和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3168話 】
2022年 04月 20日 談
大安禅寺 花しょうぶ園にて
初夏の風情漂う新緑の大安禅寺早朝の風景です! 真に絶景の中に身を置きますと身も心も深い安らぎを覚えるものです。是非皆様にはお出掛け頂き、この時期の大安禅寺境内を散策して頂きたいと思います。昨日は花菖蒲園苗床の整備をしましたが、朝一番に園内を見てまわり次の段取りの日時を思いながら一周しました。しばし園内東屋で瞑想しつつ人間の成長は育った環境に大きく影響を受けるものだとしみじみ感じ取ったものです。
枯木堂の横でそよぐ こいのぼり
昨日整地した 花しょうぶの苗床
早朝の 薔薇園
松雲院 の 庭
花しょうぶ園に架かる 八つ橋
和尚のアトリエから望む 新緑の景色
広大な敷地の中に約四百年前に建立された旧福井藩松平家の菩提所・大安禅寺ですが、山号が「萬松山(ばんしょうざん)」とあるように全山が赤松で囲まれており、南庭から望む美しい山並みは借景となっています。和尚の幼少期は田畑を手伝い、少年期は炭焼きや植林の仕事を手伝い、青年期には花菖蒲園を手掛け、現在は霊苑の法務に専心しています。それもこれも大安禅寺の環境が大きく影響しています。日常は広い境内の掃除から始まりましたが、今では懐かしい過去の思い出となりました。「日々新たなり」の禅語の如く、今後も生まれ育った環境に深く感謝し伸び伸びとした人生を歩んでいきたいと願う毎日です。友峰和尚より