和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3021話 】
2021年 11月 24日 談
猛風により しだれ桜がいっきに落葉
大荒れのお天気となっていますが、昨夜は一晩中強風に加え雨霰で騒々しい夜を過ごしたものです。朝になっても強風は収まらず、時折渦を巻くような風が街路樹の枯葉を吹き飛ばしていました。午前中には葬送の儀が厳修され、斎場に向かう時には雲の合間から太陽の光が差し込み眩いかぎりで故人の御徳を偲び合掌するほどでした。最近はコロナ禍に有って家族葬が主流となっていますが、導師としての勤めはなんら変わらず全身全霊で修業致しました。
寺に戻ってからは暫し休憩したのち昨日に引き続き干支色紙描きを続行しましたが、先般 (株)豊蔵組の豊蔵享一社長から頂いた手作りの「五郎島薩摩芋」をオーブントースターに入れて1時間余りじっくりと焼いたところ見事な焼き上がりと成り、さっそく頂きました。
まるまるとした 大きなサツマイモです
ほくほくあまい蜜の香りがいっぱいに広がりました
身体が凍えるほど寒い寒い一日でしたが、薩摩芋のおかげで身体も温まり力強い虎の絵が描けました。果たして薩摩芋が虎の嗜好物かどうか知る由も有りませんが、和尚にとっては少なからず元気の源となったようです。
本日の 干支色紙 「和気 豊年の兆し」
毎日法務内容が変化する昨今ですが前進あるのみです。「一日作さざれば一日食らわず」とは百丈懐海禅師の言葉なれど、今日は十分に薩摩芋を食した一日となりました。御馳走様でした! 友峰和尚より