和尚のちょっといい話
雪やこんこ 霰やこんこ 降っては降っては ずんずん積もる 山も野原も綿帽子かぶり 枯れ木残らず花が咲く・・・まるで童謡のような、辺り一面銀世界の景色となった土曜日の朝でした。それにしても今年の冬将軍は、いつもの年よりちょっと早めのお出ましのようです。雪も明日までとの天気予報でほっとしましたが、朝一番の雪かきは足にも腰にもどっと来ますから大変です。早速に記念の写真を撮ってみましたが、写真で見るととても綺麗に見えてなんとも幽玄な趣を醸し出しますね。
正面玄関の積雪 / 大安禅寺
とても幻想的で和尚的には気持ちの良い風景ですが、雪もこれくらいで終わればいいのですが、北陸地方は愈々これからが雪本番ですから、風流を味わっているどころでは有りませんね。油断大敵です。思えば昭和38年・56年の豪雪の時にはお寺のあらゆる建物がすっぽりと雪に埋まり、連日雪かきに追われたことを思い出します。和尚もまだ若かったので雪おろしにも対応できて来ましたが、最早これまでで、もう屋根に上る気力も体力も限界に来ています。ニュースを見ていますと、新潟などの豪雪地帯では、80歳を越えられている住民の方が屋根雪下ろしをしている姿などが映しだされますが、本当にそのご苦労が伝わってきます。さて、今日もアトリエの大掃除の続きをしましたが、次から次へと懐かしい写真や品物が出て来て、どんな宝物よりも嬉しい時間を過ごすことが出来ましたよ。昔の写真などは本当に面白いですね。これまでに撮った多くの写真も一枚一枚がその時の真を伝えてきます。何もかもが過去の事となって行きますが、整理整頓をしながらいろんな思い出に浸りながらの幸せな一日となりました。友峰和尚より