和尚のちょっといい話
徳田家 亡御母堂様3回忌法要
連日猛暑が続いていますが、皆様に於かれましてはご健勝にてお過ごしの事と思います。東北地方ではゲリラ豪雨で多大な水害が発生しているとの報道で心から災害被災のお見舞いを申し上げます。このところの気象は本当に異常としか言いようの無いほど突発的に発生し地域に大きな被害をもたらしています。本日は午前中に徳田家御母堂様の3回忌祥月命日忌法要が営まれましたが、施主の方はこの度の1月元旦に発生した能登半島地震で家屋が全壊され現在も近くの家に避難し仮住まいをされているとのことでした。
卑山ふれあいパーク霊苑にご縁を頂いている方々の中には輪島市・珠洲市・能登町出身の方が多くおられ、本日の御供養の方も鳳珠郡能登町にお住まいの方で約2時間半かけて自家用車で来寺くださいましたが、道中の道路は未だに復旧が不十分で鳳珠郡は海沿いの町で有るため漁港も大きな被害を受けたとの事でした。能登半島地震からまもなく丸7ヶ月が過ぎようとしていますが現地は地震当初の姿のままで、一刻も早い災害復興を望むも地元の人達にとっては声を上げる力も無いと語っておられました。金沢市内に居住していますと次第に能登半島地震の話題が少なくなっていますが、卑山霊苑の御供養を通して今でも身近な出来事と感じており少しでも早い復興を日々願っています。
さて災害非常時の際に一番困ったのがトイレだそうで、簡易のトイレを備えておくことが大切だとも言われていました。「災害は忘れた頃にやって来る」とは昔の話で今では明日起きても不思議ではない程ですから、「備えあれば憂いなし」の格言通り先ずは簡易トイレ、飲み水、トイレットペーパー、ライト、電池、薬など日頃から常備しておきたいものです。いよいよ明日からパリ2024オリンピックが開催されますが、五色の輪が示すように世界が平和である事を切に願って止まない今日この頃です。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より