和尚のちょっといい話
「 一日清閑 一日福 」
再び寄進奉謝品としての姫観音図描きを開始しました。ここ数日間は東奔西走の法務遂行の日々が続いたため筆を持つことが出来ませんでしたが、久しぶりに腰を落ち着けて描くことができました。
「 日々是好日 」
もっともっと時間が欲しいのですが、今後もスケジュール表とのにらめっこが続きそうです。11月に入れば毎年恒例の干支色紙描きも始まるため、余暇を利用してどんどん描かねば間に合わなくなりそうで気が焦ります。
真に嬉しい事に年々ご来寺下さるお客様も増え、本日も埼玉県川口市よりお檀家の北條茂様が墓参で寺に立ち寄ってくださいました。
北條 茂 様とともに
今日はくしくも平成29年(2017年)10月22日、寳勝寺落慶法要並びにふれあいパーク霊苑竣工式典が挙行された記念すべき日でもあり、今年で丸3年目となり本来なら盛大に記念式典を開催する予定でしたが、コロナウイルス禍の状況にあるため中止しました。
2017年10月22日 寳勝寺本堂修復落慶法要並びにふれあいパーク霊苑竣工式
実に3年前を懐かしく感じながら北條様と歓談させていただきました。「桃栗3年 柿8年」という諺がありますが、和尚が寳勝寺に御法縁を得て来年は10年目となります。多くの方々との御法縁を頂きながら更に努力を続けて参りたいと念じています。友峰和尚より
生花/文房流晴心会野口支部 2017年10月22日 寳勝寺にて
先般、外孫の楓実が「鬼滅の刃」の主人公のイラストを描いて写メールしてくれましたが、その時はその絵が一体なんであるのか知りませんでした。今回公開された劇場版『「鬼滅の刃」無限列車編』の映画が大ヒットしているそうで、初めてその漫画のストーリーを知ることとなりました。
㈱ココ・プランニング 林課長 と 所沢西武霊苑スタッフの吉村さんとともに
一般公開3日間の興行収入が約46億円と言いますから、物凄い人気と驚きました。それならいちど是非映画館で鑑賞してみたいと願っていますが、漫画のストーリーは皆様の良く知るところで、「兄弟愛」や「鬼との闘い」が人々の感動を呼んでいるのではとの大方の感想でしたが、なるほど現在は新型コロナウイルス禍にあって「家族の絆」や「家族愛」がクローズアップされ、緊張と閉塞感の中にある今日、特に家族内での「思いやりの心」が以前より強くなってきているように思うものです。
所謂「困ったときの神頼み」では無く、「困ったときの家族愛」が何より心の支えになることを誰しもが感じ取っているのではと察します。それにしても、アニメ鬼滅の妹「ねずこ」を真似て子供たちが竹筒を口にくわえている姿がどこか愛らしくまた微笑ましく思うものです。さて、本日は寳勝寺に入りました。ブログを書きながら「傀儡師(かいらいし) 首にかけたる人形箱 仏出そうと 鬼出そうと」という世語を思い出していました。友峰和尚より
大安禅寺 花しょうぶ園にて
午前8時より花しょうぶの株分け作業に入りました。今日中に終了できるかどうか心配しましたが、今日になって新たに2名の強力な若手臨時作業員が加わり副住職を含め総勢6名となって順調に株分けと植え込み作業が行われました。
花しょうぶの株分け作業 の ようす
数日前より副住職が苗床を整備していたおかげで、株分けをしながら植栽も同時進行出来、スムーズに進めることが出来ました。まさに「段取り八分」の格言が実証されたものです。
整備された苗床に ひと株ずつ植えこんでいます
午前中は20℃と作業には持って来いの気温で、しかも快晴に恵まれ本当に感謝しました。限られた日時の中での作業でしたが、無事に植栽が終了出来、これで一安心です。来年にはきっと苗も見事な成長を見せてくれるものと期待しています。
それにしても極めてハードな作業となり、午前中にはめまいと頭痛に襲われギブアップ寸前でしたが、午後からはなんとか持ち直しクリア出来てやれやれ!本日ご協力頂いた作業スタッフ皆様には心から感謝申し上げる次第です。
「日々是新たなり」本当に心からそう思います。一日として同じパターンは無く、一日一日を充実させながら歩んでいます。一歩一歩前進して参りましょう。友峰和尚より
「四苦八苦」という仏語が有りますが、内孫が恐竜マニアで折り紙での恐竜をねだられた為、初めて挑戦したものの説明書を何度読んでも要を得ず、散々苦労してようやく一体だけ完成させました。実に約2時間をかけての悪戦苦闘の結果でした。
藤田通麿総代様と 歓談のひととき
もちろん3体ほど挑戦しての結果でしたが、説明書を読めば読む程に難しく途中でギブアップしようと思いましたが、孫のたっての依頼ゆえの奮闘でした。 完成した時の気持ちは言うまでも無く大満足でした。妻曰く「和尚さん、今後お寺で折り紙教室を開いてみては」。言うは易く行うは難しで、孫が幼稚園から帰って来るまでになんとしてももう一体仕上げねばと奮起した次第です。
明日の早朝より花菖蒲の株分け作業に入るのを前に、副住職が開墾した畑を一緒に見に行きましたがあまりの素晴らしさに感心しました。「坊主に鍬」では有りませんが、見事な畝(うね)の仕上がりに「坊主の子は坊主」と納得したものでした。「禅僧は百姓仕事が出来なければ一人前ではない」とは先代住職・實道和尚の遺言でも有ります。
坊主はお経と思いがちですが、瑞巌和尚の「主人公」の禅問答にも示されるように、常に主体性を持ってすべての事に全身全霊で立ち向かうことが求められています。明日は早朝より花菖蒲の株分け作業をしますが、集中して頑張ってやりたいと今から楽しみにしています。友峰和尚より
「畑孝幸福井県議会議長就任祝賀会」が午前11時より福井市JA農協会館大ホールで開催され、発起人代表の一人として出席しました。コロナウイルス禍にあって祝賀会パーティーは簡略化され、御来賓方々の祝辞と畑議長の就任挨拶をもって祝賀会を終えましたが、約300名近い後援会皆様のご出席でこの時期としては盛大な祝賀会となりました。
福井県議会議長 畑 孝幸氏
御来賓として衆議院議員稲田朋美代議士並びに杉本達治福井県知事、東村新一福井市長が出席されており、同じテーブル席となったため久しぶりに楽しく歓談する事が出来ました。畑孝幸議長は大安寺地区、地元出身の県会議員でも有りますが、大安寺地区は有権者票数の少ない地域であり、和尚は議員の連合後援会会長として今日まで選挙応援に力を注いできました。
衆議院議員 稲田朋美代議士 とともに
本日は地元後援会会長の藤田通麿氏(大安禅寺責任役員総代)がJR福井駅までわざわざ出迎えに来て下さり、しばし歓談したのち祝賀会場に向かいましたが、会場でも日頃からご法縁を頂いている多くの後援会方々とお会いする事が出来本当に懐かしくまた嬉しく感じたものでした。コロナウイルス禍がもたらす影響は計り知れず、祝賀会も感染予防対策に十分配慮したもので出席者にとってはちょつぴり物足りなさを感じたかも知れませんが、いつの日か改めて盛大な祝賀会が挙行できるのを願って止みません。畑孝幸議長の今後益々のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。友峰和尚より
10月も瞬く間に中盤を過ぎ、「ちょっと待って!」と叫んでも時間は止まってくれません。かと言って時間が止まってしまっても困るわけですが、もう少しだけ、もう少しだけ一日の時間が長くなると、ずいぶん助かるのですが。皆様は如何ですか?ちょうどいいですか?
年忌のご法要を修業致しました
よくよく考えてみれば、若い時にはそのようには思いませんでした。加齢と共に動作が鈍くなり、きっと仕事の遂行に対するスピード感にジレンマを覚えるのかも知れません。今日は終日法務に集中しましたが、どうやら一日の時間を有効に使うことができたように思います。
午後 霊苑にて墳墓開眼納骨法要を修業致しました
来寺された方々に十分なおもてなしをするためにはどうしても時間の余裕が欲しいといつも思います。「一期一会」の人生だからこそ、時間を大切にしかも有効に使わねばなりません。宇宙の時間は無限でも、人生の時間には限りがあることをしみじみと実感する今日この頃です。友峰和尚より
ふれあいパーク霊苑にて 南天の実が 色づき始めました
連日秋晴れの爽やかなお天気が続いていますが、今日も朝一番にふれあいパーク霊苑内を一周しながら、すっかり紅葉した幾種類もの木々に心を奪われてしまいました。
昨日の夕刻に金沢に戻りましたが、目が覚めた時にはまだ京都にいるような錯覚を起こす程でした。それぞれに国が変われば空気感すらも違うように感じるもので、ここ数日間に福井ー滋賀ー京都ー金沢と移動するたびに新鮮な感覚を味わった気がします。昔から「ところ変われば品変わる」という諺がありますが、「ところ変われば空気も変わる」のかも知れませんね。
霊苑管理事務所の ガラスフィルム貼付工事
さて、午前中にはふれあいパーク霊苑管理事務所のガラスフィルムを新しいデザインの物と交換するというので立ち会いましたが、現在「樹木葬」が人気のためデザインも写真の如く大変見やすく素晴らしい仕上がりとなったようで、思わずココ・プランニング職員皆さんと記念写真を撮りました。
ヨシダ宣伝㈱の吉田氏 と 事務所スタッフとともに
㈱ココ・プランニング 中本大資社長と 慰霊祭の打ち合わせ中
午後からは境内を管理するモニターカメラの取付工事立ち合いなど休息日とはならず、また俄かに忙しくなってきた気配を感じる一日となったようです。穏やかな時間が流れていく時、心から安らぎを感じる今日この頃です。友峰和尚より
京都 大本山妙心寺門前風景
爽やかな京都大本山妙心寺での朝を迎えました。あまりの気持ちの良さにさっそく妙心寺参詣に出掛け、参拝した後は山内を散歩しました。
いつ訪れても妙心寺山内の空気感は格別で、建ち並ぶ塔頭寺院は霊地としての風格をも感じさせてくれます。開山堂の拝塔後、微妙殿にて小倉管長猊下のご挨拶があり、記念撮影となりました。
開山堂拝塔
午前9時より「定例全国宗務所長会議」が開催され、再び会長職に就くこととなったため、議長として議事進行役を務めました。午前中にはすべての審議を無事終了し一路金沢に戻りましたが、今年で役職も9年となり、全国の仲間達と情報交換と共に懇親を深める事が出来るのを毎回楽しみにしています。
全国宗務所長会議
今年はコロナウイルス禍のなかで殆どの本山での会議や行事が中止となりましたが、本当に久しぶりに宗務所長会議が開催された事を嬉しく感じとったものです。
それにしましても京都は相変わらず観光客の姿が少ないのには驚きます。
世界有数の人気有名観光地だけに、賑わいが戻ることを願って止まないものです。さて明日からまた平常の法務に戻りますが、しばらくはゆっくり休息しましょう。友峰和尚より
朝一番に妙心寺塔頭雑華院住職 華隠窟老大師にご挨拶に伺う予定でしたが、老大師が直々に花園会館にお立ち寄り下さり驚きました。老大師は病院へ向かう途中に立ち寄られたとの事でしたが、ご挨拶が出来大変嬉しく思いました。
宮城福島教区 慈雲寺 工藤速雄住職です
本日は午後2時から「宗務所長会協議会」が行われましたが、午前中には宮城福島教区の慈雲寺様が中国茶を御馳走してくださるという事で、前泊した役員4名と共に花園会館「花ごころ」の一室で中国茶のデモンストレーションを工藤速雄住職が行い、お話を交えながら美味しい数々のお茶を頂くことが出来ました。
本格的な中国茶を頂くのは初めての経験で、慈雲寺住職の話を興味深く拝聴しながら中国茶の歴史の深さを知りました。ご縁を得て来年は金沢寳勝寺にて慈雲寺様を講師に招き、是非中国茶のお茶会を催したいと願っています。
さて、午後からは久しぶりに全国の宗務所長が集合して協議会が開催されました。リモートで参加された方も有りますが、やはり一堂に会しての協議の重要性を認識した会合となったようです。明日も会議が続きます。頑張って参りましょう!友峰和尚より
株分け作業中の花しょうぶ園
朝方大安禅寺の境内を散歩したのち花しょうぶ園に出向き、先般副住職が株起こし作業をした現場を見学しました。花しょうぶの苗は連作を嫌う為、5年以上株分けしないと花が咲かなくなりまた背丈も低くなっていきます。
今回、花しょうぶ園を庭園風に作り替える計画を実施する為、数年を経過した古株を掘り起こし近日中に株分け作業を予定しています。新命和尚の話では、枯淡な回遊式庭園と花しょうぶを取り入れた池造りを構想しているらしく、今から完成を楽しみにしています。来週明けからは早速に株分け作業に入り、来年の6月には皆様に御目文字出来る事とおもいます。
JR 福井駅にて
さて、京都での会議のためお昼過ぎに出発しましたが、JR福井駅の鮮魚販売店では11月解禁となる越前蟹のディスプレイが目に留まり、大きな姿を見てもう蟹の季節かと月日の過ぎゆく早さに驚くばかりでした。
京都に到着しました
大本山妙心寺 花園会館にて
今年もあと2ヶ月余りとなり、ここに来て更に日々の過ぎゆく時間が加速していく感が有りますが、今夕より明後日まで、今年最後の本山での宗務所長会議の無事円成を願っています。友峰和尚より