和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第834話 】
2015年 11月 30日 談

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11月最後の一日、愈々明日から師走を迎えます。天気予報とは違って今日は終日穏かな陽気となり、久しぶりにアトリエのお掃除をして、これからの厳寒に備え炬燵(こたつ)を設えました。幾度となく繰り返してきた光景ながら、流石に炬燵を見ると今年の終わりを感じるものです。お部屋を暖かくし足元もホッカホカの環境の中で色紙書きに専念しましたが、炬燵の暖かさは格別で心までも温まる感じで、日本古来よりの伝統的な暖房器具「炬燵」は実に優れものであると再認識しました。

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色紙書きも今後は来年の干支である「申」の絵に替わりますが、12月いっぱいは日々「申」に成り切って、凡そ二百枚の宿題を全うして行きたいと念じています。昨日のNHK 大河ドラマ「花燃ゆる」を見ましたが、番組的には不評だったの事ですが和尚は幕末激動期の国内状況を知る上で大変勉強になり、毎回の放映が待ち遠しいものでした。明治維新から大正時代を迎える約20年間の国の有り様を少しではありますが垣間見た感が有ります。時として、歴史の事実を伝えようとするとドラマとしては面白味に掛けるものだと思います。間もなくドラマは終了しますが、もっともっと、歴史の奥を知りたいと思った今回の大河ドラマでした。友峰和尚より

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