和尚のちょっといい話
明日より十一月「霜月」に入りますが、愈々今年もあと二カ月を残すのみとなりました。加齢と共に過ぎゆく年月が早く感ずるようになっていくのは、十九世紀フランスの哲学者ポール・ジャネーが発案した「ジャネーの法則」によって知られています。詳しくはインターネットで検索下さればよく分かります。近年は若い方でさえ、「一年が早い!」と言うくらいですから、我々に至ってはもっともっと早く感ずるものです。まさに「光陰惜しむべし」で、寸暇を惜しんで法務に精を出しているところですが、いかんせん身体が思うように言うことを聞かず、老いの虚しさを感ぜざるを得ません。今日は十月最終日ということで、少しばかりお休みしようかと怠け心を起こした途端にお客様がどっとお越しになり、休息どころか却って忙しい一日となりました。それでも本当に有り難い事だと思いました。神仏は和尚の心などすっかりお見通しなのですね。和尚に「休憩」という言葉など最早必要ないのかも知れません。そうそう、和尚の座右の銘は「今やらねばいつ出来る、俺がやらねば誰がやる」でした。自分の言った言葉には責任をもって歩んでいかねばなりませんね。
霊苑内の土中確認作業のようす
敷地全面を掘り返し、土葬墓や埋葬品が遺されていないことを確認中
次々と出土する 石 の破片
さて、皆様はその後いかがお過ごしでしょうか? お元気にしておられますか? 来年は酉年ですが、新命副住職が来年の法話テーマを「日々是好日」と決定したそうです。さっそく職員からお知らせの電話がありました。いい言葉だと思います。まもなく大安禅寺の山門に毎年恒例の門松がお目見えしますが、あと二カ月、皆様、頑張って参りましょうね。友峰和尚より
和尚特製の焼きおにぎり茶漬が人気