12月, 2024年
第4134話
師走月も間もなく半月になろうとしていますが、世界的規模での政変が起きており不穏な状況となって来ているようです。昨日はノーベル平和賞受賞式で日本被団協を代表して田中煕巳さんの演説をテレビで拝聴しましたが、演説の内容とは裏腹に世界の政治情勢は混沌を極め、核戦争勃発も一触即発の状況にあり大変危惧するものです。「勝てば官軍 負ければ賊軍」というような言葉が有りますが、末恐ろしい言葉でもあります。
本当に核だけではなく、戦争の無い平和な世界実現は夢の中だけの世界なのでしょうか。来年の干支は「巳」(み)ですが、今年の「辰」(たつ)もまたしかりでいずれも神々の化身であり世界を良き方向へ導いてくれることを念じたいと思います。
寳勝寺檀信徒 小竹家 先祖代々祖霊並びに御両親の追善菩提供養
本日は午前中、先般御逝去された卑山お檀家・小竹家御母堂様の墳墓納骨之儀が修業されました。先に本堂にて小竹家先祖代々祖霊を含め御両親の追善菩提供養が御息女お二方ご参詣のもと厳修いたしました。
霊苑奥の院 小竹家代々墓にて 納骨供養諷経をいたしました
小竹様御姉妹とともに
ご供養諷経後は応接間にてしばし故人を偲びながらの懇談の席となりましたが、小竹家と卑山との御法縁も江戸時代創建当初からの長きに渡って御法愛を頂いています。
大安禅寺にて御縁を頂いている 山田様とともに
寺内では大掃除が続いています
午後からは年末大掃除の続きを職員とアルバイトの学生さんが加担して進められました。大掃除は自身の心の掃除でもあり、丁寧にすればするほど掃除を終えた後の気分は爽快になります。大掃除の最後は庫裡になりますが綺麗にして参りましょう!皆様に於かれましてはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
第4133話
「 龍翔萬年寿 」 令和甲辰 渓仙 書
よく晴れ渡った秋空となりました。午前中に少林寺お檀家総代・中山家の月参りに出向き今年最後の諷経ということで来年の干支色紙を持参しましたが、床の間には今年の干支「辰」の色紙が額に入れて飾られており早くも主役交代で、なんとも一年の過ぎゆく早さには驚きます。
それにしましても今年の干支「辰」の色紙図は自分でも感心するくらい丁寧な色使いがなされており、昨年の力の入れようを感じ取ったものです。今年は「巳」年で一筆描きで仕上がる感じで、ずいぶんと早く描けています。干支色紙は今年で最後にしたいと思っているだけに、「巳」の図も色々な図柄にしてみようと余裕の制作となっています。
さて月参りから帰山後はすぐさま境内の融雪にともなうパイプ設置や除雪機の点検作業をしました。今日のような好天気は今後期待しようもないですから油断は禁物で、昨年同様に21日頃から北陸地方は強い冬型の気圧配置になるとの予報ですから備えあれば憂いなしです。
境内の落ち葉掃除
本堂周辺の側溝の掃除
融雪パイプと除雪機の点検整備をしました
この時季は一刻たりとも寺院を守るためのメンテナンスが欠かせませんね。この冬をクリアするのに誰がいったい苦労するかと言えば自分自身なのですから。「苦あれば楽あり」に決まっています!人生色々!和尚はヨロヨロ!なんとか頑張って参りましょう!負けてたまるか!為せば成る程じゃ! 友峰和尚より
福邦銀行金沢中央支店の堀口さんと
第4132話
大安禅寺の復興を願い約30年以上に渡り「大安和尚の生き生き法話」を通して全国から来寺くださる参詣者皆様との御法縁を結んできました。自坊での法話は新命和尚に委ね現在は金沢宝勝寺に兼務住職をして法務遂行に当たっていますが、来寺くださった方々とのご厚誼は今なお続いています。
大阪府より来寺くださいました 小村様御夫妻です
本日は約10年ぶりに摂津市より小村様御夫妻とその御友人が宝勝寺に御来寺くださり、久しく歓談させて頂きました。昨年大安禅寺にご夫婦で参詣されたそうですが和尚が不在だったとの事で、この度あらためて宝勝寺へ会いに来てくださり感謝申し上げました。
思えば和尚の法話キャッチフレーズは「出会い ふれあい 和み合い ゆくゆくお互い 拝み合い」で本当に多くの方々との御法縁を大切にしてきましたが、自坊での「生き生き法話」を終了して約十数年が経ち今では年賀状枚数の減少が示すように交流もずいぶんと減り、そんな中での小村様御夫妻の御来寺は本当に嬉しく思うものです。
先日の霊苑広報パブリシティ収録でお世話になった 西川氏とともに
昨日は福井市在住で大安禅寺金曜坐禅会に長く参禅されていた小林さんから突然ご挨拶の御電話を頂き、伺えば今年85歳になられたとか。大変お元気そうなお声で話され、こちらも懐かしくしばし歓談しました。
今が師走ということもありますが、昨今は久しくかかって来るお電話が増えているように感じます。LINEでの年末ご挨拶メッセージも増えて来ていますが、新しい出会いとともに旧交も更に深めていきたいと思う今日この頃です。友峰和尚より
第4131話
今冬 初めての降雪
「雨あられ 雪や氷とへだつれど 融くれば同じ 谷川の水」とは申せ、本日はアラレ模様から初雪が降る今冬一番の冷え込んだ日曜日の天気となりました。流石に観光客の姿も疎らで、寒さをしのぐために寺カフェを利用されていました。
午前中は昨日に引き続き干支色紙描きをアルバイトの学生さんと共に進めましたが、干支の絵柄や字体も全体的にバランスが良くなって来たように思います。毎日描き続けていることもあって筆使いにも慣れ、次第に「巳」になりきっての作業となっています。午後3時半よりふれあいパーク霊苑にて相山家の墳墓開眼納骨供養が修業され、心配された降雪も無く寒いながらも時々薄日が差し込み諷経中は風も止み、故人の御徳を偲ぶことが出来ました。
午後3時半より 墳墓開眼並納骨供養諷経を修業いたしました
読経が始まると同時に 雨が止み青空が見え始めました
今後も年忌法要並びに開眼納骨供養は大晦日まで修業予定となっており、今年最後の月でも有りいっそう緊張感をもって丁寧なご供養対応をしています。自坊からは年賀はがきが完成したとの連絡があり益々年末であることを実感しました。年々枚数も減少傾向に有る年賀状ですが、御家族皆様のご健勝を祈念しながら準備に入りたいと思っています。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
第4130話
今年の冬は10年に一度の大雪になるとの気象庁の予報ですが、当たらない事を祈るばかりです。今日なども日中気温が5℃ですから、じっとしていると足元から冷え込んできます。
昨日に引き続き庫裡2階部屋の整理整頓と掃除をしましたが、手が冷たくなり身体も寒さのためか動作が鈍くなりがちで、時々休憩しながら温かい飲み物を補給しての作業となりました。整理整頓中には色々な発見があるもので、ずいぶん昔に書いた色紙の字などもいま改めて見てみると中々どうして「お気に入り箱」にでも永久保存しておきたい気持ちになるものです。「字は体を現す」と言われていますが、字の勢いや書体を見ていると当時の若さが伝わってくるようで、「書道」の面白さを感じ取ります。
午前中で大方の整理と掃除を終え、午後からはアルバイトの学生さんに加担してもらい干支色紙描きに専念し約25枚ほど描き上げました。毎年の目標は全体で500枚くらいですからまだまだゴールには程遠いようで、更に頑張って参りましょう。
年内にお届けしている方々から御礼のお電話やラインメッセージを頂き始めていますが、皆様が一年息災で元気な声を拝聴させて頂く時が一番嬉しく感じます。年末の干支色紙描きも約40年近く続けて参りましたが今年で終了したいと思います。
さて明日8日はお釈迦様がお悟りを開かれた「成道会(じょうどうえ)」で、全国の臨済宗の各専門道場ではこの1週間を蝋八接心会(ろうはつせっしんえ)と称して不眠不休の修行が行われています。和尚も明日午前1時より坐禅をして成道会を迎えたいと思います。友峰和尚より
第4129話
宝勝寺本堂内陣 と 奥位牌壇 の 大掃除
今日から本格的に年末大掃除に入りました。11月から少しずつ寺全体の掃除と整理整頓を開始しましたが、それでも掃除箇所は次々に発生するものです。毎日のごみの量を見れば如何に人の出入りが激しいか一目瞭然ですが、ごみを減らす方法は無いものかと思案するばかりです。
本日は本堂裏の位牌壇並びに須弥壇周りを中心に、学生バイトさんの加担を得ながら進められました。和尚は庫裡倉庫の片づけに当たり結構楽しみながらの整理整頓でしたが、その際には一目瞭然に品物が分かるようにマーカーで内容物を記しながらの作業で丁寧に進めています。
母が逝去したのち遺品の整理をした際、どの箱にもきちんと品物の名前と年月日が記されており感心したことを思い出します。「断捨離(だんしゃり)」も念頭に置いての整理ながら、なかなか思い出の品が捨てられないのは昔人間だからでしょうか。さて明日も大掃除が予定されています。宝勝寺が終わり次第、少林寺に入りましょう! 友峰和尚より
第4128話
雪が降る気温の目安は2℃と言われますから週明け頃から急に気温も低下し北陸地方は雪模様となることが想定されます。冬支度には万全を期しているものの、昨年は21日から雪が降りはじめ約50センチを超える年末大雪となり日々境内の除雪に追われましたが、師走月の大雪だけは御免こうむりたいものです。
思い出される昨年末 12月22日頃の大雪
本日午前 鈴木家墳墓開眼諷経を本堂にて修業いたしました
毎日のブログは祖霊追善供養の話が続いているわけですが、本日も午前午後とも本堂での開眼納骨諷経が修業されました。ご供養諷経が終わる頃には天候も回復し墳墓納骨が無事に行われ、本当に祖霊供養の法力の不思議を覚えるものです。
午後より 岩崎家墳墓開眼諷経を修業いたしました
本日の御供養諷経に御出頭くださいました 豊財院様とともに
テレビ番組も1年を振り返る色々な出来事の特番が増えつつあり、次第に師走月を思わせる長時間の娯楽番組が組まれ気忙しさが一層増していく今日この頃となっています。和尚もこの1年を振り返り反省と共に来年に向けての計画を練りながら、現在進行中の自坊の修復工事の安全と令和8年5月に予定されている新命玄峰和尚の晋山式挙行に向けて思いを巡らせています。
(株)豊蔵組の香林氏です 年末の御挨拶に来寺くださいました
夕刻 須貝総代様御夫妻とともに
さてそろそろ来年の干支である「巳図」の掛軸制作に入らねばなりません。どうやら「勇往邁進」の状況はまだまだ続きそうな宝勝寺の師走月のようです。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
第4127話
喫茶室側の中庭の紅葉 イロハモミジとドウダンツツジ
1ヶ月の過ぎ去る早さを矢の如く感じる昨今ですが12月は猶更のことです。見る見る日々が過ぎていきますが、本日の午前10時からは竜田家納骨之儀ならびに午後1時より宮本家納骨之儀が「宙(そら)」墓前にて修行されました。
「宙(そら)」の御真前にて 納骨供養諷経を修業いたしました
午前午後とも御遺族のご家族皆様とは応接間にて御供養の茶礼をしながら故人を偲びました。本日は雨が心配されましたが時折日差しが顔を見せ、幾分暖かく感じたものでした。天気予報では明日から北陸地方は冬型の気圧配置になり気温も下がるそうで、どうやら年末は本格的な冬将軍を迎えそうな気配です。
苑内で終日行われた 庭木の雪吊り
今後も墓前での追善供養諷経が続き降雪の少ないことを願っていますが、ちなみに昨年は12月17日に初雪となり、21日から降り始めた雪は年末大雪となって幾度も境内の除雪に追われただけに只管大雪にならない事を祈るばかりです。
さて皆様は如何お過ごしでしょうか? 宝勝寺では明後日から本格的に堂内の大掃除を予定しています。昨年のブログを振り返りながら各兼務寺院の年末大掃除計画を立てていますが、今のところ順調に進められそうです。来年の干支色紙描きも昨年同様、大掃除の合間に少しずつ描いて参りましょう。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
第4126話
この時期の気温としては例年より随分と高いように思うのですが、全国的にも地域によっては約20℃近くと本当に相変わらず気候が定まらないようです。金沢各兼務寺院の降雪に対する備えは日々進めていますが、いちど大雪となればお手上げですから暖冬は有難いことです。
宝勝寺境内 の 落ち葉そうじ
昨日は造園業者の手によって卑山「ふれあいパーク霊苑」の冬支度作業が為されまた兼六公園の冬の名物「雪つり」作業も完了しているだけに、あとは大雪にならない事を祈るばかりです。昨日除雪機の整備をしたものの、和尚としては加齢と共にひと冬の境内の除雪作業が重く圧し掛かり先行きを心配ばかりしていますが、東北地方の豪雪地帯に住まわれる高齢者方々の苦労を思えば泣き言は禁物ですね。
本格的降雪を前に 除雪機の整備をしました
さて本日は久しぶりの休寺日で終日ゆっくり静養することが出来ました!本当に久しぶりでした!明日から再び法務遂行が続きますが、今年最後の月でもあり丁寧に修業して参りたく思います。「裏を見せ 表を見せて 散る紅葉」(良寛和尚)の歌のようにクルクルクルと三回転半のトリプルアクセルです!元気に参りましょう!! 友峰和尚より
第4125話
MRО北陸放送 霊苑広報のパブリシティ収録が行われました
本日午前10時よりふれあいパーク霊苑のパブリシティ収録が行われましたが、太陽の光が燦燦と輝く好日和となりました。早朝から(株)アースグリーンスタッフの皆様が墓域全体の整備に入りましたが、木々の紅葉もすっかり終わり苑内の枯れ葉の清掃と今年最後の植栽が行われている中での収録撮影となったようです。
(株)アースグリーンの方々 冬の植栽作業中
霊苑事務所スタッフの吉田さん
家族動物共葬墓 「 星 ~あかり~ 」 「 夢の輝 ~ゆめのかがやき~ 」
今年の6月には家族とペットが一緒に眠る「家族共葬墓」が新規オープンし本日の収録でもその件について触れましたが、撮影が行われている時間帯は実にタイミングよく快晴となり家族動物の霊達の喜びが伝わって来るようで、また時折小鳥の鳴き声が苑内に響き渡り冬の訪れを告げているようでした。宝勝寺境内も静かな佇まいを見せ、やはり今が師走月であることを実感するものです。
雨の日が多いなか、貴重な晴れ間のうちに撮影できました
応接間での 音声収録打ち合わせの様子
さて明日から寺内の大掃除に入りたいと計画を立てています。「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」で今年一年を振り返りながら過ごして参りたく思う今日この頃です。友峰和尚より
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