和尚のちょっといい話
大安禅寺 開山堂にて 職員が障子の張り替えをしました
小雨模様の一日となりましたが、境内の木々はさらに緑色を濃くし辺りは薄暗く、まるで深山幽谷の世界にいるような感じがしました。雨には影響されることもなく昨日に引き続き黙々と庫裡倉庫の整理に当たりましたが、ますます時間が掛かるほどに何度も休憩しながら作業を進めました。誰かに手伝ってもらったらとも思いますが、なにしろ自分のメモリアル物品ばかりなので残すものと廃棄するものとの分別に時間が掛かっており、自分で進めるしか方法は無いようです。
大安禅寺開山 大愚宗築禅師 / 開山堂
大安禅寺開基 福井藩第四代藩主・松平光通公 / 開基堂
藤田総代 と お檀家の堀江氏とともに / 松雲の間にて
志納所にて
それにしても整理中に次々と出現する思い出の品の数々には興奮さえ覚えます。懐かしいだけでなく、過去の新鮮な自分が蘇ってくる感覚が嬉しいのです。記録写真は本当に宝物です!! 誰に見て欲しいでもなく自分史の足跡ゆえに大切に思います。そして今日は、兄が大学生の頃に私が兄へ送った手紙が出てきました!兄が保存してくれていたんですね。その当時私は高校生でしたが、たどたどしい字体ながら兄を想う心の籠った内容で安堵しました。嬉しいですね!懐かしいですね!
その後も続々と昔々の父からの便りや母の写真を発見し感動しました。嗚呼!またまた整理が遅れましたが、明日も頑張って作業を続けましょう!「楽しみは 朝起き出でて 昨日まで 無かりし手紙を 発見する時」読み人知らず 友峰和尚より