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第3927話
日々 緑濃くなる宝勝寺 中庭
気温がうなぎ登りとなり日中には27℃を越え夏日となりましたが、時折強く吹く初夏の風は実に涼しく爽やかです。土曜日のカフェは相変わらずのんびりとした時間が流れ、外国人観光客の方が新しく完成したガーデンでゆっくり寛ぐ姿が印象的でした。
日中友好の朝顔 発芽作業
午後からは庭整備に入りましたが、今年も職員の手によって宝勝寺の風物詩ともなっている「日中友好の朝顔」の種の発芽作業がなされました。毎年山門前と境内の塀沿いに見事な花を咲かせ、以前にはNHKの全国放送のニュースでも金沢市の初夏の風景として報道されました。
2日ほどで 芽が伸び始めました
日中友好の朝顔 <2023年 7月20日撮影>
朝顔の特徴としては赤紫色の花弁に白い縁取りがある大輪の花を咲かせ、毎年参詣者やカフェ利用者の方々が愛でています。また裏庭の整備された土手にも季節の草花が植えられました。次々に色々な可憐な花が咲く宝勝寺・寺カフェをお楽しみいただけたらと願っています。
裏庭の整備された土手に 草花を植えています
アゲハチョウ
今朝方もウグイスがすぐ近くでさえずり、どこからともなく蝶々が蜜を求めて来ています。「花鳥風月」とは正にこの風情を指す心境を言うのであろうと思います。明日からは再び法務遂行の日々が続きますが、自然の営みを観察しながら心安らかに過ごして参りたいものですね。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
第3926話
今年も見事に開花し始めた 大安禅寺バラ園
気候良し湿度良しでカラリと晴れ渡った爽やかな一日となりました。自坊の大安禅寺から、妻が手掛けている薔薇園の写真が送信されて来ました。山間の休耕田の跡地に妻が丹精込めて育てて来た薔薇ですが、今年も見事な開花を見せています。
花弁は実に清楚で清々しい雰囲気を醸し出しています。大安禅寺は海抜約70メートルの小高い山間に建てられており薔薇苑は境内地にありますが、1日の日照時間が街なかとは違い幾分少ないのですがそれでも大輪の見事な花を咲かせています。これからが見頃を迎えますので皆様には是非愛でて頂きたいと願っています。本日は愈好亭を会場に御詠歌講員皆様の昇級検定試験が行われるとの連絡が入り、さっそくグループラインを通して激励のメールを送信しました。
大安禅寺御詠歌講員昇級検定試験が行われました / 大安禅寺愈好亭
宝勝寺 本堂裏の新しい庭にて
本日は終日本堂裏側の庭整備をしましたが、どうやら夕刻までにはほぼ完成することができました。作務の途中で長年お世話になっている保険会社の辻岡氏が契約更新の手続きのため福井市より来寺されましたが、さっそく新しい庭で茶礼をしました。午後からも作業中に来客があり同じく外庭でゆっくりと寛ぎながら歓談しました。
この時季の屋外での喫茶は実に気持ちが良く、初夏の風が心地よく爽やかです。いつもは応接間での茶礼が多いのですが、今後は出来るだけ外庭でのおもてなしをしたいと思っています。
さて裏庭の整備も長い時間を要しましたが漸く終了出来、大満足の心境です。手作りの坪庭はやはり不思議な愛着を感じるものです。草木の成長を見守りながら更に境内の整備を進めていきたいと願った一日となったようです。大安禅寺御詠歌講員の皆様、本日は検定試験大変おつかれ様でした。友峰和尚より
大安禅寺バラ園
第3925話
紫陽花 墨田の花火 / 宝勝寺玄関
朝夕の気温の変化が激しい昨今ですが、健康には十分気をつけて頂きたいと願っています。午後から雨模様の天気となり予定していた庭整備を中止したものの、午前10時半からの墓前年忌供養修業の前に寸暇を惜しんで庭整備に出たおかげでまた一歩前進した感が有ります。
石垣の代わりに瓦を積み 周辺を整備しています
短時間の作業でも、あらかじめ段取りさえ出来ていれば結構スムーズに事を成すことが出来るものです。綺麗になればなるほど、やる気も倍増します。和尚のモットーは日々掃除!に整理整頓!です。
皆さん、じっとしていては埒が飽きません。人生はあまりにも短かくしかも待ったなしですから、日々掃除を心掛けて精進努力すれば必ずご利益があります。先ずは健康そして何より気持ちが良いのです。それが一番幸せな安心の“心”なのです。読経も掃除、作業も掃除、料理も掃除、坐禅も掃除、勉強も掃除、みんな掃除。「差し向かう 心ぞ清き 水鏡 垢つきもせず 色つきもせず」で、常に掃除をしていると本当の自分の心が大好きになります!
花々に囲まれ 墓前での年忌御供養諷経を修業いたしました
金沢市役所土木局 担当者の方々と
さて宝勝寺山門前道路の無電柱化工事のため、金沢市役所土木局の方が工事段取りの説明に来られました。電気配線が地下に埋設されるのは国選定伝統的建造物保存群の寺町がいっそう歴史を感じさせる風景になりますから有難いことですね。もちろん宝勝寺境内は約8年前に無電柱化の工事を終えており万全です。何事も未来を見据えて頑張って参りましょう!友峰和尚より
第3924話
大安禅寺 無心亭の新緑
自坊での短い滞在時間でしたが、精力的に法務遂行に専念した3日間でした。会議あり来客あり法務あり現場視察ありと結構多忙な時間を過ごしましたが、それぞれに充実した内容であったように思います。今朝方は北陸新幹線で一路宝勝寺に帰山しましたが、やはりスピードが問われる交通インフラ世界だけに流石に便利です! 敦賀駅発の新幹線は自由席が便利かと思います。
佐々木家 墳墓開眼納骨供養諷経を修業いたしました
さて午後からは佐々木家墳墓開眼納骨供養が修業されましたが、苑内の薔薇の花が満開を迎えており色とりどりの大輪の花を咲かせています。あまりにも美しく御供養諷経後には一つ一つの花弁を観賞しながら寺に戻っていますが、時折風に乗って甘い香りが漂ってきます。
皆様が金沢に来られましたら是非宝勝寺ふれあいパーク薔薇苑にお立ち寄り頂き、卑山寺カフェでごゆっくりお寛ぎ頂けたら幸いです。5月もあっという間に半月が過ぎようとしています。愚図愚図していると閻魔大王様からお呼びがかかりそうですから油断は大敵です。寸暇を惜しんで日々精進して参りましょう! 友峰和尚より
第3923話
大安禅寺 境内の山々の新緑
西暦1658年<万治元年>に越前松平家の永代菩提所として福井藩第四代藩主・松平光通(まつだいらみつみち)によって建立された大安禅寺ですが、約360年の時を経て境内はうっそうとした新緑に包まれています。
第13回 重要文化財大安禅寺修理委員会
修理委員会長 吉岡泰英氏のご挨拶
昨日は午後1時半より卑山松雲の間で第13回重要文化財大安禅寺修理委員会が開催されましたが、先般本堂上棟式が挙行され現在順調に保存修理工事が進められています。
令和7年度より第3期工事重文庫裏保存修理工事が開始されるためその事業計画と会計予算についての協議が行われ、今後の計画案の議題が承認されました。会議後には修復中の現場視察をしましたが、来年の11月頃には本堂竣工予定となっています。
修理委員会の後 現場視察が行われました
北陸新幹線が敦賀駅延伸開業となり今回で2度目の利用となりましたが、福井と金沢間の移動時間が大幅に短縮され日帰りも可能で実に有難く感じました。JR福井駅構内にも活気が戻るとともに多くの人流が生まれ、新幹線開通効果が如実に感じ取られる風景を目の当たりにし、長年に渡る福井県民の希望でもあっただけに心から嬉しく感じたものでした。
文建協・高木主任と 茶礼をしました
人生やはり長生きはするものですね!卑山の諸堂修復工事が竣工を迎えるのは約10年後になると言いますから、更に日々健康に留意して頑張って行かなければなりません。会議に出席しながら竣工式の日を思い浮かべていました。「為せば成る 為さねば成らぬ 何ごとも 成らぬは人の 為さぬなりけり」上杉鷹山の言葉が心に染みる今日この頃です。果たして「なるか!ならぬか!今まさに正念場を迎えているようです。
山形県米沢市より 本多さんが来寺されました
上杉鷹山の話を書いていましたら、なんと約25年ぶりに山形県米沢市より本多さんが友人と共に訪ねて来られました。本多さんは学生時代に卑山行事に加担くださいました。現在は(株)本多建設の社長をされているとか、本当に仏縁とは不思議なものですね。友峰和尚より
第3922話
フランス在住の荒木芳栄さんより小包が届きました。中には新しいオリジナル作品に加え色々なお土産が入っていましたが、さっそく職員が志納所にその作品を飾りました。
最近は外国人観光客が急増しこれまでとは違って世界各国から観光目的で日本に来られているようで、宝勝寺カフェも分に漏れず世界中の色々な言語が飛び交い国際色豊かなカフェ風景を見せています。
志納所には日本のお土産ともなるような和尚の墨蹟や色紙のほか陶器やガラス作品など置いてありますが、荒木画伯の作品も外国人観光客の方に人気があり小作品ながら魚類を画題にしたものがとても素敵です。
今回は手びねり張子細工の可愛らしい動物作品が新たに登場し陳列棚に動きが加わりました。陶器類は寺に長く使わずに保存していた品物を陳列したところ意外に求められる方が多くおられ嬉しく思っていますが、いずれも卑山浄財として大切に使って参りたく思います。
少林寺檀信徒 の 桑島様と
さて五月もどんどん過ぎていきます。これまでの寒さから解放され気持ちも揺るぎがちですが大いにリフレッシユしながら頑張って参りましょう。皆様お元気にお過ごしください! 友峰和尚より
第3921話
初夏の穏やかな日和の中での宝勝寺カフェですが、兎にも角にも境内の草木が新緑に包まれここが金沢市内の寺院なのかと疑うほどの美しい景色を見せています。午前中に谷家一周忌法要が本堂で厳かに営まれ、心より故人の御冥福をご家族ご親戚皆様と共にお祈り申し上げました。
法要の最初には必ず 宝勝寺の由縁と本尊佛についてご説明いたします
ふれあいパーク霊苑の御法縁を得て近年は卑山で年忌法要を修業されるご家族が増えていますが、ご法要は仏教布教の場と承知して法要後には説法を通してご遺族ご家族の方々との親交を深めています。午後から寺カフェ利用の観光客の方々がゆっくりとした時間を過ごされている風景は、寺院ならではの悠久の歴史を有する癒しの場となっているようです。
昨日は裏庭の整備をしましたが、本日も時間の合間を見て引き続き運動不足を補うためにも作務に出ました。一歩一歩更に一歩と匍匐前進するかの如き作業となっていますが着実に完成に向かっています。庭造りのコツは周りとの調和が重要ですから、「急いては事を仕損じる」の諺通りカメの如くに慌てない!慌てない!
テイカカズラ
さて日増しに緑を濃くしていき木々の葉っぱも大きく広がっていきますから実に楽しい作業となっています。皆様もぜひ初夏の宝勝寺カフェでゆっくりお寛ぎ頂きたいと願っています。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
第3920話
霊苑新区域工事も最終段階
いっきに気温が27℃まで上昇し夏日となった土曜日、金沢市内の観光地を巡る旅行者も汗を拭いながらの歩行となっていました。昨日からのふれあいパーク霊苑新区域工事が本日も(株)ココ・プランニング川面専務監督のもと行われ、おおよそその形が見えてきました。とても素敵なレリーフがはめ込まれるということで今から完成を楽しみにしています。
新しい石のモニュメントが設置されました
正午より少林寺お檀家・桑島家御母堂様三回忌法要に出向きましたが、御当主が自家用車で迎えに来てくださいました。市内の閑静な場所に御自宅があり、清々しい初夏の風情漂うお庭を望む仏間でのご法要となり、ご親戚の皆様と一緒に読経を修しました。
ロウバイの実
帰山後はさっそく裏庭の整備に入り、夕刻までには大方の作業を終える事が出来たようです。文章では簡単に思える庭仕事ですが、実際にはとても皆様にお見せできる作業風景とは程遠いものがあります。足は諤々!息は上がり!休息時間のほうが明らかに多く取りながらの作業となりましたが、それでも段取りどおりに終了でき安堵しました。今日は良い汗を流した感じで、久しぶりに適度な運動ともなったようです。
本堂裏庭から中庭へ続く 通路を作りました
初夏の夕暮れの光が差し込む ふれあいパーク霊苑
(株)ココ・プランニング スタッフの清野さんです
(株)ココ・プランニング 川面専務です
一日を通して色々な法務遂行が有るものですが、どの仕事も楽しみながら丁寧に進めています。もはや七十六歳ともなれば気負う事も焦る事も無く、自由自在の心境で参りましょう!「一日作さざれば一日食らわず」です。南無観世音菩薩 友峰和尚より
第3919話
テイカカズラが咲き始めました / 宝勝寺玄関
暖かさが戻って来るとなんとなく緊張感から解放される気分になります。午前中に少林寺総代・中山家の月参りに出向きましたが、昨日から一変して気温も上昇し、からりと晴れ渡った空のもと衣をなびかせながら歩くのは爽快です。読経を終え帰山後は(株)ココ・プランニング東京本社から来寺された川面専務ならびに清野職員を交えて「ふれあいパーク霊苑」の新しい墓域に関する協議の場となり、午後も引き続き会議が続行されました。
霊苑新区画に関する会議が行われました
加齢とともに長時間の会議を困難に感じる昨今ですが、ふれあいパーク霊苑」開苑7周年を迎えており参詣者からの御要望に応えるべく未来志向の墓域を整備しています。急速に変化する現代社会の価値観にどのように対応していくべきか試行錯誤の会議内容となっています。
和風庭園の区画では シャクヤクが咲き始めました
「読書百遍意自ずから通ず」ではありませんが、協議を重ねるごとに新しいアイデアが生まれてくるのも事実です。また「三人寄れば文殊の知恵」という諺も有りますように、一人よりは二人、二人よりは三人と、大体三人ぐらいの話を聞くのが良い意見が出て内容もまとまるように思うものです。
エニシダ / 本堂裏庭にて
昨日は裏庭の整備をしましたが、重い瓦を運ぶ仕事内容だったのが影響してか本日は足の太腿や脛が張り本日予定していた作業も中止しました。実に情けない体力の弱体化を嘆くばかりです。足の筋力の一刻も早い回復を期待したいと念じています。友峰和尚より
第3918話
本堂裏側にて 古い瓦の整理
肌寒い気候となっていますがくれぐれも体調には気配りが必要で、うっかりすると風邪をひきますから寝具などの調整が必須かと思います。若い方々には無関係かも知れませんが、加齢と共に気温への感覚が鈍り寒暖差が激しい5月は特に気をつけて頂きたいものです。
土手の石垣として 瓦を並べているところ
今年の8月26日より8月11日までパリ2024オリンピックが開催されますが、最近のスポーツの話題は日増しにオリンピックへと移行しつつあります。日本選手も近年では世界のトップレベルのアスリート達が多く育ち今から観戦を楽しみにしていますが、出来るものならフランス・パリの競技場で直に見てみたいものです。
薔薇が見頃を迎えている ふれあいパーク霊苑
陸上競技はじめ水泳・球技・柔道・体操など、日本選手はどの種目においても金メダルをとれる実力があり大いに期待するところです。また新たに若者の間に人気沸騰中の「ブレイキン」が追加種目となるそうですから、日本選手はすでにトップクラスにいるだけに新しい競技最初の金メダリストを充分に期待できるものです。
さて本日も墓域でのご供養修業となりましたが、実に爽やかな初夏の風情の中での読経でした。おそらくは1年を通して一番美しく清々しい「ふれあいパーク霊苑」の風景を見せています。霊苑の風景を「絶景かな!絶景かな!」と言えるのは、全国広しと言えど数少ない中でのひとつであると自負するものです。我々の黄泉の国が花園に包まれた癒しの国であることを想像に値する今日この頃です。友峰和尚より
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