寶勝寺日誌
本日は午前10時より、寳勝寺檀信徒有縁無縁永代墓納骨の儀が執り行われました。㈱豊蔵組様、河原市石材㈱様はじめ関係者様の御参列のもと住職が御供養のお経を上げられ、新しい納骨袋に包まれた御骨を永代墓へと納め安置申し上げました。
祭壇には「寳勝寺墳墓各々祖霊」の御位牌が供えられ、果物や野菜、清酒などがお供えされました。住職は読経の後、永代墓に埋葬される檀信徒様のお家名をすべて読み上げられ、先祖代々の御供養が修業されました。
関係者皆様による御焼香
納骨の最後に、「三界萬霊十方至聖」と揮毫された御札を奉納される住職
四月を思わせるほどの素晴らしい陽気となり、雲ひとつ無い青空の下での法要となりました。今後も工事とともに御納骨や御供養が続きますが、ひとつひとつ丁寧に記録を残しながら応対させて頂きたいと思っております。
(この画像は、2月15日現在です)
犬 と 鳥 の 涅槃団子
本日夕方、寺町一丁目の曹洞宗寺院・桂岩寺御住職様が来山され、珍しい涅槃団子を頂きました。御住職のお話しによると、本日、石川県輪島市にある曹洞宗寺院・聖光寺(しょうこうじ)様にて涅槃会があり、その行事の御加担に行かれていたそうです。能登のほうでは涅槃団子は「犬の子まき」と言って、御釈迦様の涅槃に駆けつけた干支のうち、作りやすい「犬」や「鳥」などをモチーフにして涅槃団子を作る風習があるそうです。それにしましても最初に拝見した際には、金沢のおひなさまに飾られる金花糖かと思ったほど、ふっくらとした形と鮮やかな色彩です。
聖光寺様のお檀家様には漁業を営む方が多くおられ、この涅槃団子は漁師の方がお作りになるとのこと。海での安全を祈願し、お守りとして漁に持って行かれることもあるというお話しでした。
こちらは昨年、桂岩寺様から頂いた涅槃団子
大安禅寺 の 涅槃団子
地域や集落によって色や形は変容しても、仏教への信仰心とともに、涅槃団子の鮮やかな色から「春が来る」という喜びを感じることは全国共通なのではないかと思います。桂岩寺様、本日は涅槃団子や御菓子等を頂きまして誠に有難うございました。厚く御礼申し上げます。
本日、午前9時の寳勝寺です。専門業者の設営スタッフの方が本堂の畳上にカーペットを敷き、テーブルや椅子・パソコン、会議資料や通勤バックなどの小道具(?)が運び込まれています。
続いて、次々と集まって来られたスーツ姿の皆様。実は全員エキストラで、これから「お寺で会議をしている風景」の写真撮影が行われるところです。最近、会議室やホールなどの近代的建物ではなく、文化財や歴史ある寺院・自然に囲まれた場所などで会議や催事を行いたいという要望が増えているそうで、県内外の企業団体を対象に金沢市が誘致活動を行っているそうです。寳勝寺では、喫茶室や応接室・本堂大間などお寺の空間を活用して頂き、それが寺院運営維持に繋がればということで今回、参画させて頂くこととなりました。
資料を見ながら 真剣に話しているように見える 外国人の方も エキストラです
薄着のスーツ姿ですが、とても寒い本堂
顔の角度を細かく指示される カメラマンの方
住職の法話中 という設定で 写真撮影
寳勝寺での会場利用には、オプションとして「寺カフェ」は勿論「法話」や「坐禅」「写経」なども御提案させて頂く予定です。模擬会議の撮影後は住職が登場され、法話中の写真も撮影されました。
「笑う門には福来る 怒る門にはホスピタル」とエキストラの皆様も唱和され、和やかな撮影風景です。その後、住職は寳勝寺の歴史などを説明され、無事に撮影が終了しました。関係者の皆様には大変おつかれさまでございました。・・・会場利用の誘致に向けて、今後も準備が進められることになっています。
本日の寳勝寺 寺カフェです。先週に引き続き、お足元の悪い中をお越しくださった皆様、本当にありがとうございます。メニュー看板のまわりや通路には花鉢を飾って、せいいっぱい華やかにしています。
今日は 地中の工事は お休みです
霊苑では 土曜日の今日も 工事が進んでいます
現場監督の方が、最奥の白壁付近に見える地面が実際の高さです、と説明して下さいました。輪郭がはっきりと見え、ますますイメージが膨らみます。
今朝の 少林寺 境内です
本日は午前九時より少林寺にて、釜師・第十四代 宮崎寒雉様が寄進された「半鐘」を吊るす作業が行われました。寺町にお住まいで寳勝寺の屋根修復も手がけられた大工師・岩内様と、御手伝いの大工師の方が来られ、さっそくに作業が始まりました。立春を迎え清清しい青空ですが、本堂の前には一月に降った雪の大きな塊が残っています。半鐘は、写真右の式台玄関から入り本堂へ上がる階段の天井に吊るされることになっています。
こちらです。
作業に先立ち、靴箱の足を修理してくださっているところです。
作業を見守る 宮崎様と 少林寺の奥様
龍 頭
木材を加工されている間、釣鐘をじっくりと鑑賞させて頂きました。「鐘」というと重々しい黒緑色をイメージしますが、陶磁器のように明るい緑青です。大工師さん二人がかりでやっと持ち上げられ吊るされた後、宮崎様に確認して頂きながら高さや方向が調整されました。
「寄進 十四代 宮崎寒雉 平成丙申 師走」
吊るされ いっそう際立つ 美しさです
宮崎様が即席の木槌で鐘を鳴らされたのを聴きましたが、音色は清く高く、長く余韻の残る素晴らしい音で、少林寺先代住職の奥様もとても喜んでおられました。機会がありましたら是非お聴き頂きたいのは勿論、いつか是非このホームページ内で音響をお届けしたいと思っております。
境内にある梵鐘の案内板が、新しくなっていました
三月を思わせる好天気となりました。寳勝寺境内では、配線・配管工事が進んでいます。明日は土曜日ということで、寺カフェの準備をしながら作業を見守っているところです。
天気が良いと、おのずと外へ出たくなります。事務の合間に、外の物置を整理したり玄関に飾る鉢植えを作ったりしながら、冬の貴重な陽光を浴びました。寳勝寺では梅と柊を飾って立春を迎えたいと思っております。
本日の寳勝寺 山門前です。スロープから式台玄関にかけて、がっぽりと大きな穴が掘り進められています。寳勝寺の敷地内の地面には代々に渡るありとあらゆる配管や線が張り巡らされているそうですが、現在は「水道管を太くする」「山門前庭に立つ電柱を地中化する」といった工事が行われています。細い管を痛めないよう丁寧に作業されていますが、ものすごいスピードで掘り起こされています。電話・電気・テレビ、地中には上水道や下水管やガスなど、改めてライフラインの多さに驚きます。
住職が ”穴掘り名人 ”と賞賛されていたプロのお仕事
庭木やアスファルトの通路が無くなり、お寺の「建物」を鑑賞するには絶好の機会であります。いつも庫裏玄関側からの画像ばかりになっていますが、昔むかしには、現在はフォレストさんが建っている真正面の辺りから臨んだのではと思いをめぐらせています。
素晴らしいお天気となりました。今朝の寺カフェです。山門前が、これまでよりいっそう賑々しく感じられます。通行中の多くの方が足を止めて門の奥を覗いて行かれますが、カフェというより、「門の中で何が起こっているのか??」という視線のようです。
ここで記念撮影されるお客様もおられました。桟橋のようです。
極楽寺様側の壁面
承証寺様側の壁面(右奥)
霊苑内では土曜日も改葬工事が進められています。今日のように天気が良いと、外回りを掃除しつつ気になるのは移植した樹や草花ですが、雪に埋もれながらもすでに芽吹いている植物がたくさんあります。
みずき / 早春に花が咲きます
アジサイ 「隅田の花火」
かきつばた
鉢に移植後、昨秋頃には「枯れたのでは・・・」と案じていた紫陽花の銘花やトサミヅキからもしっかりと芽が出ており、新しい春の息吹から元気をもらっています。
本日の午前中
解体が進んでおります、山門前です。アスファルト部分が無くなり、土がむき出しの状態です。砂利や石が出てくるのかと思いきや、ホコホコの良い土が出てきています。
お仕事中は危険な為、工事のお休み時間に撮影しています
そして夕方には・・・
明日は土曜日ということで、夕方には工事作業者の方が「寺カフェ」オープンのための歩行用通路を設置、寺カフェ看板を準備してくださいました。ありがとうございます!
細やかで丁寧な復元に感謝しております、ありがとうございます!
日に日に愛着増す「ことじ灯篭」です
スノードロップが伸び始めています
立春まであと少し、爽やかな快晴となりました。寳勝寺では今日も霊苑改葬工事が進んでいます。山門から本堂側にかけてのアスファルトはほとんど解体され、写真の如くになっています。午後からは、東京より㈱ココ・プランニングの中本社長様と、デザイナーの宮崎様がおみえになり、工事関係者の皆様との会議が行われました。初夏の完成に向けて着々と進んでいます。