが出来たようです。友峰和尚より


花しょうぶ園にて 庭木の剪定作業
花しょうぶ園の整備も3日目を迎え本日はツツジの剪定をしましたが、夕刻までにどうやら予定通り全ての作業を終えることが出来安堵しました。電動の剪定機械を使っての作業ですから随分と仕事は捗るのですが、機械の重さがずっしりと両腕に掛かるためかなりの重労働となります。


ツツジやサツキを刈り込みました

昔取った杵柄では有りませんが学生時代にスポーツで鍛えた筋肉も流石に衰え、今では全身を使っての作業となるため足腰にも負荷がかかり、今夜は身体のメンテナンスが不可欠です。


バラ園にて

作業を終え整備された園内を眺める気分は最高で、心地よい疲れに変わる瞬間かも知れません。作業の途中にあっては御来寺下さった方々とお話しする時がちょうど休憩時間ともなり、これまた楽しいお茶のひとときともなります。

園内の東屋にて 酒井様とともに

とにかく自然と接していると色々なストレスから解放されるのは確かな事実のようです。さて自坊での数日間はリフレッシュタイムでも有り、不思議な元気を貰うことが出来ました。明日からはまた法務遂行に専心して参りたいと思っています。友峰和尚より

綺麗に剪定されました

着々と整備が進む 花しょうぶ園にて

このところ気温の差の激しい日々が続いていますが、くれぐれも健康管理には留意して頂きたいと願っています。昨日の日中気温は20℃を超えたにもかかわらず夕刻には14℃と下がり、今朝方などは随分と冷え込み布団から抜け出せない始末。体調管理に気を遣う毎日となっています。花菖蒲園の整備も順調に進められ、ずいぶん綺麗になりました。

御詠歌練習日のようす / 大安禅寺枯木堂にて 令和3年5月25日
さて大安禅寺には「大本山妙心寺花園流御詠歌・滋賀北陸教区第5部連合大安寺支部」が組織されており、約10数名の精鋭の御婦人方が妻の指導のもと日々練習に励んでおられます。花しょうぶ園で作業をしていると堂内から美しい唄声が漏れ聞こえてくるのですが、本当に心が癒されます。


臨済宗妙心寺派花園流無相教会 会長賞 令和元年10月22日
普段より声を出す練習をしていると自然に若さを保つことが出来るもので、その証拠に、卑山の御詠歌婦人部皆様は練習を始めて約20数年経つのに依然として声の衰えも無く、唱える姿も若々しく特に帰り際での和尚との挨拶などはすこぶる元気で、とてもウン十歳とは思えないほど疲れ知らずの御婦人方です。有難いことで卑山の年中行事には欠かせない不動の存在となっています。本当に心から感謝申し上げており、今後ともよろしくお願い申し上げます。

大安禅寺 秋季彼岸会 放生会にて / 令和2年9月22日

大本山妙心寺花園流御詠歌 滋賀北陸教区第5部連合の皆様


御礼のご挨拶
この度の卑山諸堂修理保存工事に際し多くの方々より温かいご支援を頂いていますが、日程を調整しながら御礼のご挨拶に回らせて頂いています。本日は卑山御檀家の小林良夫様のご自宅を訪ねましたが、ご夫婦でお迎えくださり久しく歓談することが出来ました。多くの御法縁に感謝する毎日です。友峰和尚より

小林良夫様御夫妻とともに