和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3273話 】
2022年 08月 03日 談
夏休みの孫達とともに
1ヶ月ぶりに自坊で過ごしていますが、滋賀県在住の娘家族も夏休みで3年ぶりに里帰りしており、本日はその孫達と一緒にアトリエでお茶を飲みながら歓談しました。新型コロナ感染拡大の影響でこの数年間は帰省していなかったこともあり孫達は伸び伸びと過ごしている様子で、現在進行中の工事現場を案内しましたが興味深く見学していました。
本堂修復工事現場を見学している孫たち
金沢寺院では味わえないほどアトリエを取り囲む深緑の木々の合間からの蝉しぐれには圧倒されます。普段は耳鳴りに悩まされている自分ですが、今日は耳鳴りも蝉の声にかき消されてしまったようです。夕刻の蜩(ひぐらし)の大合唱などには心から癒されました。
文化財建造物保存技術協会 現場主任の高木裕雄樹氏
さて午後より文建協の高木裕雄樹さんと工事進捗状況と今後の工程などについて懇談しましたが、全て順調に進められているとの事で大変嬉しく思っています。世界中が不安定な要素を増す中での「令和の大修理」だけに、只管工事の無事円成を日々祈っています。
猛暑日が続いている昨今ですが、8月に入りどことなくこれまでの自然の風景とは違ったように感じますが気のせいでしょうか。「日々是新たなり」ですから今のひとときを精一杯過ごして参りたく思う今日この頃です。友峰和尚より