和尚のちょっといい話
ご家族揃っての 霊苑でのご供養が修業されました
旧盆を目前にして、寳勝寺カフェ利用の家族連れの観光客と外国人の方が急に増えてきた感がります。ニュースではこの11日頃が交通機関がピークを迎えるとのこと、毎年恒例の里帰り風景も間もなくです。和尚も自坊の盂蘭盆会大施餓鬼法要のため明日から準備に入りますが、15日の行事の前に、お檀家さん回りの棚経(たなぎょう)を控えています。
本日も兼務寺院・少林寺お檀家様の納骨墓参と卑山ふれあいパーク霊苑にて開眼納骨の儀が執り行われました。金沢市市民墓地として野田山霊苑が有りますが、今から四百年前に加賀藩主・前田利家公の廟所が造られて以来、歴代加賀藩主の永代霊廟に隣接する形で市民墓地が今日まで併設されて来たようです。なにしろ約四百年の歴史を有する墓地だけに野田山全体の広大な敷地に何十万基もの墳墓があり、一度お参りしたぐらいでは場所が覚えられないほどです。本日は幸いにお檀家様が迎えに来て下さり安堵したものでした。
野田山墓地にて 少林寺お檀家様の 御納骨の儀
御墓参の後 寳勝寺にて
墓参後は寳勝寺に寄って下さり、ご家族の方と歓談しました。近年、先祖の墳墓にお参りされる回数も減少する傾向が見受けられるだけに、卑山ふれあいパーク霊苑のように墓参後にお寺で休憩出来る施設が市民墓地にも必要になって来ているように思えたものでした。大東亜戦争(第二次世界大戦)後、約七十年の時を経て戦没者英霊並びに祖霊供養の大切さに思いを馳せるものです。先祖の恩と父母の恩を忘れないように、日々供養を通して精進して参りたく思っています。友峰和尚より