11月, 2024年

第4096話

2024-11-03

 

 

昨日の天気から一変して快晴の爽やかな日曜日の朝を迎えました。ニュースではこの度の台風21号が温帯低気圧になり全国的に線状降水帯による豪雨災害を伝えていましたが、このところの気候は本当に異常としか思えません。その原因が地球温暖化現象に因るものかオゾン層破壊の影響なのかそれとも何なのでしょうか?いずれにしても昔の気候とは違ってきたことには違いありません。近年の地震の頻発もその原因のひとつかも知れませんね。

 

令和6年度 伝燈寺里芋収穫奉納祭 / 伝燈寺本尊 釈迦如来坐像

伝燈寺  身代地蔵尊 三面大黒天

令和6年度 弁財天御祈祷祭

 

昨日は大雨のなか伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願祭が厳修されましたが、そもそも弁財天神の化身は白蛇(天竜)ゆえに雨は付き物で、大地に作物の恵みをもたらす為には水が不可欠です。

 

 

無事に奉納祭を円成して本日は宝勝寺の法務に当たりましたが、午前中には墓前年忌供養、午後からは本堂での岩瀬家御母堂様一周忌法要が厳修されました。一年を通してみても本当に爽やかで清々しい天気は数えるほどしか有りませんが、今日はまさしく秋晴れの好天気に恵まれた「文化の日」となったようです。

 

10時半より修業されました 墓前での年忌御供養諷経

 

 

午後1時より 岩瀬家御母堂様 一周忌法要

 

 

文化活動のいろいろな分野で活躍されてきた方々が文化勲章を受けられましたが、本当に授章おめでとうございます!和尚も頑張って更に宗教文化に貢献して参りたく思います。何事も継続は力なり!最後まで諦めずに頑張って参りましょう! 友峰和尚より

 

第4095話

2024-11-02

                        

令和6年度「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願祭」

 

台風21号が温帯低気圧に変わると同時に線状降水帯発生の影響を受けて地域によっては大雨となりましたが、午前中の金沢市内は比較的穏やかな朝を迎えました。

 

金沢市議会議員 清水邦彦氏の御挨拶

 

金澤伝燈寺里芋研究会会長・千田正智氏による 開式の辞

 

午前11時より御来賓の清水市議会議員、石川県農政関係者、教育機関関係者、地元里芋研究会関係者、一般参詣者がご出席くださる中、第4回「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願祭」が開始されました。恒例の親子里芋掘り体験会は雨のため延期となりましたが、この日のために掘られたお供え用の伝燈寺里芋は真前に供えられ定刻通りに厳修されました。

 

導師入堂

 

伝燈寺に連なる山の畑で収穫された伝燈寺里芋が 奉納されました

 

 

 

伝燈寺里芋奉納之偈

 

 

 

参列者全員の皆様による 御焼香

 

行事の途中ではにわかに暗雲立ち込め、まるで弁財天の化身・白龍が現れるが如きに雨が勢いを増し打ち鳴らす祈祷太鼓の音と弁財天洞窟内での振鈴の音が交差しながらの読経となりました。

 

伝燈寺弁財天御祈祷会にて 雨の中、弁財天窟へ

 

寺内では祈祷太鼓と読経の声が響く中、鈴を鳴らしながら御祈願いたしました

 

奉賛各御名前を読み上げているところです

伝燈寺里芋と 弁財天化身の白蛇にちなみ生卵をお供えしました

 

今年は桂岩寺住職、桃雲寺住職の御出頭のもと約1時間半に渡って厳粛に法要が営まれ、無事に円成することが出来ました。この度も宝勝寺檀信徒始め奉賛会各社並びに大安禅寺奉賛各社のご浄財ご支援を得て洞窟内に祀られている弁財天の真前にて健康安心、商売繁盛、五穀豊穣、社運隆盛、家内安全などの御祈祷申し上げました。毎年少しずつですがご浄財を積み立てしながら弁財天洞窟前に赤門の社を建立したいと願っています。

 

曹洞宗 高徳山桃雲寺御住職 (金沢市野田町) 九万坊大権現 高徳山 桃雲寺

曹洞宗 天祥山桂岩寺御住職 (金沢市寺町)  金沢五百羅漢 桂岩寺

 

 

 

 


 

瑞應山傳燈寺住職としての 御挨拶

 

行事の全てが完了した午後3時頃には雨も上がり穏やかな空が戻って来ましたが、やはり仏教の守護神である天部のひとつ、ヒンズー教の女神・サラスバティ(水の神様)が降臨されたものと感得致しました。伝燈寺里芋は加賀野菜として仲間入りすべく昨年に商標登録され、今後は生産量を拡大する努力が続けられていくようです。

 

御来賓並びに御参列の皆様に 伝燈寺里芋の温かい芋煮汁が振舞われました 

 

御参列くださった宝勝寺の須貝総代御夫妻と安田様、高倉様御夫妻です

 

さて季節は11月を迎え今年も残り2か月を切ってしまいました。自坊からは来年の干支「巳」の水墨画図を求められ驚くばかりです。ニュースでは年賀はがきが昨日より販売となったとか!驚き!桃の木!山椒の木!ですね。明日から頑張って来年の干支「巳(へび)」の図にトライして参りたく思います。頑張って参りましょう! 友峰和尚より

 

 

第4094話

2024-11-01

 

泉小学校2年生 「町たんけん」

 

「童心は是れ祖心に通ず」という言葉が有りますが、その意味は「子供の心はそのまま仏の当体である」ということです。本日は宝勝寺近くにある泉小学校2年生の18名の児童達が「町たんけん」という生活科学習の一環で担任の先生に導かれて来寺くださいました。

 

本尊「聖十一面観音菩薩」のことや、お寺の歴史について説明

寺カフェのこと

 

 

説明している間にも寝そべる子、そわそわする子、おしゃべりする子、じっと聞いている子などなど無邪気で天真爛漫で屈託ない子供達の姿は仏の姿です。午前10時40分に到着され、説明の後は約1時間に渡って色々な子供達からの質問に答えましたが、質問の内容はユニークなものも多くどの質問にも丁寧に答えました。

 

「どうしてこの仕事を選んだのですか?」という質問に、和尚10歳の頃の写真を見せながら説明

 

喫茶室を見学中

坐禅と、〇△□についてのお話し

 

最後に、ふれあいパーク霊苑内を見学中

 

一生懸命メモする子、上の空の子、次々に質問する子、飛び回る子など本当に自由奔放で羨ましい限りです。最後にふれあいパーク霊苑を見学したのち玄関前でお礼の御挨拶をうけましたが、なんとも可愛らしく微笑ましくてほっこりしました。

 

午後1時、伝燈寺にて

 

さて午後からは伝燈寺に出向き、明日の大祭を前に本尊佛の御真前に花や供物などを供え、弁財天洞窟前に結界のしめ縄を飾るなどして宝勝寺に帰山しました。

 

伝燈寺里芋研究会 副会長の西川さんと

 

 

 

夕刻からは桂岩寺住職ならびに桃雲寺住職、伝燈寺里芋研究会事務局の千田さん達と行事の打ち合わせをしましたが、残念ながら明日は台風の影響で大雨が予想され、親子里芋掘り体験会は延期となりました。伝燈寺里芋収穫奉納祭と弁財天祈願祭は予定通り厳修されますので是非ご参詣ください。心よりお待ち申し上げております。友峰和尚より

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