和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第1238話 】
2017年 01月 07日 談
一月、三連休の初日でしたが、再び寺町に賑わいが戻って来ました。午前中に本多町に有る兼務寺院「瑞光寺」に新年の諷経に行きましたが、気持ちの良いまるで早春を思わせるようなお天気の一日となりました。元日より今日まで各兼務寺院を回って御先祖供養と御祈願祈祷をして来ましたが、本当に気持ちが穏やかになるものです。
横浜より前田様ご夫婦がお正月参りに来られ、その折にも御供養の大切さをお話しさせて頂きましたが、我々がこの世に命を頂くことは真にもって不可思議なご縁であって、一時として感謝の念を離れることはありません。日本独自の言葉に「有り難し」というのが有りますがその通りで、今ここに居る事が有り難しの存在だと思うからです。「有り難う、おかげ様」の心こそ御供養の心だと思います。
さて今日はパリからのお客様もお迎えしました。以前パリで個展を開催した際に大変お世話になった高城様が、フランス人の方と金沢のお友達を伴って初めて寳勝寺に来て下さいました。当然ながら色々な話題に花が咲き、時間の過ぎゆくのを忘れてしまうくらいでした。まさしく「友遠方より来る、また楽しからずや」で、遠方は遠方でもパリですからね。
最近では寺カフェも外国からの観光客で賑わいますが、今日はフランス語が交差する午後カフェとなりました。色々なお国の方々とお話しするのは本当に楽しいものですね。「万民和楽」のご祈祷がどうやら世界に届いているような一日となりました。友峰和尚より