和尚のちょっといい話
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友峰和尚のちょっといい話 【 第4212話 】
2025年 02月 27日 談
キンギョソウをお供えいたしました
宝勝寺の春の風物詩ともなっているキンギョソウが富山市在住の卑山御檀家 額様より届き、さっそく真前にお供えいたしました。毎年春季彼岸会の前にお供物としてご恵送頂いていますが、今年は気候不順の影響を受けて開花が遅れたとの額様のお話しでした。
宝勝寺檀信徒 の 額様ご夫妻です (2021年 冬頃)
ピンクに白や黄色と本当に堂内がいっぺんに明るくなったように感じます。今年の宝勝寺の彼岸会は3月16日(日)午前10時より厳修予定となっており、キンギョソウが各々祖霊を慰めてくれるものと思います。
急に春めいてきた 本日の境内のようす
最近の 和尚の日課 雪割り作業
和尚の日々の仕事は境内や裏庭の雪割り作業となっており、この所の急激な気温の上昇で見る見る雪が融けていき本当に有りがたいことですね。先般完成した山門前の庭の白砂に波紋を描いてみましたが、こちらも植樹された木々の春芽が出るのを楽しみにしながら眺めています。
先日完成した 山門前の庭
水が湧き出るように細工されている岩と 亀石
白砂に 波紋を描いてみました
「春風福寿を生ず」や「山花開いて錦に似たり」などの禅語がありますが、春は花の季節でもあり桜の開花情報も最近になって耳にするようになっています。今年は大阪万国博覧会がまもなく開幕し「花開く萬国の春」を大いに楽しみたいものですね。お健やかにお過ごしください。友峰和尚より
「 一樹春風両般有り 南枝は暖に向かい北枝は寒 」 渓仙 書