和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2722話 】
2021年 01月 29日 談

降っては融ける あられ雪

2月3日の立春を迎え本年度の「丑」の干支に替わるわけで、あと少しの干支は「子」ということになります。昨年の10月頃から描き始めた丑の干支図ですが、残すところあと2日間で本日は最後の干支描きに集中しました。

図柄は同じでも、昨年の絵と比べるとやはり随分進化したように思います。毎年600枚くらい描いていると思うのですが、描けば描くほどに微妙な線が生まれて来るもので、描こうと思って描けるものではなく自然にそうなって行くのを面白く感じ取っています。

たかが丑の図されど丑の図で、丑の心に成り切ってこその「丑図」となります。絵が上手か下手かではなく、如何に丑に成り切って描いたかが問われます。何度描いても牛さんは「もう!」「もう!」と声を上げます。

この「もう」は絵に不満なのでしょうか? それとももっともっとの「もう」なのでしょうか? どちらにしてももうこれまでに600枚ほど描いて来たのでもうこのへんで終わりにしたいと思います。友峰和尚より

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