和尚のちょっといい話
大安禅寺庫裡玄関前にて
地元福井のテレビ局では、3月16日に北陸新幹線が東京駅から敦賀駅まで延線開業となり福井駅でも多くのイベントが開催予定になっていることを伝えています。能登半島地震発生から約2ヶ月が過ぎましたが、石川県では依然として避難所生活をされている方々が約1万人以上おられる中での開業となり、北陸応援割もこの8日から受付開始と聞いていますが手放しでは喜べない状況となっています。
庫裡修復に伴う 水道管埋設工事が始まりました
福井市民の和尚としては首を長くして待ちに待った北陸新幹線福井駅開業だけに、複雑な思いの中にいます。と言うのも平成23年(2011)6月、金沢寺町の寳勝寺に兼務住職として就任して以来このかた4ヶ所の寺院を今日まで法務遂行と寺院護持に当たっており、元旦に発生した能登半島地震も当時寳勝寺に在寺していて発生後すぐに兼務寺院の被害状況を視察に行き非常に緊迫したものでした。金沢を離れ福井の自坊に戻った時はずいぶんと感覚が異なり、やはり北陸新幹線延線開業の話題にも温度差を感じるものです。それでもこの度の福井駅開業は素直に喜びたいと思います。福井駅と金沢駅間が約30分で結ばれ、今後は行来の時間もかなり短縮されるだけに有難く思っています。開業まであと1週間あまりとなりましたが、地元への経済効果も大いに期待したいものですね。
さて本日も頑張って庫裡自室の私物整理移転作業をしましたが、明日の午前中に廃棄物処理業者の方が来られるというので時間を惜しんで整理に当たりました。庫裡玄関前では工事に伴う水道管埋設作業が始っておりますます慌ただしさを増して来たようです。齢七十六の身体全体から悲鳴の声が聞こえる今日この頃のようです。頑張って参りましょう!!友峰和尚より
本日発見した思い出の品 和尚のテレフォンカード