11月, 2024年
第4106話
本当に暖かい気候となっていますが、皆様に於かれましてはお元気にお過ごしでしょうか? 11月を昔の暦で「霜月」と言いますが、今のところ霜が降りるような気配がありません!これは地球温暖化現象の影響でしょうか? いずれにしても異常気象には違いないようです。
午前10時半より 小野田家御母堂様 三回忌祥月忌法要
素晴らしい秋晴れの過ごしやすいお天気となるなか、午前10時半より小野田家御母堂様3回忌祥月忌法要がご主人並びにご子息が参詣され厳かに修業され、ご宗旨は違いますが皆様には禅宗経典を一緒に読んで頂いています。
ツワブキ / ふれあいパーク霊苑
法要の大切さは計り知れませんが、報恩菩提と追善供養を修業することにより真の安心を感得出来る事が一番かと思います。また和尚は法要後の御家族との懇談の席を特に大切にしており、出来るかぎり平易に仏教についてお話しています。寺離れが進む今日において、法要の席は若年層の皆様と御法縁を結ぶ願ってもないチャンスなのかも知れません。
金沢市内より 「みどり恵寿会」の皆様が来寺くださいました
午後1時半より地元「みどり恵寿会」様、約20名の「楽く楽く法話」が催行されました。振り返るに大安禅寺を拠点にして約40年間に渡って楽しい法話を目指し「生き生き法話」と称して団体参拝客の方を対象に法話をして参りましたが、本当に勉強になったとつくづく思います。齢77歳ともなれば人生の凡その経験は積んできたつもりですが、更に多くの方と出会うことにより新たな発見があるものです。
「人生は終わりのない旅である」と言われた方がいますが、まさしくそうであると実感します。「人生は最後まで勉強」「人は皆、師である」などの言葉も含蓄のある言葉だと思います。ご参詣の皆様の元気な笑い声が堂内に響き渡った楽しいひとときとなったようです。友峰和尚より
ふじばかま / ふれあいパーク霊苑
第4105話
今朝の宝勝寺 中庭から望む青空
「天高く馬肥ゆるの秋」とはまさに今日のような日和を指すのではと、天空の澄み切った青空をしばし眺め続けました。いつもの空の青とは一味も二味も違った見事なまでの青!表現のしようもないほどの青!一機の飛行機がその青空を過ぎゆく様は絶景かな!絶景かな!でした。
澄み切った青空を渡る飛行機
午前中に瑞光寺へ出向き、午前10時半より伊藤家御尊父様の祥月忌法要を本堂で修業しました。昨日のうちに全ての準備を終えていたためスムーズに法要を営むことが出来ましたが、今後も瑞光寺の護持と復興に力を注いで参りたく念じています。
本多町 瑞光寺にて 伊藤家祥月忌法要を修業いたしました
瑞光寺の庫裡にて 伊藤家ご親族の皆様と茶礼をしました
午後より 宝勝寺本堂にて 山口家追善供養諷経
午後には鯖江市より卑山山口職員の御家族がご挨拶に来寺くださり、本堂にて先般7月に逝去されたお父様の追善供養諷経を修業しました。ご供養諷経後は応接間にて故人を偲びながら追善茶礼をし、しばしご家族とお話しさせて頂きました。
山口職員のお母様と お姉様です
故、國夫様は奥様と御一緒に大安禅寺に幾度も御参詣くださり、当時お元気だった御姿を懐かしく思い出します。今年に入り多くの大切な方々との別れに接しましたが、和尚も齢77歳と決して若くはありません。皆様とともに一日でも健康で安らかな日々を過ごして参りたいと強く念じる今日この頃となっています。どうかくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
第4104話
早朝 運動を兼ねて 霊苑奥の院の草引き
「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」とは和尚の1年を通じての座右の銘でもありますが、法務遂行で多忙を極め疲れが出てくるとその疲れを癒すために即効性があるのは掃除です。本日も朝一番に卑山霊苑奥の院の草引きに入り、爽秋の朝日を浴びながら本当に気分爽快でした。
秋のさわやかな朝陽を受けながら
指先の運動は高齢者にとっては必須課題ゆえに、草引きは指の運動には持って来いですね。もちろん竹帚きでの落ち葉掃除もしかりです。外掃除は身体全体を動かす動作が続きますから実にほどよい運動になります。草引きを終えた墓域を眺めるのはこれまた気持ちがすっきりとするものです。草引きを終え新しく作庭したオープンカフェの庭で頂くお茶は最高に癒されました。
オープンカフェの庭 小菊が咲き始めました
日常低の生活の中で誰もが抱えるストレスですが、その解消方法は人それぞれに異なると思いますが高齢者のストレスは筋力低下がその一番の原因だと思います。筋肉の低下は精神面にも大きな影響を与え消極的な行動姿勢になりかねませんから、日頃より筋トレやストレッチなどを励行して筋肉を鍛える工夫が求められています。「継続は力なり」ですから毎日掃除を励行して参りましょう!午後からは瑞光寺に出向き、明日行われる祖霊供養諷経の準備をしました。
瑞光寺 御供養諷経の準備と駐車場整備
墓域の草刈りをしました
続けて、除草剤を散布
先般の能登半島元旦地震で仏具が倒壊し破損してしまいましたが、悲観的にならずコツコツと修復していきたいと念じています。和尚自身も最早スクラップ寸前ゆえに、日々のメンテナンスが欠かせない今日この頃ですね。皆様くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
第4103話
宇都宮家御母堂様 三回忌法要
穏やかな日曜日の一日となりましたが、朝一番に少林寺お檀家中山家の月参りに出掛けたのち引き続き午前10時半より宇都宮家御母堂様の3回忌法要が修業されました。昨年の一周忌法要の際には施主である御主人も参詣されましたが、今年は御高齢ということもあり欠席され一年の重みを感じたものです。また午後1時からは岡野家3回忌法要が修業され、終日読経三昧の行となりました。
終日読経三昧の行となりました
午後1時より 岡野家3回忌法要が修業されました
ここ数年、年忌法要を依頼されるお家が増えて参りましたが住職として本当に嬉しく思っています。法要は仏教布教の場で有ると同時に参詣者皆様の安らぎの場でも有りますから、全身全霊で追善供養に臨んでいます。いつも感じるのは法要後の懇談の席で、参詣者皆様の本当に和やかな雰囲気の中でまるで故人がその場におられるような錯覚さえ覚えるものです。お釈迦様の教えは「和を以て尊しとなす」ですから当然の事なのかも知れませんが、法要の意義を知る瞬間でもあります。
15時より 墳墓開眼法要が修業されました
法務のため御出頭くださいました 豊財院様と
兵庫県より 長らく御法縁を頂いている大谷様が来寺くださいました
夕刻には安堵感も手伝ってどっと疲れが襲って来る感じですがどこか心地よさも覚えます。さて時間の合間を見ながら庭掃除に入っています。雑草も煩悩も実に無尽に生じていきますから、日々草取りと掃除を励行して参りたく思います。頑張って参りましょう。友峰和尚より
第4102話
宝勝寺 冬支度がはじまりました
朝から大忙しの土曜日となりました! いつもお世話になっている大工師による卑山玄関入口の落雪除け三角屋根の設置が始まり、いよいよ冬支度が本格的に始動しました。
玄関入口 落雪除けの三角屋根
本堂周辺の雪囲い設置の準備
最近は北陸地方の冬季間の降雪も増える傾向にあり、油断は出来ません。一度大雪になれば手も足も出なくなりますから十分な雪への備えが求められています。また午前中には坂井市丸岡町よりサワザキ佛壇店の澤崎社長が先般注文した曲禄(住職の行事用椅子)を届けてくださり、さっそく本堂に設えて見ました。
今年の盂蘭盆会行事の際に突如倒壊した曲禄でしたが、檀信徒皆様方並びに日頃からご厚誼を頂いている各企業の皆様から大変過分なる御寄進を賜りおかげさまでこの度新調することが出来ました。本当に有難く感謝申し上げております。来年の春季彼岸会から使用させて頂きたいと思っています。また行事の際に被る観音帽子もすでに京都より届いており、今後御祈祷修業の際に使用して参りたく思います。
サワザキ佛壇店 の 澤崎社長とともに
「 平安長久 」 渓仙 書
和尚は昨日に引き続き来年の干支「巳の図」を描きました。年賀状用の干支色紙を仕上げ、明日には自坊に送付する予定をしています。さて寺カフェスタッフとして地元大学生さんも新たに加わり元気な声でお部屋に御案内していましたが、お客様の大半が外国人観光客で英語を駆使しながらの接客対応となっていました。
金沢市内の片町キララ広場には早々と立派で大きなクリスマスツリーがお目見えしていました!えっ!もうクリスマスですか!本当に驚くばかりです。クリスマスは孫・永峰の誕生日でもありハッピーバースデーとメリークリスマスで全くに目出度し目出度し!です。寒さが一段と増してきました!くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
第4101話
「 平安長久 」 令和乙巳 渓仙 書
気温良し!秋風良し!気候良し!の行楽日和の一日となりましたが、満を持して来年度の干支「巳」年の年賀状用水墨画を描いてみました。毎年の十二支干支図描きは既に3周したと思いますが、今年も自坊を預かる新命和尚より依頼があり本日初めて筆を取って描いてみました。来年は「巳年」ゆえに、新命和尚曰く「蛇は脱皮し強く成長するイメージから“変化と再生と成長”という生命力を意味し新年を迎えるに当たり更に精進努力し変化を恐れず前向きに歩んで行こう!」との決意から、来年度の法話のお題を「平安長久」(へいあんちょうきゅう)としたいという事で、期待に沿えるよう頑張って描いてみたいと思います。
気温が低くなった分、ずいぶんと過ごし易くなった感じがします。今年はあまりにも長い長い猛暑日が続いたことも有って、少々寒くても和尚の気持ちは爽快です。寺カフェに来られる観光客も既にダウンジャケットを着用され、まるで真冬がやって来たような出で立ちで、外国人観光客の皆様にとってはここ数日の急激な寒さには戸惑いを隠せない様子でした。
宝勝寺檀信徒総代の北條様とともに
午前中に卑山北條総代が墓参と栃木県鹿沼市への帰路の御挨拶に来寺くださいましたが、まもなく米寿を迎えられるとのことですが笑顔が素晴らしく笑い声といいお姿といい、とてもお元気な姿には驚きます。健康の秋!元気の秋!です!今日は伝燈寺里芋の煮込みを頂きました!きっと伝燈寺弁財天神の御利益を頂けるものと有難く感謝して食しました。「オンソラソバ テイエイソワカ、オンソラソバ テイエイソワカ」弁財天神の真言です。皆様も何度も唱えてみてください!必ずご利益を頂ける事と思います。さて今後は毎日「巳」の干支図描き約500枚完成まで頑張って参ります。本当にヘビーな毎日になりそうですね。オンソラソバ テイエイソワカ! 友峰和尚より
第4100話
すっかり紅葉した境内の沙羅双樹
今日は「立冬」でまったく暦通りに朝方の気温は6℃と実に冷え込み木枯らしの吹く寒い一日となりましたが、皆様に於かれましてはお元気にお過ごしのこととお喜び申し上げます。季節は11月ですから寒さは無理もない事ですが、いっきに寒くなるのも如何なものかと体調管理に気を使います。富士山は初冠雪となったとか、北海道では雪模様とのことですから冬支度を急がねばなりません。
ニシキギ
アメリカ大統領選挙はトランプ氏が当選されたとの報道に世界各国の首脳から色々なコメントが寄せられていましたが、世界全体がカオス状況下にある今日において石破総理には子供達の未来に希望の持てる国づくりを願うばかりです。
小菊
和尚は団塊の世代ですが、約77年の人生を振り返れば終戦後の混乱時期を乗り越え高度成長期のもとで本当に充実した日々を過ごして来られたことに心から感謝するものです。特に福井市は、戦争!空襲!地震!水害!と四重苦を強いられた昭和20年代を生き抜かれた先人達の辛苦を思う時、「艱難、汝を玉にす」という言葉にすら心痛を感じます。
「禍を転じて福となす」とは言え、災難から立ち上がるためには多くの労力が伴い国家の支援や人々の協力を得て初めて復興への道筋が見えるというものです。今や日本は災害国家!石破総理には力強い国土復旧政策を実践に移して欲しいと願って止みません。さて国家安寧を切に願いながら日々法務遂行に専心して参りましょう。気候不順の折、皆様にはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
ヒメツルソバ
第4099話
「 語り尽くす山雲海月の情 」
ニュースはもっぱらアメリカ大統領選挙の動向について報道していますが、世界の経済をけん引する大国アメリカゆえの関心事でもあります。確かに日本経済の今後を占う上でも重要な選挙ですが、まずは日本政府が安定的政権になって欲しいと願っています。
午前10時半より修業されました 長谷川家の御法要
午前中に本堂にて長谷川家の年忌法要が修業され、法要後には施主の方と故人を偲びながら懇談しました。和尚も喜寿を迎え最近は同世代方々との別れが続いていますが、次第に年齢層が和尚より低くなっていく現象に驚いています。悔いのない人生を歩んで行きたいと誰もが思うわけですがなかなか自分の思うようにならないのも人生なのかも知れません。
宝勝寺総代の北條英俊様が ご挨拶に来寺くださいました
「どうすれば少しでも悔いのない人生を歩んでいけますか?」と問われれば、「今日一日の今を一所懸命に生き切る」ことでしょうか。短く言えば「今を生きる」という事だと思います。禅語に「即心即佛」と示されているように、「全身全霊で今を生きる事」が悔いを残さずに生きる秘訣なのかも知れませんね。
杉森様ご家族が来寺くださいました
一日を通して幾組かの御来客が有りますが、人それぞれに人生も思いも違いますから丁寧に対応させて頂いています。「一期一会」の言葉も加齢とともにその意味合いを深めていきます。さて月日は否応なく過ぎ去って行きますから猶更のこと今日一日を一生と心得て過ごして参りたいものですね。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
第4098話
本日、「宝勝寺ホームページ」の訪問者が100万人を越える記念すべき日となりました。今日は定期検診日で午前中に病院に出掛けていましたが、宝勝寺の須貝総代の奥様から <ちょうど100万人になりました> との写メールが有りそのことを知った次第です。併せて検診結果も良好でしたから嬉しい知らせの1日となりました。「和尚のちょっといい話」も第4000話を超え今度は5000話を目指しています。毎日ブログをご覧頂き本当に有難く感謝申し上げております。
和尚のブログは仏教の「慈悲(じひ)」の実践で、「慈」とは人々の心の平安と幸せを願い「悲」とは色々な不幸を除去することを願って書き続けています。いつも申していますが禅語に「無事是れ貴人(ぶじこれきにん)」と有るように日常の悩みや心配事も自分の心から生じるもので、「心とは何ぞや」と常に自問自答していくところに安心(あんじん)の糸口が見いだされていくものです。
いつもご厚誼頂いている豊蔵組様より 自社栽培されたサツマイモをお供えくださいました
和尚の日々の話はなんでもない日常の出来事を書き綴っているだけなのですが、第4000話を迎える事はそれだけ大きな意味を持っています。「心こそ 心迷わす心なれ 心に心 心許すな」の実践でも有ります。数字の記録が示す意味は平穏無事の時間の経過でもありますから、今後も精進してブログを書き続けて参りたく思うものです。
さて何より健康が大切だとつくづく感じます。3ヶ月定期検診のおかげで健康の無事が確認でき更なる今後の健康への関心と精進が求められていきます。健康の秋です!体作りに専心して参りましょう! 友峰和尚より
第4097話
小菊のつぼみ / 宝勝寺境内
なんと!気温が25℃を超える夏日となった金沢市内でしたが、3連休の最終日とあって多くの観光客が目立つ1日となりました。宝勝寺カフェはインバウンドの影響を受けて外国人観光客が多く利用され、「ワンダフル!ファンタスティック!」と本堂に入るなり声を声を上げていました。もちろん県外からの日本人観光客の方々もご家族で寺カフェを利用され、ゆっくり寛がれています。観光シーズンを迎え、これからは秋の紅葉が見頃を迎えていくことと思います。
午前10時より霊苑にて 小泉家墳墓開眼御供養諷経が修業されました
行事後の片付けのため 伝燈寺へ
午後からは伝燈寺の後片付けに出向きましたが、山々は紅葉が始まっており静寂の佇まいを見せる境内は本当に心が落ち着きます。弁財天洞窟の入り口に竹の結界を設置しいつの日か弁財天御堂を建設したいと願いました。
伝燈寺里芋研究会の千田さんと桝田さんとともに
いつもお手伝いに来てくれている 大学院生の菅波くんと
嗚呼!和尚ももう少し若ければとため息が出ます。金沢兼務寺院4カ寺の再興を願い今から13年前に各寺院に着任しましたが、伝燈寺の寺院護持と再建が最後の課題となっています。最近では和尚も自分の年齢との闘いになって来ており伝燈寺の再建が急がれるだけに、悠久の歴史を誇る伝燈寺弁財天神の御利益を念じ弁財天の真言「オン ソラバティエイ ソワカ」と唱えましょう! 弁財天神の御利益は財運、音楽、学問、芸能、弁論各各成就ですから、何度も何度も真言を唱えましょう!皆様も是非お参りください!! 友峰和尚より
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