和尚のちょっといい話
橘曙覧 福井幕末の歌人 国学者 (1812-1868)
今朝方の福井新聞に「橘曙覧(たちばなのあけみ)の生き方子孫説く」という見出しで記事が掲載されていましたが、本日は、その橘曙覧の墓地の有る卑山に、子孫の吉田秊(みのる)氏を始めとする従妹会の皆様約30名が来寺されました。
橘曙覧 子孫の会の皆様
橘曙覧は福井の幕末の歌人で、「楽しみは 朝起き出でて 昨日まで 無かりし花の 咲ける見る時」という一句があります。平成6年6月、天皇皇后両陛下が日米親善でアメリカ合衆国を訪れた際、ホワイトハウスのレセプションの席でクリントン大統領が歓迎の言葉としてこの句を詠んだ事で一躍有名になりました。今年は没後150年を迎えるにあたり、子孫の方々が橘曙覧を偲ぶため墓参に来られました。お墓は卑山裏山200メートルほど登った杉木立の中に有り、墓参後には枯木堂で法話を催行しました。吉田氏は橘曙覧の子孫で、今年は従妹に当たる方々が全国から集まったそうです。
今日も気温がグングン上昇し、午後には34℃を超えるなかを中国からのお客様を迎えての坐禅が実施されました。本日に限り、坐禅堂の室温を26℃に保ちながらの坐禅体験となりました。
新命副住職が富山県氷見市の宝光寺様はじめ3ヶ寺の盂蘭盆会特別法話に出張したため、留守居の法務補佐役に入ったわけですが、自坊に戻ってもやはり休息は望めないようですね。それにしましても今日の坐禅体験、中国の学生さんは本当に素晴らしい若者達でした。謙虚な姿勢で坐禅に臨み、とても立派でした。また是非御来寺下さる事を願っています。友峰和尚より