和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1873話 】
2018年 10月 04日 談

雑華院様にて 華隠窟老大師様とともに

この時期の小雨模様の京都は、言葉では言い尽くせないほどのロマンを感じさせてくれます。まして大本山妙心寺山内となれば尚更の事で、塔頭寺院には幾百年の歴史の重厚さが伝わって来るように感じます。来たる12日に雑華院様の晋山式が挙行される為、本日は卑山責任役員総代の藤田通麿氏・蒔田城助氏と共に華隠窟老大師様にご挨拶に行きました。和尚が大学在学中から今日まで、華隠窟老大師様にはあらゆる面でご指導とご支援を頂いて参りました。御歳八十八歳を迎えられた今日も矍鑠(かくしゃく)として法務に現役で当たっておられ、その御姿は敬服の至りです。大安禅寺のこれまでの復興にも常に御協力、御支援を賜って参りました。また、記念式典には必ず出席して下さいました。この度、新しい住職を迎えられる事になり、卑山総代と共に心からお祝い申し上げるとともに、感謝と御礼のご挨拶をさせて頂きました。「有難や 師の恩思う 如意のあと」という世語が有りますが、和尚の現在唯一の師匠で有ります。半世紀に渡り御指導を頂いて来たおかげで今の自分が有ると思っています。

 

ご挨拶を終えて京都を後にしましたが、涙の止まらない帰路となりました。師匠の言葉を胸に、不退転の覚悟で頑張って参りたいと念じました。華隠窟老大師猊下! 本日は本当に有難う御座いました。 秋雨に 敷石清し 妙心寺

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