和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1539話 】
2017年 11月 04日 談

暖かい 寺カフェ 「壷中日月長」 / ㈱ココ・プランニング様より賜った胡蝶蘭がお出迎え 

連休の中日(なかび)の今日は、寺カフェをオープンすると同時にお客様が来られるという具合で終日賑わいを見せました。時折強く降って来る冷たい雨風を避ける為に、お寺での雨宿りを目的としての利用だったように思います。お寺での雨宿りほどゆっくりできる所は他に無いと思います。

「一日清閑 一日福」

和尚はカフェの手伝いと自坊から依頼のあった来年の干支色紙描きをしましたが、新命和尚より来年の「生き生き法話」のテーマを「随処作主(ずいしょにしゅとなる)」としたいとの意向で、早速干支の「戌」の絵を描きました。 皆様如何でしょうか? 

「随処作主」 平成戊戌 元旦 大安渓仙 書

最初に描いた来年の干支図ですが、これから毎日こつこつと来年の2月頃まで、凡そ300枚近く描かねばなりません。毎年この時期に翌年の干支色紙を描き始めますが、つくづく一年の過ぎゆく早さを感じるものです。つい先日まで、今年の干支である「酉」の図を描いていたように錯覚します。「随処に主となる」の禅語は、臨済宗の祖・臨済義玄禅師の言葉ですが、この語には続きがあり、「随処に主となれば、立処みな真なり」と有ります。本当に、つくづくその通りだと思います。待ったなしの人生ですから、ぐずぐずしているとあっという間に人生が終わってしまいます。和尚も常に「主体性」を持って力強く日々前進して行きたいと念じています。禅語を簡単に言えば「今を生きる」という事に尽きます。または全力疾走!とでも言いましょうか! 明日は連休最終日、お客様に対して全身全霊で対応して行きたいものです。友峰和尚より

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