和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第433話 】
2014年 11月 01日 談
仁さんの家での休息ですが、今日は、真理子さんのお勤め先であるミシガン大学と、仁さんのオフィスを訪ねました。アメリカ社会が、ベンチャー企業を育てるため色々な施設を提供していることが伝わってきます。今回の個展で使われた14個の花台や、和尚の掛軸を展示する特別な台などは全て仁さんが構える工房の制作場で作ったそうで、コンピューターを操作して自動で作る工作機械や電子関係の工房など見せてもらい、ただただ感心するばかりでした。
実際に個展会場に行った初日、以前大安禅寺で製作した掛軸台とまったく同じ製品があったのには驚きと感動を受けましたが、今日、改めて仁さんに感謝したものです。
仁さんが作ってくれた花台
美しい生け花を、引き立たせてくれました
大安禅寺の掛軸台がそのまま再現された、今回の個展用掛軸台
仁さんの工房を後にしてミシガン大学まで送ってもらい、大学内にある美術館を家内と二人で鑑賞しました。とにかくあまりにもスケールが大きく感心するばかりで、途中、地下にある学生食堂で休憩しましたが、これまた街なかにあるようなファーストフード店が多くあり、スターバックスもあって何とも不思議な感じでした。すごいですね! 学生さん達ものびのびと学んでいる感じがするし、世界中からあらゆる年齢層の人々が留学しているようで、思わず学生さんから声を掛けられる始末。アイアム、ジャパニーズ、アイキャント、スピークイングリッシュ・・・・しか言えませんでしたよ。久しぶりにアメリカの住宅街を車で走り、ようやくアメリカ感覚になってきました。仁さんのお宅は本当に素晴らしいですよ!今日もきっと真理子さんも交えて話の尽きない夕食となりそうです。友峰和尚より