和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3318話 】
2022年 09月 17日 談
酔芙蓉が咲き始めました
無事である事の今に本当に心から感謝しています。本日の午後より墓前年忌法要が営まれましたが、退院後初めて法要に出頭し身体全体の無事を確認しました。もちろん一人ではなく桂岩寺御住職に補佐をお願いしての法務遂行でしたが、確実に回復に向かいつつあることを実感しました。今しばらくは桂岩寺様に法務補佐をお願いしながら徐々に復帰して参りたく願っています。
秋空のもと 年忌の御法要が修業されました
御家族の皆様とともに
法要終了後 桂岩寺様と懇談中のようす
「何事の おわしますかは知らねども かたじけなさに 涙こぼるる」とは高僧西行法師が伊勢神宮を参拝した折に詠んだ歌だそうですが和尚も全く同じ心境で、般若心経の「摩訶般若(まかはんにゃ)」と同じくやはり眼には見えない大いなる存在が我々をお守りくださっていることに感謝する日々を過ごしていました。病室で修した日々の坐禅の心境は、ひたすら祖先の恩と父母の恩への感謝の念でいっぱいでした。病みてこそ知る多くの方々の励ましの言葉と慈愛の心に改めて深く深く心より感謝申し上げます。本当に有難うございました。「妻共に 喜び分かつ 秋高し」友峰