和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第4020話 】
2024年 08月 19日 談
本日は大休息日と心に決めて終日休息しようと思ったのですが、休みとなると自分の周りが急に気になりさっそく掃除と整理整頓に精を出しました。普段は法務遂行で忙しいため自分の身の回りの整理は後回しになり、ついつい整理整頓が疎かになります。特に普段から大変お世話になっている法衣などを丁寧に折りたたんでいると随分ほころびが見え、今度は縫い物作業に入る始末。それでも気持ちはどこか爽やかでいつもとはリズムも違いゆっくり出来たものです。
孫 永峰の得度式を思い出しながら
時々僧堂での修業時代を思い出しますが、「雲水(修行僧)は何でも出来なければ一人前の僧侶にはなれない」とは師匠の咤激励の言葉で、本当に有難く思っています。掃除、洗濯、裁縫、大工、料理、庭木剪定、畑仕事に山作務に等々。本当になんでもやりましたが、今思えば実に有難い修行時代でした。現在も自分の出来る事は全てこなしていますがさすがに加齢とともに何もかもが億劫になって来ました。老々介護時代と言われている現代社会ですから猶更のこと、普段より頑張って自分のことは自分で出来るように健康には十分気をつけて参りたいと思うものです。残暑厳しい日々が続いていますが皆様にはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より