和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第2705話 】
2021年 01月 12日 談
ようやく大雪から解放され、本日は次の寒波に備え雪割り作業をしました。「雪割り」とは残っている雪の塊をスコップで細かく割る作業のことで、そのままにしておくと雪山が凍りつき融けるのに時間が掛かってしまうからです。季節はまだ1月で、北陸の本格的な降雪期はこれからが本番故に、決して油断は出来ません! 油断で思い出し石油の補充もしました。ニュースでは石油とガソリンの間違いから火災も発生しているので要注意です。
大安禅寺 参拝車道の積雪
とにかく豪雪による事故はあらゆる方面で生じています。特に屋根雪降ろしは大変危険で、和尚も大安寺の屋根雪降ろしで何度も落下した経験があります。また屋根からの落雪に巻き込まれる事故も多発しています。屋根瓦は滑るので、積もった雪が突然いっきに落下し、軒下での除雪作業中に下敷きになり窒息死するのです。除雪機も危険で、安全装置が付いていても疲れてくると操作の判断が鈍ってきます。
自坊の状況が気になり副住職と連絡を取りましたが、以前として車道を確保するのに時間が掛かっているとか。除雪作業中の写真が送信されてきましたが、約300メートルの参拝車道の積雪は約1.2メートルほどあり、普段なら福井市や地元業者さんがすぐ除雪に来ますがそれも叶わず、副住職が除雪機を使い、加担下さった職員の方々とようやく1台分の車道を確保したとの事でした。豪雪がもたらす影響は人々の生活に甚大な被害と苦痛を与えているようです。友峰和尚より