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第1740話

2018-05-24

寳勝寺アトリエでの 色紙書き

暑くもなく寒くもなく大変気持ちの良いお天気となりました。少林寺の修復工事準備のため金沢に入ったものの宿題が山ほどあり、あれもこれもと先ずは出来るところから開始、まもなく開催される花菖蒲祭の志納所用色紙書きから始めました。本来なら屋外での仕事がしたいのですが、しばし辛抱して室内作業に集中です。

「一日清閑 一日福」 大安友峰 書

兼務寺院の少林寺は寳勝寺より徒歩で5分ほどのところに有る禅寺です。寳勝寺開山・千岳宗仭禅師が同じ開山和尚となっておりますが、寳勝寺に住職したのち、いったん京都大本山妙心寺の住職をされ、その後再び金沢に戻り加賀藩主第三代・前田利常公の庇護を受けて少林寺に住職されました。寺院の規模は寳勝寺と全くに同じで、寺内の構造も大変よく似ています。この度、寳勝寺全体の普請が殆んど終了した事を受けて来年度よりは少林寺に入っての寺院復興を予定しています。

少林寺 本堂にて 2017年7月 撮影

薫風のふれあいパーク霊苑 「奥の院」にて

スタッフによる清掃やお手入れ 美しく管理されています

兼務寺院の住職としての課題は山積みで、お堂の復興に合わせて後継者探しも重要な責務となって来ているようです。和尚に残された時間も限られてきているので、「善(禅)は急げ」の心境で頑張りましょう! ここに来て花菖蒲園整備からの関節の痛みが再び発生して悩んでいます。直接にも間接にも身体が一番大切に思う今日この頃ですね。どうか皆様、くれぐれも御身お大切にお過ごしください。南無観世音菩薩 オンマカキャロニカソワカ 友峰和尚より

 

第1739話

2018-05-23

禅語に「閑坐聴松風(かんざしてしょうふうをきく)」というのが有ります。意味は全くにそのままで、しずかに坐って松風の音を聴くという事ですが、一体どんなふうに松風の音を聴いたかが問題です。

松浦建設㈱ 吉田専務様 と 社員の方とともに

禅語は自分の心との対話ですからそれぞれにその心境は異なると思います。ならば和尚はどのように聴いたか? 禅語の字を確認すると「閑」と有ります。同じ「しずか」でも、静とは意味が違います。「閑(かん)なのです。そう言えば芭蕉の「閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声」の有名な一句を思い出します。「閑坐して松風を聴く」とは、松風の音と自分の心が一体と成った忘我の状況を現わしています。

大安禅寺のアトリエにて

「閑坐して松風を聴く」 大安友峰 書

本日は梅雨入りを思わせるように朝からシトシト小雨模様となりました。そんななか、午後からはアトリエに引きこもって色紙書きをしました。何処からともなく風が吹き込んで来て、まもなくヒュルヒュルと松風の音が聞こえてきました。何処までも閑です。音が聞こえて来るのに心は穏やかで閑です。思わず揮毫しました「閑坐聴松風」と。なんにも思わぬが仏の稽古也とはそのような心境なのかも知れません。一気に数十枚の色紙を書き上げましたと言うより勝手に手が動いていきました。久しぶりに書いた禅語の色紙、とっても気分よく清々しい気持ちで書けました。

モリアオガエルの卵 / 大安禅寺 心字池にて 2015年撮影

松風だけでなく雨音もモリアオガエルの鳴き声も同化して自分と一体でした。そうそう、今日の福井新聞に、卑山西庭の心字池でモリアオガエルが沢山の卵を産んだ記事が写真と共に掲載されていました。不思議ですね~、なにもかもが有るがままです! さて、お車を運転の皆様、「無事カエル」よう安全運転を念じています。けえろ!けえろ!ケロケロケロケログワッグワッワ。友峰和尚より

         

第1738話

2018-05-22

快晴の中、早朝より花菖蒲園の整備に入りました。今日で2日目ながら、卑山世話方衆が早めの整備を進めてくれていたため仕事も順調に捗(はかど)りました。今日は、昨年に引き続き強力な助っ人・卑山御用達「春陽堂」店主、斎藤公一さんが加担してくださったお蔭で、花菖蒲の苗の植え替えも加藤職員と共にスムーズに進み、一日で多く整備をこなす事が出来たようです。

斉藤公一氏です

園内の作業はその殆んどが庭師職人の仕事なれど、長年培ってきた技術で庭木剪定から草刈りそして苗の移植までを担当しての大仕事でした。和尚自身が手掛けた事業ゆえに、花菖蒲園が存続するかぎり頑張って今後も整備をしていきたいと願っています。新命副住職も将来的には禅寺に相応しい庭造りをしたいという事なので、未来構想を念頭に於いてもっともっと美しい花菖蒲を開花させていきたいものです。

さて、昨日の夕刻には「重要文化財諸堂修復工事」に関わる会議が開かれました。会議には、文建協より佐藤武王調査技官と、福井県生涯学習課並びに福井市文化振興課の要職者そして卑山からは責任役員総代はじめ吉岡泰英氏、片岡正明氏参席のもと「大安寺修理委員会」が結成されました。

 

今後は、檀信徒皆様に対しての工事施工に関する丁寧な説明と、これまでに行われた事前調査工事の結果報告会が成された後、来年度より正式な修復工事が着手される予定となっています。先日も多くの檀信徒皆様が総出で卑山護持の「家並(境内掃除)」に参加くださいました。これからも寺院の護持に深い御理解とご指導を頂きながら前に進めて行きたいと思っています。友峰和尚より

 

 

第1737話

2018-05-21

満を持して今日から花菖蒲園の整備に入りました! 嗚呼!なんたることか、今年の豪雪でツツジやサツキまた垣根が相当ダメージを受けており、整備には随分と時間がかかりそうです。幸いなことに、和尚は金沢滞在で留守が多い事を知ってか卑山世話方衆が早めの整備を始めてくれていた為なんとか間に合いそうで、今年の祭りは催行出来そうです。

それにしましても約40年近く園内整備に携わってこれた事を有り難く感じています。1回の中止も無く無事に開催されて来た事も神仏の御加護と感謝の念で一杯です。今年で開園35周年を迎えるわけですが、県内外から多くの入園者を迎えその浄財が大安禅寺諸堂復興の礎を築いてきました。美しい花を咲かせる事の難しさや労力不足の現状など紆余曲折の40年間でしたが、来園者の喜びの笑顔が何よりの心の支えになって来ました。

和尚の法話のテーマが「第一回花菖蒲祭」から始まったことを思い出します。「人生の花を咲かせましょう」「夢・希望・志を忘れないで!」いいですね!その通りです! 特に「志」が大切です。「志」さえしっかりしていればなんでも出来る、そう信じての人生です。早朝よりの花菖蒲園草取り整備、実に充実した時間を過ごすことが出来て大満足です! 作業を終えて足腰はフラフラなれど、心はウキウキですね。明日も引き続き頑張って整備を進めましょう!頑張ります! 友峰和尚より

第1736話

2018-05-20

寒暖の差の激しい日々がこのところ続いていますが、今日はすっきりと晴れ渡った良いお天気となりました。天候の移り変わりと共に、人々のこころの状態も多少影響を受けるようです。

大安禅寺 山門のひろばにて

檀信徒の皆様へ 大作務開始前の御挨拶 のようす

総代様から 仕事の段取りを説明されているところ

本日は卑山の大作務(おおざむ)で、早朝より多くの檀信徒の方々が参加され、山門前よりお寺に至るまでの参道の草刈と掃除並びに薪割りの作業が行われました。和尚の子供の頃には「家並(やなみ)」と称し、卑山で消費される数年分の薪(たきぎ)を作る為に裏山から雑木を伐採し、鋸で引いて斧で薪割りをしたものでした。実にハードな作業で、雑木を山から寺の作業場まで運ぶ手立ては全て人力でしたから、それはそれは辛い仕事でした。寺院が今日まで護持されて来たのは言うまでもなく多くの檀信徒皆様方の奉仕活動によるものであったと心から感謝するものです。

薪割りのようす

午前11時からは檀信徒様のお宅で年忌法要が営まれ、久しぶりに導師を勤めました。最近では自坊の法務は全て新命副住職に委ねておりますが、年忌物故者との深い法縁から和尚が勤めました。法要の最初には「花園流御詠歌」が家内の導師のもと御詠歌婦人部の皆様によって奉詠されましたが、実に厳かで法悦を感じた年忌法要と成りました。さて明日からは本格的に花菖蒲園整備に入る予定をしています。毎年恒例の和尚の仕事ながらワクワクする思いでいます。土作業はいいですね! 土の匂いを嗅ぐだけで元気が出て来ます。泥の匂い!草木の匂い!花の匂い!汗の匂い!どれも最高です! 「真理を行ずる者には仏天の加護が有る」 自然と共に歩んで行きたいものですね。友峰和尚より

 

第1735話

2018-05-19

 

卑山ふれあいパーク霊苑から風に乗って薔薇の香りが境内に漂っています。見事なまでに色とりどりの花弁を大きく広げ、特に代々墓「奥の院」入口のつる薔薇に至っては文句なしの風情を見せています。同時に大安禅寺からも次々に薔薇園の開花状況が届けられ、写真を見るたびに幸せ気分に浸っています。

 

大安禅寺のバラ園 2018年5月19日撮影

 

大安禅寺の薔薇園は妻が手掛けており、今年で5年目を迎えました。現在は薔薇の品種に加えて樹木も随分と増え今年は例年になく苗の成長が良いそうで、それも妻と共に薔薇の花の管理を手伝っている多くの女性スタッフの真心が見事な開花に繋がっているようです。

 

バラとともに 多種のクレマチス 初夏の花々が咲きます

 

 

いよいよ明日から和尚も花菖蒲園の徹底した整備に入る予定をしています。開園以来今日まで欠かすことなく続けて来た園内整備でしたが、近年では金沢での法務遂行が増えている関係上、小森庭園主・末政幸憲氏始め世話方さんにお願いしています。長年手塩にかけて育てて来た花菖蒲ですが花達は実に正直で、自坊に戻って声を掛けてやるとたちまち嬉しそうにするものです。「それは気のせいでしょう?」なんて言われる方には花の気持ちなど知る由も無しです。花達はきちんと反応してきますよ! 皆様、乞うご期待ください! 和尚は頑張りまっせ!人生心の花を咲かせましょう!なにくそ!頑張るぞ! 友峰和尚より

第1734話

2018-05-18

5月度 寳勝寺木曜坐禅会 

 

昨晩は月例木曜坐禅会が開催され、10名の居士大姉(こじだいし)の方が参加されました。午後6時半から始まった坐禅でしたが、今回は、日頃茶道を修されている2名の社会人男女ならびに女子大学生2名の合計4名が初めて参加され、堂内が引き締まった空気感となったものでした。

 

休憩中  警策の受け方を指導しているところ

 

坐禅の効能は実に無限で、なんといっても気持ちが良いのが一番だと思います。近年は「電子社会」と言われ我々の周辺にはあらゆる電波が飛び交っており、その電磁波の影響で心身疲労を引き起こすとさえ言われています。特にパソコンやスマホなどの画面を長く見つめていると、頭痛や目の痛みまた精神障害にもつながり精神状態が不安定になりかねません。坐禅は「身体を整え 呼吸を整え 心を整える」ための手段としても実に効果的で、皆様にも是非体験して頂きたいと願っています。

 

白隠禅師坐禅和讃 唱和

心の「安心(あんじん)」は、気の流れを良くし穏やかな顔つきになり、坐禅によって出るアルファ波によっていっそう美肌になるという事なれば女性にとっては最高だと思います。坐禅修練の究極は「解脱(げだつ)、無心の心身状態を体得する」事に有りますが、まずは呼吸を整えることの楽しさを体験して頂きたいものです。6月は21日(木)午後6時半から開催される予定です。

 

坐禅終了後 茶礼にて

 

本日の霊苑のようす / 住職撮影

 

さて、本日は蒸し暑い一日でしたが、寺内は空調が良く効いており寺カフェ利用のお客様も喜んでおられました。卑山ふれあいパーク霊苑にはバラが見事な開花を見せています。霊苑見学に来られた方々もたいそう感動されている様子でした。薔薇の花はこれからが本番のようです。友峰和尚より

 

境内 初夏の花

2018-05-18

雨の前 の 蒸し暑さです

遠くで雷鳴が聞こえ始めました、寳勝寺玄関前です。6月下旬のような蒸し暑さで、今夜にかけて暴風雨になるとのこと。朱傘や毛氈の床机を片付けようか否かと迷っているところです。

沙羅双樹の樹

ふれあいパーク霊苑の薔薇に引き続き、本日は寳勝寺境内の庭をご紹介させて頂きます。式台玄関の前に新しく植えられた沙羅双樹、いつのまにか大きな葉を広げ、たくさんのつぼみがついています。大安禅寺の沙羅双樹とずいぶん樹形が違うので、冬の間は「本当に沙羅双樹?」と疑いの眼でしたが、細い枝先にも大きなつぼみがつきました! 開花が本当に楽しみです。

沙羅の木の根元には、細竹、白萩、ツワブキとともに、涼やかなアシや小菊を植えています。細竹は一年に一度、七夕の折に短冊などを飾りつけています。

ホタルブクロ つぼみが出て来ました

玄関横 の 定家かずらが咲き始めました

 

やぶらん

突貫忍冬

京かのこ

天蓋百合 野地菊

かつてのお庭から移植した草花も、それぞれの新しい場所で根を伸ばし始めています。

高田様から頂いた 茉莉花の苗

山門に咲く睡蓮は ご近所のアイドル

ふじばかま

寳勝寺の中庭では、2月大雪の影響で植物の成長にも変化がありました。屋根雪落下で紫陽花が四方に折れてしまったのですが、かわりに根元のふじばかまが旺盛に育っています。

なんと珍しいカメムシを発見 背中の絵柄が昆虫のようです

 

「カフェ」

苗を購入して3年目のバラ、その名も「カフェ」です。3年を経てようやくたくさんの花を咲かせてくれるようになりました。寳勝寺の庭もふれあいパーク霊苑も改葬修繕後、初めての春を迎えています。来年、再来年へと本当に楽しみなお庭になっています。

ふれあいパーク霊苑の薔薇

2018-05-17

 

いよいよ薔薇の花が咲き始めました、宝勝寺ふれあいパーク霊苑です。晴天と雨、五月のお天気に添って毎日次々と開花しています。この度は、霊苑に咲く薔薇のようすを特集してご紹介させて頂きます。

 

絹のような花びらです

スタンダード薔薇 花束のように

合祀墓「 宙 ~そら~ 」の 美しい花園

壁面の薔薇

故人のお名前を刻むガラスプレートにつたう ツルバラと葡萄

まぶしいほど 鮮やかな濃い桃色

代々墓「奥の院」にて

石柱を伝うツルバラ 開苑から一年で こんなに旺盛に成長しました

 

色鮮やか美しい姿かたちの花々が、苑内の御墓を優しく包み込むように咲いています。この地で眠られる御霊とともに、お参りの方々の心も真に癒される庭園霊苑となりました。毎日訪ねたい、いつまでもお参りしていたい、気持ちになります。

   

 

これからますます美しく開花していくことと思います。

皆様 薔薇の季節に 是非ご参拝ください

第1733話

2018-05-17

寳勝寺山門前 の 睡蓮

仏教東漸の如く、今ではアメリカを始めヨーロッパ諸国全域に至るまで禅が浸透しています。ヨーロッパでは、「津波(つなみ)」の語と同じく「禅(ぜん)」という言葉がそのまま通用するほど市民の間で盛んに坐禅会が開催されています。

沙羅双樹のつぼみ / 寳勝寺 式台玄関前

以前フランスパリで個展を開催した時も、ギャラリーの地下が禅堂になっており夕刻ともなると何処からともなく市民が集まって来て坐禅が行われていたものです。勿論指導者も出家された禅宗のフランス人僧侶で、お隣の国ドイツにも禅センターがあります。今晩6時半より卑山で木曜坐禅会が開催されますが、寳勝寺は街なかの禅寺でも有るので大いに坐禅に参加して頂きたいと願っています。

本日のお客様 です

さて、実に蒸し暑いなんとも身体が怠くなるような一日となりましたが、本日午後は金沢市内兼務寺院「傳燈寺」「瑞光寺」の巡回に行って来ました。山中に有る傳燈寺は新緑に包まれ、初夏の花木の良き香りが境内に充満し自坊を感じさせてくれました。

傳燈寺 本堂

金沢市本多町 瑞光寺の森

瑞光寺は兼六公園下に有り、ひっそりと静まり返っていました。放生池に咲くカキツバタの花がひときわ美しく、それぞれにまたそれぞれの歴史を有する禅寺の初夏の佇まいに複雑な思いを馳せた巡回となりました。友峰和尚より

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