和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3860話 】
2024年 03月 12日 談

めまぐるしく変わる 早春の空模様

 

1日として話題に事欠かない寳勝寺ですが、言い換えればそれだけ人との御法縁が広がりを見せているということだと大変有難く思っています。卑山に着任した12年前、会話するのは長年住み着いたネズミさんぐらいで終日寺に居ても誰も訪ねて来ない状況でしたが、現在では霊苑参詣者はじめ観光客の方も境内を散策しカフェを開業している時などは外国人観光客で賑わう寺に変容し、むかし昔、和尚の大安禅寺での法話の中で「心がふれあっ寺」と称し「出会いふれあい和み合い ゆくゆくお互い拝み合い」をキャッチフレーズに「生き生き法話」を通して多くの方々と御法縁を頂いていた時のことを思い出します。

 

生き生き法話のようす(2014年) / 大安禅寺枯木堂にて

 

それとて遠い過去の話と思っていましたが、今も昔も少しも変わらない自分のライフスタンスを褒めるべきかそれとも悲しむべきか? 「友峰、いい加減にしなさいよ」って今は亡き母が言い出しそうで、父は「頑張っているね!」と言うかな?色々と想像しながら御法縁を結び続けています。

 

宝勝寺での 法話のようす (2016年頃)

 

さて本日の休息日を利用して春季彼岸会のお供え物の買い出しに出掛けましたが、あいにくの雨模様となりウォーキングを諦めて車で出発。16日に北陸新幹線が福井県敦賀駅まで延線開業となるのですが、金沢はすでに開業しているせいか福井県ほどの盛り上がりは見せていないように思います。一刻も早い能登半島の復旧を願うと共に、能登被災者支援のためにも経済の活性化を同時に願う今日この頃です。

 

 

昨日御寄進頂いた卑山六道地蔵尊の帽子とよだれかけのおかげでこのところの寒さを凌ぐことが出来、ホッコリ感じた今朝の寳勝寺霊苑風景でした。気候不順の折、くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

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