寶勝寺日誌
春の訪れ
2021年 03月 01日
令和3年も3月となり、ようやく春の訪れを実感できる毎日です。「こんなに暖かいのに、また雪が降るのかな?」と不思議に思っていた来週の天気予報の雪マークも外れ、軒下に隠しておいた植木鉢を少しずつ太陽の下へ引き出しているところです。
寳勝寺の境内に生えている アケビ です。本堂修復以前の平成25年頃までは庫裡玄関の前で育っていましたが、霊苑改葬と境内整備の際、この場所(本堂うしろ側)に移植されました。木塀に添って大きく育っています。
この時季は毎年、梅や桜の枝ばかり見ているのですが、ぐるぐる縄のようなツルからある日突然、新芽と花房がいっせいに伸びているのを発見し、「あ!」とアケビの素敵さを思い出します。
ふれあいパーク霊苑でも今、植物が次々と新芽を伸ばし、春独特の石畳の乾いた風が爽快です。ながらく修復工事をされていた承証寺様の本堂も完成し、整然と並ぶ本堂屋根瓦は一段と格調高く光っています。
沈丁花
雪の下から成長してきた スミレやスノーポール
バラの新芽が吹き始めました
依然としてコロナ禍の生活が続いていますが、植物の新芽を見ていると本当に活力が湧いてきます。3月からは寺カフェも徐々に再開することとなっていますので、新しいスタイルに合わせて工夫を凝らしながら、一歩ずつ前進していきたいと思っております。
寳勝寺中庭のヒョウタンボク