和尚のちょっといい話
「花菖蒲祭」開催を目前にしての連日の花菖蒲園と薔薇園の整備ですが、最高に幸せな気分に浸れるのは仕事を終えてお風呂に入る時、お湯一面に埋め尽くされた薔薇の花びらに囲まれる瞬間です。妻が管理している薔薇園ですが、夕刻には多くの薔薇の花びらを摘んで来て、お風呂のお湯に浮かべてくれています。どう考えても「あり得ない!」至福の一時です。皆様も想像してみて下さい、和尚が薔薇の花びらに包まれて入浴しているシーンです。
※ 画像はイメージです
想像したくも無いシーンかも知れませんが、大真面目に幸せな気分になれるものです。薔薇のほのかな香りが浴室に漂い、アロマテラピー効果が十分に感じ取られます。お湯も何処と無しか薄いピンク色に染まり、心地よいものです。六月に入ると、今度は匂い菖蒲を切って来てお風呂に入れますが、こちらもまた優雅な気分に浸れます。真に贅沢な話ですが、「苦あれば楽あり」とはまさにこのことだと思います。
本日の「生き生き法話」のようす
お花の開花と共に、来山されるお客様もこのところ増えて来たように思います。お花は人々の身も心も癒してくれているようです。園内整備が進むにつれ花菖蒲の苗も一層輝きを見せ始めています。
さて、今日は朝一番にシンガポール旅行社のホームページ用動画撮影の為、坐禅の指導をしましたが、最近になって国外からの観光取材も増えて来ています。「生き生き法話」の後は、ドイツ・ベルリンからのお客様対応となりました。福井も金沢も外国人観光客が急増しています。川端康成著「美しい日本の私」を思い出していました。友峰和尚より