和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4067話 】
2024年 10月 05日 談

「 七転八起 」 大安友峰 書

 

今日は何の日かと申せば皆様にはお馴染みの達磨大師(だるまだいし)の命日で、西暦528年10月5日に遷化された命日忌であり禅宗寺院に於いては「達磨忌」として追善供養の法要が厳修されます。達磨と言えば「七転び八起き」の不屈の精神を表わし縁起物として一般に親しまれており、特に選挙の際には昔から「目出達磨(めでだるま)」の勝利の縁起物として芽が出るようにと「眼入れ式」が行われて来ました。

 

 

 

中田家 墳墓開眼の御供養が修業されました

 

 

羽咋市の豊財院様 と 長らく御厚誼を頂いております 中越様御夫妻 です

久しぶりにお会いし歓談のひとときとなりました

 

 

そもそも達磨とは禅をインドから中国に伝えた禅宗の祖師「菩提達磨大師」が正式な名称で、中国嵩山少林寺の洞窟内で壁に向かって約9年間、昼夜坐禅三昧の修業生活を送りそのことから足も手も無くなったかのように感じ取って現在のような形になったと言われています。午前中に野町少林寺の御檀家・宮﨑家の7回忌祥月命日忌法要に出向きましたが、本日が達磨忌でしかも少林寺の御檀家そして故人のご親戚が「達磨堂」というお店を運営していたそうですから、なんとも達磨大師の不思議な御法縁を想った次第です。経本に「因果一如の門開け」とありますようにこの世の全ては「因、縁、果」(いんねんが)の世界ゆえに、故人の御徳のお導きを深く感じたご法要となりました。

 

いつもカフェお手伝いでお世話になっている吉井君が お母様と共にご挨拶に来てくれました

 

 

さて話題は変わりますが、今朝方、轟音とともに自衛隊の大型ヘリコプターが宝勝寺上空を通過し能登半島被災地へと向かったようですが、ニュースでは石破総理大臣が被災地の視察に訪れたとか。本当に一刻も早い災害復旧と被災者救済に全力を挙げて欲しいと只管願うばかりです。気候不順の折、くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

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