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第4283話

2025-05-09

愈々咲き始めた ふれあいパーク霊苑のバラ

 

午前10時半よりふれあいパーク霊苑広報のパブリシティー収録が苑内で行われましたが、幸いに午前中は時折晴れ間の見える撮影には絶好の日和となりました。苑内はちょうど薔薇の花が三分咲きとなっており、初夏の花も次々と花を咲かせとても良いタイミングでの撮影となったようです。

 

霊苑広報の パブリシティー収録のようす

 

 

 

 

 

撮影終了後にはスタッフ皆さんと応接間にて茶礼をしながら歓談しました。ふれあいパーク霊苑では現在新しい区画が造成されており、まもなく完成予定となっています。

 

 

午後からはさっそく、昨日自坊より持ち帰った紫陽花・花菖蒲・あおきの苗を移植する作業をしましたが、植栽がすべて完了すると同時に雨模様となりこちらも実に良いタイミングでした。

 

午後より 大安禅寺から持参した苗木の移植作業

山門前庭に 紫陽花を植えました

 

大安禅寺の紫陽花は約30年前に地元ライオンズクラブから寄贈を受けた苗で、その一部を株分けして宝勝寺に咲かせることを前々より望んでいただけに感慨無量のものがあります。また花菖蒲は和尚が丹精込めて育てて来た苗だけに、こちらも株分けして持参しました。

 

 

 

中庭にも 紫陽花を植栽

 

 

宝勝寺に御法縁を得て来年は節目の15年目を迎えることになり、自坊との御法縁の絆を深める友好の花として今後立派に成長する事を念じながらの作業となったようです。

 

花しょうぶの苗

 

 

 

 

それにしても最近は不思議な現象が次々に生じていきます。和尚も77歳の喜寿を越えて愈々人生の佳境に入って来たのかも知れません。100歳まであと23年余り、日々頑張って精進して参りたく思う今日この頃です。友峰和尚より

 

 

 

第4282話

2025-05-08

晴天の大安禅寺 鐘楼

 

自坊に帰山して一番感動するのは本堂正面の白山連峰から昇る朝陽を拝むことです。白山連峰の姿そのものも美しいのですが、山頂から昇って来る朝陽には言葉も無いほどです。合掌低頭して暫く感謝の気持ちを捧げました。

 

 

午前中には、順調に進められている修復工事の中嶋現場監督と文建協の伊藤主任とともにアトリエで和合茶礼をしましたが、現在は素屋根解体が行われており第4期・庫裡修復工事のための準備が進められているとの事でした。

 

アトリエから望む 白山連峰

本堂を覆っていた素屋根の解体が始まっています

 

アトリエにて 茶礼をいたしました

文建協の伊藤主任 と 中嶋現場監督です

 

茶礼後に本堂修復現場を視察し、また久しぶりに元花しょうぶ園やバラ園なども見て回りましたが、どこもイノシシ被害にあっており見るも無残な状況には唖然とするばかりでした。今秋には猪柵を強化し元の姿に復活させたいと願っています。それにしましても和尚自身の身体の衰えを悔やむばかりの視察となったようです。

 

境内の青葉若葉

 

さて午後より宝勝寺に植栽する為のアオキ、紫陽花、花菖蒲などを掘り起こす作業をしましたが、故郷に戻るとやはり自分の手掛けた植物が気になるものです。もしも神様が和尚の願いを叶えてくださるなら40代の若さが欲しいものです。「人生心の花を咲かせましょう」とは和尚のキャッチフレーズながら、大安禅寺の境内一帯を更に色々な花で埋め尽くしてみたいと思う今日この頃です。相変わらず寒暖の差の厳しい日々が続いていますが、皆様にはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

 

第4281話

2025-05-07

「 禅 」 渓仙 書

 

楽しみにしていたゴールデンウイークも終わり今日から普段の生活に戻られていることと思いますが、今年は11連休を取られた方もおられるとか。聞くところによりますと連休明けに退社される方が増えるとかでなんとも悩ましい現象にて、11日も会社を休むとなれば有りうることなのかも知れません。

 

「 静 」 渓仙 書

 

「 八風吹けども動ぜず 」 渓仙 書

 

「 無一物中無尽蔵 」 渓仙

 

和尚はゴールデンウイーク中は宝勝寺にて法務遂行と墨蹟制作に専念したため、今日はゆっくりと休息することにしました。兎に角も矢の如く過ぎ去っていく時間に翻弄されながら「時は金なり」との格言を肝に命じ、少しでも自分を成長させるための奮闘でしょうか。本来なら喜寿も過ぎたなら少しはのんびりしてはどうかと自分に言い聞かせてもみますが、心の声は「ノー」との返事、「どうしたって言うんだい!」と今は亡き忌野清志郎さんの歌声が聞こえてきそうな面持ちです。

 

「 如意 」  「 黙 」

 

「 浄 心 」 渓仙 書

 

昨日は墨蹟制作に集中しましたが、今朝方改めて作品を確認すると小作品ながらなかなか気に入りました。やはり人生は時間の余裕と集中力が必要ですね。あわてない!あわてない!まさしく「急いては事を仕損じる」です! さてさっそくに絵にかいた抹茶茶碗でお茶でも入れて飲みましょうか。友峰和尚より

 

 

第4280話

2025-05-06

「 寂 」 渓仙 書

 

大型連休も今日が千秋楽、寺町界隈は元の静けさを取り戻した感があり、ゆったりとした時間が流れていくような風景でした。ゴールデンウイーク中は久しぶりに卑山寺カフェも賑わいを見せ、今年は特に家族連れの観光客が多く見受けられたように思います。少しずつですがコロナ禍以前の風景が戻って来たようにも感じますが相変わらず外国人観光客の姿が圧倒的で、ここが金沢かと思い違いするほどでした。

 

「 真 」 渓仙 書

 

「 禅 」 

 

「 無 」 渓仙 書

 

本日も昨日に引き続き少林寺に出向き一人アトリエに籠って書画の制作に当たりましたが、どうやらフランス・アンジー市のギャラリーに送付する全ての作品が出揃ったようで一安心といったところです。法務の合間を見ながらの墨蹟禅画作成であったため間に合うか心配しましたが、連休のおかげで制作に集中することが出来ました。作品を描いている時は制作に没頭しているせいか時間の経過を忘れてしまう程で、実に楽しい充実した時間を過ごさせて頂いたようです。

 

福井市より 大安禅寺総代の酒井様が 来寺くださいました

 

午後には福井市より酒井氏が来寺くださり、和尚にとっては連休中初めてゆっくり歓談しながら寛ぐことが出来ました。本当に不思議な事が沢山生じますが、今のところ無事に過ごさせて頂いている事に感謝しています。禅語の「無事是貴人(ぶじこれきにん)」の真意が実感として自覚できる毎日となっているようです。くれぐれもお健やかにお過ごしください。友峰和尚より

 

「 柔 」 渓仙 書

第4279話

2025-05-05

宝勝寺境内 晴れ渡る青空

 

「端午の節句」の本日は実に暖かく良いお天気に恵まれ、子供の日ということもあって全国的に多くのイベントが開催されておりお子様連れの御家族皆様はきっと楽しい一日を過ごされた事と思います。本日も卑山寺カフェには多くの観光客の方がご利用くださり、特に小さな子供達にとっては畳敷きのカフェでゴロゴロ横になったりして寛いでいました。

 

高倉さん御夫妻 が 来寺くださいました  / カフェお手伝いの坂東くんと

 

和尚は本日もカフェはスタッフにお願いして昨日に引き続き少林寺に出向き書画制作に没頭しました。今回の作品はギャラリーの大きさや展示方法の関係上これまでの大作とは違って小作品となるため、越前和紙作家・長田和也氏に依頼した越前手漉き和紙を使った墨蹟に加え水墨画に色付けをした花の絵を描いてみました。

 

 

 

今日までに凡そ30点ほどの作品が仕上がり今後は越前和紙に馴染む額を希望して、本日もカフェ手伝いに来てくださっている金沢美大院生の坂東君と、いつもお世話になっている高倉さんに墨蹟用の額の設計と製作をお願いしました。

 

アヤメのつぼみ

 

さて今は花の季節、描きたい花は沢山ありますがとても描き切れません!本日は薔薇とクレマチスの2点を仕上げ、明日墨書しようと思っています。連休も明日で千秋楽となりますが、皆様にはどうかおつかれの出ませんようにご祈念申し上げます。友峰和尚より

 


 

第4278話

2025-05-04

ニシキギ の みどり

 

朝方まで愚図ついていた雨も午前中には上がり、午後からは気温は上がらないまでも良く晴れ渡り清々しい日曜日の一日となりました。今日は「みどりの日」ということもあり、明日の「こどもの日」を前に子供連れの御家族が多く寺カフェを利用され久しぶりに終日賑わいを見せました。

 

 

 

コロナ禍以前のような整理券を配るほどのような混雑は有りませんでしたが、それでもようやく国内旅行を楽しむご家族連れが増えて来た事に安堵感を覚えるものです。気温が低かったせいもあり和尚お気に入りの茶室前のお花に囲まれた庭の席を利用する方がなかったのは残念ですが、明日の子供の日はきっと暖かくなることと思います。

 

 

 

 

本日はカフェのほうはスタッフにお願いして、午前中より少林寺に出向き墨蹟制作に没頭しました。フランス・アンジー市では柔道場をお借りして坐禅会を開催予定となっており、墨蹟も武道に関する漢字や華道茶道に関する字も書いてみましたが、明日からは花の絵も描いてみようと思っています。これまでの海外墨蹟展での作品とは趣の異なったものを展示したいと願っています。

 

 

さて明日は「こどもの日」、77歳の和尚にも当然ながら幼少の時期はありました。4人の姉兄妹の為に母親は必ず子供の日には手作りのお菓子や料理でお祝いしてくれました。今更ながらに母親の子供を思う優しい思いやりの慈愛に感謝あまりあるものを想います。子供達の無事成長を心から祈念したいと思います。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

第4277話

2025-05-03

山門前庭の オオヤマレンゲ

 

今日から4連休となりますが、本日は良く晴れ渡り暖かく穏やかな気候のなか午前中よりカフェ利用の観光客の方がゆっくりとお茶のひと時を楽しんでおられました。

 

ゴールデンウイークの 寺カフェの風景

 

 

午前午後とも霊苑内での松田家に引き続き大坪家追善供養諷経が修業されましたが、連休とあって多くの方が墓参に来られ終日線香の煙が苑内に漂い初夏の風情とともに気持ちの良い一日となったようです。

 

穏やかな気候のなかで ご親族皆様とともに御供養を修業いたしました

 

 

 

 

大安禅寺では「ゆめキラこどもフェスタ」イベントが開催され、多くの来場者で賑わいを見せたとの報告を受けました。何より天候が回復し好天気になって大変良かったと安堵しましたが、卑山裏山の墓所に熊が出たとの知らせには驚きました! 地元ではニュースになったそうで大変心配しています。今年も全国的に熊の出没情報が多く見受けられいよいよ地元にもその危険が迫って来ているようです。最近では松平家永代霊廟・通称「千畳敷」に参詣される観光客も増えつつあるだけに、今後自坊に於いても熊除け対策が不可欠のようです。

 

 

 

 

 

宝勝寺で御縁を頂いているパトリックさんと御息女の素子さんです / 大安禅寺へ御参詣くださいました

 

 

 

 

さて本日の法務終了後は少林寺に出向き墨蹟制作をしましたが、少しずつ前進しているようで、良い墨蹟が完成しましたらブログアップしてみたいと思います。明日も良い天気になると良いですね!今晩はてるてる坊主を作ってお祈りいたしましょう!明日も天気にな~れ!お元気にお過ごしください。友峰和尚より

 

第4276話

2025-05-02

 

梅雨入り宣言でもしたかのような愚図ついた天気模様の一日となりましたが、皆様にはお健やかにお過ごしの事とお喜び申し上げます。早朝に境内をぐるりと一周し具に花のひとつひとつを観賞しながら写真を撮ってみましたが、普段はあまり注意深く見ることも無いだけに不思議な感覚を覚えながら一枚一枚丁寧に撮っていきました。

 

 

カメラのレンズを通して見る花の姿は、まるでカメラを意識しているかのように被写体の花が反応して見事なまでに更に輝きを増していくように感じたものでした。人間も見つめられると少し恥ずかしく思いますが、花達も同じ事なのかも知れません。しばし和尚が撮った花達をご覧ください。

 

 

境内には凡そ120種類の草花が育っていると思いますが、それ以上かも知れないと思うほど次々に色々な花が咲いていきます。芭蕉の句に「よく見れば ナズナ花咲く 垣根かな」とありますように、春の七草であるナズナや仏の座、繁縷(はこべら)なども含めますともっと多くなるかも知れません。

 

 

さて明日は天気も回復するとの予報で、大安禅寺ではイベントが開催されるため期待したいと思います。午後からは少林寺に出向き新たな墨蹟制作に取り掛かりました。花達を観賞しているうちに色々なひらめきを感じ作品に活かしたいと思っています。坂村親民の言葉「念ずれば花開く」の通り、人生心の花も咲かせて参りたく頑張って参りましょう!! 友峰和尚より

 

霊苑広報パブリシティ収録の打ち合わせ中です
 

第4275話

2025-05-01

清々しい初夏の快晴

 

嗚呼情けなや情けなや!昨日半日草取りをしただけで今日は朝から腕や肩が痛む始末! いわゆる80肩でしょうか? 日々順調に確実に老化現象が進んでいくようですが、ブログに80歳と明記する日までにはまだ約2年あるものの実際に80の数字を見るとギョッとしました。それでも朝方ぐるりと草取りした場所を見回るとなんとも綺麗で清々しく感じたものでした。まさしく和尚が提唱する「一に掃除、二に笑顔」です。

 

のびのびと生長している バラのつぼみ

 

本日は少林寺総代・宮﨑家の月参りに出向きましたが、道路は大混雑で途中交通事故も発生していました。今はゴールデンウイーク中で県外ナンバーの車も多く見受けられ、そのことも混雑の一因かも知れません。兎に角運転にはくれぐれも気をつけて頂きたいものです。

 

平野家 御尊父様の満中陰忌法要

 

帰山後、午前10時半より卑山と深い御法縁がある御檀家・平野家御尊父様の満中陰忌法要が営まれ、法要終了後には墳墓納骨の儀が修業されました。本日は快晴で暖かい日和となり、生前の平野氏の御徳を感じ取ったものでした。

 

 

引き続き奥の院にて 納骨之儀を修業いたしました

 

 

 

 

法要後 応接室にて御供養の茶礼をいたしました

施主 の 平野様

平野家ご親族 の 安田様です

 

 

タツナミソウ

 

 

午後からは少林寺に出向き墨蹟の揮毫をしましたが、気温が25℃を超え夏日となった中での制作となりました。今日から5月に入りましたが気候がガラリと変わり初夏を思わせるような風情で、苑内の薔薇のつぼみが大きく膨らみ開花もまもなくのようで草木の新緑と合わせて参詣者の眼を和ませているようでした。皆様もお時間ございましたら是非宝勝寺カフェに御来寺頂きごゆっくりとお寛ぎください。友峰和尚より

 

第4274話

2025-04-30

早朝より 霊苑奥の院の草引き中

 

北島康介さんの言葉ではありませんが、「チョー!気持ちぇぇ~!」朝を迎えました。天気良し気温良しでさっそく作業の身支度をして、ふれあいパーク霊苑奥の院の草むしりに入りました。

 

 

 

 

 

初夏の草が生える前に作業しないとあっという間に雑草で覆い尽くされてしまいますから草引きには今がグッドタイミングで、草の種が飛ぶ前に丁寧に取り除けばしばらくは草は生えてきません。6月梅雨時季に入ると草引きにも出れなくなる為の作業でもあります。

 

奥の院中央のしだれ紅梅 / 梅の実を収穫

 

綺麗になりました

 

 

 

 

墓地新区画の造成工事

 

 

 

 

 

現在苑内では墓地新区画の造成工事が進められていますが、工事も明日が最終日らしく河原市石材社長並びに職員皆様との慰労茶礼を茶室前庭で行いました。午後にはガラス工芸作家の高橋さんが来寺くださり応接間にて茶礼をしましたが、6月には帰郷して創作活動を続けるとのことでした。日々多くの方との御法縁を頂く宝勝寺ですが、皆それぞれの人生を力強く歩まれていく姿を見守っています。

 

午後3時 慰労茶礼をしました / (株)河原市石材 河原市社長と職員方々、御加担の皆様

 

 

 

ガラス工芸作家の 髙橋ナオミさんとともに

 

さてゴールデンウイークも中休みとなっていますが、明日から5月皐月を迎えます。5月5日は端午の節句で子供達の無事成長を心から祈念したいと思います。菖蒲の節句とも言いますから、菖蒲湯に入ってリフレッシュするのも良いですね。ブログを御覧の皆様、お元気にお過ごしください! 友峰和尚より

 

「 八風吹けども動ぜず 」 渓仙

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