和尚のちょっといい話
昨夜の北陸地方はひと晩じゅう強風に雷や雨あられで、皆様もよく眠れなかったのではと思います。天気予報では一級並みの寒波がやって来るとか、くれぐれもご用心頂きたいと思います。和尚の周辺でも風邪をひかれている方が多く見受けられますので、部屋を暖かくしてお過ごしください。和尚も遂に今日から炬燵を利用する事にしました。昔から「風邪は万病の元!」と言います。特に近年は高齢者の肺炎が社会問題になりつつあるようですから、十分な養生が求められているようです。
本日のご法要のようす
法要に引き続き 「楽く楽く法話」をしました
昨日は夕刻までに寳勝寺に入り、本日のご法要と「楽く楽く法話」催行の準備をしましたが、実に冷え切った本堂内はまるで「冷房」が効いているような感じでした。無理もない事ですね、お寺は多くの亡くなられた祖霊が集まる所。それを「霊亡(れいぼう)」と言うのですからね。さてこの時期のお客様へのサービスはなんといっても「暖房」ですから、しっかり暖房器具を設えて今日に備えました。それと同時に、越前和紙作家・長田和也氏より行燈が届けられており早速に部屋に飾りましたが、明かりを燈すといっぺんに温もりが部屋中に広がっていく感じがしたものです。
暖かな光の中での 法話 となりました
幾重にも繊細に漉かれた 和紙の行燈
御供養に於いては堂内に香のかおりが広がり、法話に於いては人々の笑顔と笑い声が部屋の隅々にまで広がる時、お寺が生き生きとしてきます。約四百年の歴史を有する寳勝寺ですが、多くの卑山各各祖霊もお客様と席を同じくして和尚の話に耳を傾けているような気がしたものでした。「有と無」の世界、「霊と私」の世界! 皆様はどのように捉えられていますでしょうか? 十一月も残り少なくなって来ましたが、皆様お元気にお過ごしください! 友峰和尚より
夕刻 加茂さんと 落慶法要のアルバム打ち合わせをしました