寶勝寺日誌
少林寺本堂に掲げられた扁額 「方丈」
本日は午後3時より、住職が代務されている金沢市野町・少林寺様にて「寺町寺院群をめぐる会」が開催されました。「寺町寺院群をめぐる会」は、寺町台まちづくり協議会並びに金沢市歴史建造物整備課が主催される歴史探訪の会で、昨年は同時期、寳勝寺でも開催されました。
寺町台まちづくり協議会の事務局の方より、ご挨拶のようす
真夏日のなかを約50名もの皆様が参加されており、ご挨拶に引き続き、住職が法話をされました。
少林寺の山号は「嵩岳山」ですが、禅宗の祖・達磨大師が厳しい修行をされた寺が「嵩山 少林寺」であるということや、少林寺の開山和尚様で、寳勝寺の開山でもある千岳宗仭禅師のお話、また御盆にまつわるお話など、住職は仏教と歴史、また時事を交えてわかりやすくお話されました。
法話の最後には、少林寺の寺宝として有名な梵鐘を今回特別に撞かせて頂けるということで、参加者の中から抽選で2名の方が選ばれ、お鐘を撞いて頂きました。
抽選に当たり、喜び挙手される参加者の女性です。本当に羨ましかったです!
1677年、名工・宮崎寒雉により作られた梵鐘で、美しい音色で知られています
何度も少林寺様にお伺いしていますが、本日初めて梵鐘の音を聴きました。歴史有るお鐘だと聞いて重々しい音をイメージしていましたが、実際には、澄んで清らかな高い音色でした。
寺町の歴史に触れる会に参加しますと、町のあちこちに当時の風情が残っているためかすぐに、江戸時代頃にタイムスリップしたような気持ちになります…。主催者の皆様にはいつも大変お世話になり、厚く御礼を申し上げます。また参加者の皆様、誠にお疲れ様でございました。