和尚のちょっといい話
寺の建物をすっぽりと包む樹々
故郷の初夏の風情には癒されます!大安禅寺は周囲一帯を森林に囲まれ、しかも人里離れた小高い山の中腹に建てられているため実に静寂で気持ちが自然に落ち着くものです。それに加え寺地は約1200年前の奈良朝時代に建立された田谷寺跡(でんこくじあと)という歴史を有する霊地でもあり、自ずとノスタルジックな思いにも馳せるものです。 <※田谷寺跡でんこくじあと>
樹齢300年のもみじ 美しい新緑
著莪(しゃが) の 群生
昨晩は、大安禅寺に約30年間勤務した職員の大谷さんがこのたび退職されるという事で、家族始め職員とともに送別会の席を設けましたが、長年会計業務と和尚の法務遂行に於ける事務補佐をしてくださり、本当に感謝の気持ちで一杯です。
卑山職員 大谷さんの送別会にて
これまで卑山復興の為に多くの職員にお世話になって来ましたが、大谷さんは会計主任として最も長く勤務され、大安禅寺の会計業務においては実に綿々密密(めんめんみつみつ)にて明朗会計そのものに寺院経営に携わって来られ、おかげさまで現在、重文・諸堂修理保存工事が文化庁の指導のもと約10年の年月をかけ工事が行われています。会計はお経に通じ経営の主体でもあるだけに、立派な会計業務を遂行されて来た事を有難く思っています。
大安禅寺 庫裡倉庫整理 奮闘中!
さて本日は再び庫裡保存物移転整理に入りましたが、50年以上前から保存されてきた和尚の思い出の品々だけに整理には相当時間が掛かります。特に記録写真の量は膨大で、あまりにも多くの事業を手掛けて来たため未整理のものも多く、本当に懐かしさも手伝ってゆっくり整理しています。
海清寺僧堂に入門した頃の写真が出てきました!
倉庫が少しは片付いたかと言えばおおよその目途はついているのですが、記録の為に撮影した写真では元の木阿弥状態に見えます。整理の目途が付きましたら大安禅寺・昭和の歴史を綴る寺史作成に入りたいと願っています。友峰和尚より