和尚のちょっといい話
澄み切った青空のもと、日曜日ということもあって朝から観光客の方や、今、お寺では「大人の書道展」を開催しているため、関係者の方々が大勢来られていました。本当に深まりゆく晩秋の大安禅寺の風情には心も和むものです。境内では小森庭園の末政さんが今月27日に立てられる門松の準備に入っておられ、これまた毎年地元の風物詩ともなっているだけに奥様の加勢を得て着々と進められていました。来年のテーマは「遊戯三昧」です。ひつじ年にちなんで和尚が決めたものですが今年の門松にはどうやら羊さんが登場しそうな気配でした。乞うお楽しみにといった処でしょうか。さてさて、アメリカ・ニューヨークのお話も愈々終盤に入ってきましたが、緊張感の毎日、やはり息抜きが必要ということで、10月26日の夜には皆様と共に「ブルーノート」へ出かけました。アメリカと言えばジャズ。ジャズと言えばブルーノート。と言われるくらい有名なジャズクラブで、和尚も是非行ってみたいと思っていましたから、ドキドキワクワクしながらの入場でした。
「Blue Note」にて 早々と満席
食事をしながら開演を待つ
いつしか超満員の店内
Dizzy Gillespie and All stars による、素晴らしいジャズの演奏
( 撮影:住職 )
やはり本場で聞くジャズライブは格別で、アドリブを交えての演奏には一遍にリラックスしたものです。同行の皆様はと言いますと、時差ボケと不眠症で、なかには心地良く深い眠りに有った方も多多居られたとか。無理からぬ光景でした。ジャズの演奏は単に聞くのみでなく、演奏者の表情や楽器のテクニックなどには感嘆の一言でした。禅の境地に似て、メロディの中に体全体が引き込まれていくような感触は生ジャズならではの体験でしたね。東京にも「ブルーノート」があるそうですが、本場アメリカ・ニューヨークで聞くことが出来て実に幸せ気分でした。和尚の撮った写真を見ればその雰囲気が伝わること必定です。帰路、興奮冷めやらない中、再びタイムズスクエアでの記念写真となりました。つづく