和尚のちょっといい話
昨晩はとてつもない雷の轟音(ごうおん)とともに屋根を叩きつける雨の音で時折目を覚ましましたが、朝方には雨も上がり随分と涼しくなりホッとしました。それでも日中気温は30℃を超え夏日となったものの昨日の37℃を思えば天と地ほど温度差がります。ニュースでは深夜の熱中症対策としてエアコンをかけ続け十分な睡眠をとって下さいとのことですが温度調整が難しいのも事実で、しばらくは眠れぬ夜が続きそうな気配となっています。
「 雲深くして処を知らず 」
子供達の夏休みがすでに始まっているというのに街なかに子供達の姿は少なく、いったい何処にいるのでしょうか? そう言えば先般伝燈寺に出向いた際に地元の方が「伝燈寺芋煮会のイベントに子供を集めるにも、地元2つの町内には子供が3人しかいない」と言われていたのを思い出しました。我が国の少子高齢化の加速が問題として取り沙汰されていますが本当に身近に感じる今日この頃で、和尚の地元でも少子化の問題は深刻化を増しているようです。
和尚は昭和22年・23年・24年生まれの方々と同期で所謂“ベビーブーム”の「団塊の世代」の一人として終戦後最も多く生まれた世代で年間約270万人と最高でしたが、現在は80万人を下回る状況となっています。人口減少は日本の経済にも今後大きく影響するとの事ですが、この問題は如何ともしがたく悩ましい状況が続いていくようです。さて東京だけが人口増加と経済活性化を続けているとか、大都市集中の一極化社会が進む中、地方の少子化対策は政府に於ける喫緊の緊急課題となっているようです。友峰和尚より