和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第2574話 】
2020年 09月 03日 談
朝顔も少しずつ 秋の気配
「若いときゃ2度ない どんとやれ男なら 人のやれないことをやれ」とは歌手・水前寺清子さんの歌詞の中に有りますが、まさしく人生は一度きりだからこそ、ぐずぐずしていては埒があきません。そもそも若い時には何事も思いっきり挑戦できるのも「若きエネルギー」が漲っているからこそなのですが、残念ながら加齢とともに自分の歳を思う昨今です。
桂岩寺様とともに
人生にとって一番の宝物とは「若さ」すなわち「若さ力」で、『気力・体力・決断力の“三つの力”を「若さの魅力(三力)」と言う』とは和尚の口癖でした。そこで年寄りの「魅力 (三力) 」を考えてみますと、「見ざる」「言わざる」「聞かざる」力を養うことだと最近思うようになりました。いわゆる「何にも思わざる」境地がこそが「加齢力」を養うことだと合点するこの頃です。友峰和尚より
何にも思わざる 達磨図