寶勝寺日誌
暖かな冬です
2019年 01月 17日
1月も15日を過ぎ寒さ厳しい毎日ではありますが、近年には珍しいほどの暖冬のようにも感じています。境内を吹き抜ける風はなぜか朝から温かく、小森庭園(福井県坂井市)の末政様からご寄進頂いた門松の梅も、すでにつぼみが膨らみ始めています。寺カフェの作業で寺内を往復しているとだんだん身体が暖まり、セーターを脱いでみたり、着てみたり、用意したホッカイロも一つも使わないまま冬が過ぎていきます。
室内に飾っていた梅枝には、小さなお花が咲きました
昨年とはまったく違う気候に、草花も少々戸惑っているように思います。秋の花が咲き続け、前の葉が落ちないまま新芽が伸びてきた紫陽花など、あまり見たことのない光景です。
オダマキの新しい葉
ですが、まだ立春も過ぎておらず上空は冷え切っているのかもしれません。叩きつけるように大きなアラレが降り、さらに大きな塊となって屋根からバタバタと落ちてくると恐ろしいほどです。普段の生活にとって暖冬のほうが都合が良いのですが、周囲の音も消えるほどシンシンと降る雪が一度も見られないのは残念な気持ちであります。