和尚のちょっといい話
終日冷たい雨模様のお天気でしたが、来寺された観光客の皆様は寒さにもめげず大変元気な方ばかりでした。この時期は各種団体の一年の慰安旅行が多いのですが、今日は四国より高松・愛媛・香川と遠くからのお客様で、本当に和尚感激!でした。現在は副住職の代わりに「生き生き法話」を行っていますが、暫らく法話からは遠ざかっていたため、一日に二回の法話催行には体力と気力がいるものです。せっかくの旅行ですから楽しく聞いて頂くために全力を振り絞って頑張っているところです。
朝一番には元職員の荒木芳栄さんが亡き父上のお葬儀終了の挨拶に来られましたが、まもなくパリに戻るとの事、再来年の4月にはパリ郊外サンリス教会での人気作家作品展が開催され和尚も招待されている為、その打ち合わせもしました。来年は一年をかけ集中して書画作品制作に取り組もうと思っています。十一月は「霜月(しもつき)」、まったくに今日などの寒さは霜が降りる感じでしたが、外に出れないぶんアトリエで過ごす時間も長くなり、この時期を利用してせっぜと来年干支の色紙描きを始めています。生まれ故郷の大安禅寺ですから自然環境の変化には五感が敏感に反応します。反応する分、新鮮な感覚が生まれていきます。作品の良し悪しは環境にも大きく影響されますから、この時期は書画制作に持って来いなのかも知れません。
さて、皆様はいかがお過ごしでしょうか? 毎日のように年賀欠礼のはがきが送付されて来ます。はがきに記された訃報欠礼の挨拶文を見ながら、しみじみと人生の無常を感じる毎日です。どうか皆様、くれぐれも御身お大事にお過ごしください。友峰和尚より