和尚のちょっといい話
寳勝寺霊苑改葬工事 会議が行われました
定期会計監査の為、寳勝寺に戻りました。無住寺院対策で本山より辞令を受けて7年目に入りましたが、現在金沢市内にある臨済宗妙心寺派4カ寺の復興と後継者育成の為に努力しています。古来より寺院の収入はお檀家様の法務遂行によるお布施がその多くを占めていましたが、金沢寺院はお檀家様も極めて少なく、まして近年の少子高齢化の影響を受けてか寺離れや墓じまい、直葬といった社会現象の中での寺院の経営維持は大変困難な状態にあります。当然の事乍ら収入を確保出来ない寺院の住職は兼職を余儀なくされ、本分である宗教活動も手薄になって行ったようです。
寳勝寺の場合も同じ運命にあったようですが、積極的な寺院活用の一手段として現在は「寺カフェ」を運営し寺院復興の浄財としての収入確保に当たっています。勿論の事その「寺カフェ」の本来の目的は、現在工事が進められている「ふれあいパーク霊苑」完成時に、多くの参詣者の休息所並びに年忌法要後の団欒の場所として利用して頂くための「カフェ」でも有ります。
寳勝寺の会計監査がありました
今日は片岡経営会計事務所より定期監査を受けましたが、お経と同じく会計監査は寺院運営に於いて絶対不可欠の寺務で、いつも有り難く感謝しています。午後からは東京より㈱ココ・プランニング中本会長様・中本社長様、デザイナーの宮崎様が来られ、今後の改葬工事の説明を受けましたが、「寳勝寺ふれあいパーク改葬工事」の更なる進化が求められて行きます。何事を成すにも段取りが大切ですね。頑張って参りましょう。友峰和尚より