和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第2876話 】
2021年 07月 02日 談
京都清水焼窯元「土淵陶葊(どぶちとうあん)」の陶器
寳勝寺の寺カフェで使用している抹茶碗は京都清水焼窯元「土淵陶葊(どぶちとうあん)」の陶器で、約40年以上に渡って大切に使用しています。陶葊店・会長の土淵善英氏とは和尚が花園大学に通っていた頃からのお付き合いで、よくお店を訪ねては彼の作品を鑑賞していました。現在は御子息の善亜貴氏が当主をされていますが、斬新な作品を次々に発表して人気を博しているようです。
長く愛用してきた器には愛着が有るもので少々のひび割れぐらいで廃棄するには偲びず、欠けた物もこれまで大切に保存していましたが、今回、若手工芸作家が金沢駅構内で展開しているお店「ワンダースペース」で茶碗の金継ぎをしてもらえることを知り、さっそく修復に出しました。ご覧の通り、まるで中国最古の甲骨文字のような文様に仕上がり、面白みも増して大変気に入っています。
中国最古の甲骨文字
今から約40年ほど前から少しずつ購入してきた茶碗達ですが、再び息を吹き返し、今後も大切に使用していきたいと思います。友峰和尚より
檀信徒の 北條直敬様 が来寺くださいました