和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3710話 】
2023年 10月 14日 談
昨日に引き続き少林寺に出向き六字名号の揮毫と桐箱の落款(らっかん)捺しをしましたが、落款捺しは簡単に見えてなかなか難しい作業です。落款(墨蹟に捺す印の事)の位置や間合いなどによって、ずいぶんと作品の雰囲気が変わってしまうからです。落款自体も朱肉の色がまだらにならないように丁寧に捺さなければなりません。
「 即身即仏 」
「萬松山主」 「渓仙友峰」
六字名号の揮毫も昨日より更に気合を込め称名を唱えながら書きましたが、どうやら満足のいく字体となったようです。残墨で横額用の「仏心」「香風」の字二枚書くことが出来ました。昔から宿題ほど辛いものは有りませんでしたがやり終えると本当に嬉しく感じるものです。明後日には梱包して自坊に送付したいと思っています。
昨日に引き続き 六字名号を揮毫しました
「 佛 心 」 「 香 風 」
それにしても「書道」とは「道」の字が付くように、これまでに随分と墨蹟をして来ましたが未だに十分とは言えません! 「道」の字が付く以上、更なる努力が求められているようです。時々自分でも「ちょつと良い字が書けたかな」と実感する時がありますが、そのような体験が増えていくことを願って頑張って参りましょう!「書は体を表わす」と言いますから己事究明の一路を歩め!ですね!! 友峰和尚より