和尚のちょっといい話
法務遂行の為に大安禅寺に戻りましたが、午後からは文房流晴心会の野口翠智先生からご招待を頂き、昨晩ニューヨークから来日されたグリフィス教授と共に「花菖蒲祭華展終了・野口社中慰労ティーパーティ」に出席しました。
野口先生との御縁を頂いてちょうど40年になりますが、この間、卑山でのイベントをはじめ和尚の個展の際にも大変お世話になってきました。社中の皆様も同じく、どのお弟子さんとも約30年以上のご厚誼を頂いており、和気あいあいの楽しい時間をすごさせて頂きました。同席されたグリフィス教授は昨晩日本に到着したばかりで、時差ボケの症状を押しての参加でしたが、昨年のニューヨーク州・サラローレンス大学での個展開催以来、久しぶりの再会ということで大変に喜ばれていました。
パーティ終了後には、野口先生より御自宅へのお誘いがあり教授とお伺いしましたが、先生がお煎茶を御馳走してくださり大満足の時間を頂いたものです。なにしろ大先生自ら御手入れのお煎茶ですから、その味は言うまで有りませんね。
整然として清楚な空気感の漂うお茶室での一煎でした。ご主人とも40年のお付き合いですが、和やかなひとときでした。人との出会いほど、人生にとって奇なるものは有りません。不思議なご縁を得て、40年間、変わらぬ交友を続けて来られたことに感謝しつつ帰山致しました。
さて、明日は午前9時より、NHKのEテレ「日曜美術館」の番組の中で数分間、片岡球子先生と大安禅寺の関係が紹介されますので是非ともご覧頂ければと思います。このことも不思議なご縁でした。どうぞお見逃しなく!! 友峰和尚より