和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第1035話 】
2016年 06月 18日 談
テレビ金沢の番組「花のテレ金ちゃん」の中で、昨日の夕方6時40分より「新金沢小景 第611景”お寺でお茶を”」と題して寳勝寺・寺カフェが紹介されました。五木寛之さんナレーションによる地元番組でしたが、とても素晴らしい構成が成されていて嬉しく思ったものです。これまでにも各放送局より取材を受けましたが、現代寺院の新たな活用方法としての「寺カフェ」は最近、地元の方々にもかなり浸透してきている感が有ります。
和尚自身、人々が寺院とのご縁を結んで頂くための色々な方法を用いて活動してきましたが、「寺カフェ」は街なか寺院での新しい活用方法だと思っています。勿論お寺で有りますから法話も行っていますが、基本的には宗旨を問わず来寺された方々が「仏教」に直に触れて頂く事が大切かと思っています。お寺の住職の事を「ご縁さん」と呼ばれるのもそこから来たのだと思います。寺院の本尊佛とのご縁、住職とのご縁、法話とのご縁、坐禅とのご縁、写経とのご縁、お茶とのご縁、供養とのご縁などを通して仏縁が生じる事を望んでいます。
今日も自坊の大安禅寺では、地元伝統工芸作家のワークショップ「福時」や「フラダンスショー」そして夕刻には地元市民の皆様による「竹灯篭の夕べ」等が開催されています。どれも人との繋がりを結んでいく為のイベントです。心の安らぎは寺院とのご縁を結んでいくところに有るかと思います。寳勝寺の寺カフェも「お寺でお茶を頂くご縁」によって大いに心の安らぎを感じて頂きたいと願っています。友峰和尚より